5月29日にスイッチのソフトとして任天堂より発売された

今からちょうど10年前の2010年にWiiで発売されたRPGの

決定版となるゼノブレイドDE



モノリスソフトが任天堂の子会社となってから、初めて作られたゼノシリーズがこのゼノブレイドである。

同時期の競合他社のハードであったPS3・Xbox360がHD機であったのに対して、WiiはSD機ということで

画質的にHD機よりは劣る状況ではあったものの、非常に作り込まれた広大なフィールドは当時

やや停滞しつつあったJRPGというジャンルの正当進化系のタイトルとして非常に高く評価され

プレイした人からは軒並み高評価という名作となっていた。海外でもゼノブレイドクロニクルズの名前で

発売されており、海外でも高評価を受けて、海外でのゼノシリーズの知名度を大きく挙げることに貢献したタイトルになっている。


見えているところはほぼどこでも行けるという、広大なフィールドについては今も評価が高く

またその評価の高さを裏付けるように、Wii UでDL専売ソフトとしてオリジナルが配信され

初のNew3DS専用タイトルとして、3DSにも移植がされている本作。

今回は4回目の発売ということで、普通であれば流石に出しすぎとも言われるような状況であるのだが

ディフィニティブエディション…つまり決定版という名前がつけられている通り

最新のハードであるスイッチで向上した技術で再度グラフィックが描き直されていたり

更にはとあるキャラとの新たなるストーリーを体験できたりと、これを果たしてリマスターと

呼んで良いものか…といったレベルで再度作り直されているタイトルとなっている。

日本でもこれから発売された結果が、今週の週販で確認ができるようになるが

一足早く、海外の欧州市場のイギリスにおいての結果が発表されており

イギリスではゼノブレイドDEは初週1位の売り上げと好発進スタートとなったことが明らかになっている!


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『ゼノブレイドDE』がイギリスで初登場1位に!オリジナルの売り上げの2倍を記録!

欧州市場は、基本的に北米市場・日本市場についで世界3番目程度の規模のCSハードの主力市場となっている。

とはいっても、欧州の国を合わせた市場規模でそれぞれの国ごとに見ていくと、市場はかなり小さいが。

それでもCSゲームを遊ぶ層も多い市場なので、ゲームの売上を測る時に欧州市場の存在を無視することはできない。

基本的に任天堂よりPSが強いのが欧州市場の特徴であるが、日本文化を紹介して一般にも割と根付いている

フランスは任天堂が強かったりする。また、スイッチが登場してからその勢力図も均衡が取れてきている。


今回はそんな欧州市場の中でも一つのメイン市場となっているイギリスの

チャートが速報的に更新されており、初登場となったゼノブレイドDEが見事1位を獲得したことが明らかになっている。

Nintendo Switch game Xenoblade Chronicles: Definitive Edition debuts at No.1 in the UK boxed charts.

The remake of the Wii RPG sold more than double that the original managed back in August 2011. Its sales are slightly below that of the launch of 2017’s Xenoblade Chronicles 2, which arrived on Switch during the Christmas sales window.

This data only counts boxed game sales, and does not include downloads from the Nintendo eShop. All High Street games retail stores remain closed in the UK due to the COVID-19 lockdown.

こちらの記事の内容によれば、まず2011年8月に発売されたゼノブレイドクロニクルズ(海外は日本よりかなり遅れて発売)と

比べた場合に、ゼノブレイドDEはそのオリジナルの売上を2倍上回っているということ。

また英国チャートでの販売数はDL版を含まないパッケージ版だけの集計となっており

DL版が無かったWiiの頃と比べると、更にその数字は大きくなるであろうということも書かれている。

2017年のスイッチ初の年末商戦に発売されたゼノブレイド2には少しばかり及ばなかったということも

併せて書かれているが、完全新作で年末商戦だった2と比べて5月発売で更にイギリスがロックダウン中で

多くの小売店が閉まっていたことを勘案すると、いくら追加要素が多めであってもやはり

過去作品のリマスターにすぎないゼノブレイドDEがこれだけ売れたということは特筆に値すると考えているということだろう。


もちろん、ゼノブレイドはあつ森などとは違ってジワジワ多くの本数が売れるようなタイトルではないだろうが

それでも全世界を合わせれば、やはりミリオンは余裕で到達するのではないだろうか。

ゼノブレイドの海外での人気は高いので、最終的にどこまで売上が伸びるのか…

次回の任天堂の決算で、景気のいい数字が出てくることを期待したいところである。


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