6月28日付けで、任天堂の第6代目の社長に就任した古川俊太郎氏


【新たな門出】任天堂の社長に、古川俊太郎氏が正式に就任。


日本どころか、世界的に見ても大きな娯楽会社として、名を馳せる任天堂の人事は

国内外で大きな注目となる。特に、岩田氏が急逝した後、君島氏が混乱に陥っていた

任天堂を立て直し、最善とも言える結果を出している以上、次の任天堂社長となる

古川氏のプレッシャーは相当なものであろうことは、容易に想像が付く。


しかし、君島社長直々に次期社長として選出された以上は、仕事は待ってはくれない。

先月の28日に行われた、株主総会で正式に古川氏の社長就任が告示されたわけだが

早速、任天堂の新社長になった古川氏に、メディアの取材などが入っている。

今回はその中で、任天堂のお膝元である京都新聞が、古川新社長に取材を行い

様々な今後の任天堂について、触れている記事があったので紹介する。


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今後の任天堂の経営について、多く言及。3DSの今後についても少し触れる

さて、今現在の任天堂のメイン事業としては、据え置き機のスイッチ、そして

DeNAなどと提携して進めている、ソシャゲへのゲームリリース。

そして、既に発売から7年以上が経過したニンテンドー3DSがある。



国内では既に2400万台以上(通常・LL・New・2DS全て含む)の販売実績があり

まさに国民機と言っても、過言ではない普及となっている。

しかし、2014年に発売したNew以降、特に基本性能が上がっているわけではなく

現在は、携帯機も兼ね備えたスイッチに徐々にシフトしていると感じる。


しかし、裸眼立体視や上下2画面の強みや、何より価格が安く入手しやすいといった

利点と、既にリリースされている多くのソフトを遊べるソフト資産もあるので

まだまだ3DSについても、現役を維持している状況である。


現時点で、携帯機にもなれるスイッチが、3DSの代わりになることも

不可能ではないため、ゲーム好きの間では、今後スイッチに注力して

3DSは徐々にフェードアウト、その後はスイッチに一本槍となるのではないか?

と言った見方もあるが、古川新社長によれば、まだ3DSの後継機などについて

色々と検討しているとのこと。京都新聞のインタビューを引用する。

発売2年目を迎えた新型家庭用ゲーム機ニンテンドースイッチについては「足元の販売は順調。野望は1人1台の普及だ」と述べ、魅力的なソフト開発を通じて実現を目指すとした。販売中の国・地域は約60に上るが、「インドや東南アジアなどがまだだ」として拡販に意欲を示した。

 発売から7年がたった携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」は「商品として長くなったが、買い求めやすさなどの面でスイッチよりも優位性はある」と説明。スイッチも持ち運びが可能だが、当面は住み分けしていくとした。後継機については「いろいろな可能性を検討している」と述べるにとどめた。

 任天堂はハード(ゲーム専用機本体)とソフトを一体で開発、販売するビジネスモデルにこだわってきた。その方向性は「今後も変わらない」としながらも、「独創的な娯楽を提案できなければ据え置き型機は不要になる」と危機感も示し、魅力的な商品開発に注力するとした。

スマホ事業の拡大についても、言及があるが、この記事では割愛する。

3DSについては、現在ソフトリリースは少ない状況であるが、やはり国内で2400万台

世界でも7300万台ほど売っている強みをまだまだ活かせると考えているということ。

完全にスイッチだけへの注力ではないことを、どう捉えるかは人それぞれではあるが

やはり、携帯機として一時代を築いた3DSにはもう少し頑張って欲しいと個人的には思っている。

後継機については、お茶を濁す形にはなっており、現時点で携帯機の次世代機を

作っているか、作っていないかの判断を下すことは当然出来ない。

スイッチが携帯機としても使える特性があるので、次の携帯機をもし作るとしても

任天堂のことなので、我々をあっと言わせるような奇抜なアイディアの

携帯機を発売してくる可能性もある。いずれにせよ、GBの時代から任天堂の

メインハード事業として展開されてきた、携帯機が今後も何かしらの形で

存続していくことは、個人的には大いに期待したいところである。


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