毎週更新の週販記事。メディアクリエイトが情報を公開しなくなったため
新たにファミ通のデータを使っての更新となる。
ファミ通はまず水曜日の22時に、TOP10とハードの販売台数を速報として
発表し、次の日の木曜日にTOP30のソフトランキングを公開している。
今はコロナ禍で金曜日の更新となっている。
今年も残り2ヶ月半。10月3週目の昨日発表された速報では
相変わらずニンテンドースイッチが好調で、AR(拡張現実)を用いた
自宅をマリオカートのサーキットに出来るという大掛かりなタイトル
マリオカート ライブ ホームサーキットが7.3万本を売上見事初週1位となった。
日本の住宅事情ではプレイするスペースが取れないという理由で
欲しくても断念するような人が多いと思われるタイトルでありながらも、やはりこれだけの
売上を記録できるのは、マリオカートブランドの並々ならぬ強さがあるからというのは間違いない事実であろう。
更には6位に入ったmoonのプレミアムエディションも、まさかの1万越えということで
かつてカルト的な人気を誇ったタイトルが、復刻したということ自体を評価する人がこれほど多く
思い入れのあるプレイヤーがいたということにも驚嘆した次第である。
その他は任天堂のいつものタイトルのランクインとPS4で先々週に発売されたばかりの
FIFA21が唯一PS4でランクインと、年末商戦が近くなってもソフトの売上の傾向は
相変わらずのスイッチ無双という状況は変わっていなかったということになる。
このまま年末商戦も国内はスイッチ無双になるのか、それともPS5とXbox Seriesの
新作が任天堂の独走に待ったをかけるのかは蓋を開けてみるまではわからない。
TOP10は相変わらずだったランキングだが、TOP30までのランキングは新作も含めて
どうなっているのだろうか?本日発表された結果は見出しのあとで!
Sponsored Link
【ファミ通】2020年10月12日~2020年10月18日のソフトランキングTOP30
本日ファミ通で更新された、先週のソフトランキングTOP30は以下となる。
なお、ファミ通はURLを同じもので更新するため、3週ほどするとこのランキングは参照できなくなる。
出典:ゲーム販売本数ランキング 集計期間:2020年10月12日~2020年10月18日
まずは恒例の消化率。マリオカート ライブ ホームサーキットだが…
これはもしかすると任天堂の想定以上に売れている可能性があるかもしれない。
実際に走るカートについては、当然ながら量産は難しいものであると思われるため
ある程度の量を最初にまとめて作って、その在庫分を売るというやり方(任天堂ソフトの売れ方なら余裕で出来る)が
基本戦略になると思われるし、任天堂の通常の有力ソフトでも最初の出荷分は多めにして
ある程度の時間をかけて初回出荷分を売るというやり方をとっているように見える。
年末に入ってからの量産では遅いはずなので、最初に大体の売れる量を計算して
出荷を行っていると思われるので、初週からすでに40%以上売れているような消化率であると
本格的な年末商戦を迎える前に、品薄 or 品切れになってしまう可能性がある。
このタイトルを子供のクリスマスプレゼントに考えているようなお父サンタさんにおいては
今のうちに購入しておくほうが賢明かもしれない。
6位のmoonも、消化率から見るとだいたいメーカー側の予想通りといった所で
こちらも値崩れするような感じではなさそうだ。オニオンゲームスの商売がうまかったということだろう。
他に発売された新作ソフトもランクインを果たしている。
任天堂ハードにはかなり後発で参入しているエクスペリエンスのタイトルである
黄泉ヲ裂ク華がマルチでランクイン。
しかし、スイッチ版のほうがやはり売れているという状況に。エクスペリエンスも
もはやスイッチをプラットフォームとして今後外せなくなるのは間違いない。
中国のディベロッパーが制作したハードコア・メカ(HARDCORE MECHA)も
見事ランクイン。大きく売れるようなタイトルではないが、ロボット好きの琴線に触れたのだろうか。
イメージとしてはかつて大宮ソフトが制作した、ヴァルケンやガンハザードのような雰囲気が見られる。
この手のゲームは海外では受けないが、日本人には結構ウケが良かったりする。
他の部分はスイッチソフト無双ということでいつもどおり。
PS4が全体のうち5本というのも、もはや見慣れた光景。
来週にはマーベルがランク外に転落すると思われる。
スイッチの定番ソフト群の厚みを常に感じるここのところの週販である。