暦も2018年に入り、昨年2017年のゲーム業界のデータというものも

色々まとまってきている状況になりつつある。


メーカーの3Q決算は、今月末から相次いで発表されるはずだが

昨年はニンテンドースイッチという、CSゲーム業界の救世主が現れたので

ゲームソフト関連の会社は、それなりに良い数字を叩き出すのではないかと思っている。



スイッチがもたらした好調は大きく、昨年のゲーム市場の売り上げ額は

久々に前年を大きく上回る状況となり、CSゲーム業界に吉報が届いていた。


【朗報】2017年のCSゲーム業界の売り上げが、スイッチ効果で大幅に回復へ!前年を上回るのは実に11年ぶり!


この吉報をもたらしたのは、当然ながらスイッチの力が大きかったのが考えられるが

数値の上でも、任天堂ハードとPSハードでのソフトの売り上げに残酷なまでの差がついていたことが明らかとったようだ。


Sponsored Link

任天堂ハードのソフト売り上げと、SIEハードのソフト売り上げが2倍差近くまで差が開く事態に!

少し前にも、2017年のCSゲーム市場で、特にPS Vitaが壊滅的な売上になっていたことを

このブログでは取り上げた。スプラ2一本に、Vitaで出たソフトすべての売り上げを足しても

まったく及ばなかったという、あまりにも酷い話であった。


【悲報】2017年のハード別ソフト売り上げで、ファミ通にランクインしたVitaタイトルの全売り上げがスプラ2一つに蹴散らされる。


この記事で使った数値を参照したのは、ゲーム売上定点観測というブログから。

この記事でも、同じブログのデータから引用する。こちらのブログではファミ通の集計データを用いて

毎週のデータを更新しており、昨年2017年のすべての週のファミ通TOP30ランクインタイトルの

それぞれのハードごとの集計を取った数字を公開している。以下キャプチャー。


出典:2017年 ソフト売上 機種別ランキング


任天堂ハードと、SIEハードのそれぞれの数字を足していくと…

任天堂:18,051,053本 SIE:9,075,864本

まさかの、ダブルスコアに近い差がつくという残酷なまでの結果に…。

更にすごいのは、SIEハードがランクインした総ソフト数232本に対し

任天堂ハードは120タイトルと、こちらはSIEが2倍近く

ソフトがリリースされているということ。乱暴な計算で1タイトル辺りの平均で均した場合の売上本数は

任天堂が約150,425本で、SIEは約39,120本となり

いかに、PS関連でソフトが売れていないかというのも、改めて浮き彫りになったといえるだろう。


3DSが圧倒的なのは、まぁしょうがないとしても、発売一年目で普及台数にも大きく差がついているはずの

PS4とスイッチの比較でも、ソフトの売上本数差が130万本程度と、スイッチがかなりPS4に肉薄している状況である。

ちょうど、DQ11のPS4版の売上が130万本程度なので、DQ11が無かったらと思うと、PS4のソフトの売れなさが

深刻なものであるということが伺える。ソフトメーカーは本当に商売として成り立っているのか

心配にこちらがなってしまうほどのレベルで、Vitaにソフトを出していたようなメーカーが

スイッチに次の市場を求め始めているのは、已む無しといったことを感じさせる結果となっている。

今年はMHWという大きなタイトルがこれから控えてはいるが、MHW以外のソフトの売上は

今年と同じように悲惨なものになる可能性もある。つくづく、PS4の市場というのは

こういった数値でまとめてみると、不思議な市場であることを思わずにはいられない。


にほんブログ村 ゲームブログへ
にほんブログ村