セガが、1995年にACで稼働を開始させた

対戦型ロボットTPSであるバーチャロンシリーズ



稼働当時は、まるでロボットを操るかのような操縦桿を模した

ツインスティックの入力が独特で

またたく間にゲーセンでの存在感を不動のものとし

その後、SSに移植が行われ後に続編が出ることにもなった。


バーチャロンをこよなく愛するユーザーを

チャロナーというぐらいに

当時大きな流行を生み出した作品だが、セガがハードホルダーで無くなった後

次第にシリーズは縮小していき、最終的にXbox360で出た

家庭用のタイトルであったバーチャロンマーズを最後に

その後シリーズは途絶えていた状況であった。

(6月10日追記)

コメント欄にてご指摘を頂いた。パッケージとしての最後の作品は

2010年のXbox360で発売されたバーチャロンフォースが

最後となり、今回のとある魔術の禁書目録とのコラボは8年ぶりのパッケージタイトルとなる。

DL版のみでの販売を含むのであれば、PS3版マーズが2013年に発売している。


それが、昨年ユーザーにとっての歓喜の報になるかと思われた

バーチャロンの完全新作は、鎌池和馬のライトノベルである

とある魔術の禁書目録とコラボしたタイトルが発売されることとなり

元々の世界観をぶち壊すようなどちらのファンも得をしないような

コラボとなってしまった。PS4とVitaのマルチで発売されたが

初週に合算で2.8万本を売ったのが明らかになっているが

2週目には、既にランク外になってしまう状況であった。


【速報】ニンテンドースイッチの51週目は3.9万台を売り上げる!聖剣伝説2がマルチ合算で5.3万本を売り上げる!


最終的に売上は、恐らくマルチ合算でも5万本にも到達していない状況と思われ

まさに誰得のコラボを推し進めてしまったための、無残な結果という状況になっているが

更に無謀なことを、あのメーカーが行おうとしていることが明らかになった。


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体重計などでお馴染みの『タニタ』が、バーチャロン専用ツインスティックを制作するためのクラウドファンディングを開始!しかし…

今回のとある魔術の禁書目録とのコラボで、奇跡的な復活を果たした

バーチャロンであったが、ただでさえコアなファンはそこまで多いわけではないにも関わらず

コラボのせいで、更に購入者の間口が狭まってしまったことが想像に難くないセールスとなってしまった。


バーチャロンといえば、やはり操縦桿タイプのコントローラーのツインスティックであるが

このとある魔術の禁書目録に対応した、ツインスティックをあの会社が作ろうとしており

制作のためのクラウドファンディングを始めている。しかし、その目標があまりにも無謀である。

 2018年6月8日、株式会社タニタは『電脳戦機バーチャロン×とある魔術の禁書目録 とある魔術の電脳戦機』に対応するコントローラ、“ツインスティックVTX(バージョン・タニタ・エキストラ)”のクラウドファンディングプロジェクトを同日の正午よりスタートすることを発表した。本商品は『バーチャロン』シリーズの特徴である二つの操縦桿“ツインスティック”によるダイレクトな操作を実現するもので、同シリーズの原点であるアーケードゲームの興奮を家庭で完全再現するとのこと。

・クラウドファンディングページ URL
https://camp-fire.jp/projects/view/64929

中略

健康総合企業の株式会社タニタ(東京都板橋区前野町1-14-2、社長・谷田千里)は、株式会社セガゲームス(東京都品川区東品川1-39-9、社長COO・松原健二)のPlayStation®4※1用ゲームソフト「電脳戦機バーチャロン×とある魔術の禁書目録 とある魔術の電脳戦機(バーチャロン)」(以下、「とある魔術の電脳戦機」)※2に対応するコントローラー「ツインスティックVTX(バージョン・タニタ・エキストラ)」のクラウドファンディングプロジェクト(https://camp-fire.jp/projects/view/64929)を本日12時よりスタートします。本商品は「バーチャロン」シリーズの特徴である二つの操縦桿「ツインスティック」によるダイレクトな操作を実現するもので、同シリーズの原点であるアーケードゲームの興奮を家庭で完全再現します。商品自体がリターンとなる購入型のクラウドファンディングとして同日より募集を開始し、7月30日23時59分までに、支援金額1口5万5400円(税込)、合計5000口の応募を目指します。クラウドファンディングが成立した場合、リターンとなる本商品の発送は2019年5月を予定しています。クラウドファンディングを活用することで、タニタにとって新たな事業領域となるゲーム分野でのものづくりに挑戦します。


タニタはあのタニタ…すなわち、体重計やら健康に対する様々な提案を行っている

あのタニタで間違いない。なぜ、全くゲーム業界と畑違いのタニタが

バーチャロンのツインスティック制作のためのクラウドファンディングを行うのか?


それは、タニタの社長が自他ともに認めるセガマニアだからである。

元々面白ツイートをする会社として有名だが、社長がチャロナーであることが知られている。


タニタの谷田社長、チャロナーだった


自前のコントローラーを使って、社内でチャロン大会を行ってしまうほどの

セガファンであり、今回のツインスティックの制作に手を挙げたということだろう。


タニタが今までゲーム関連の商品を発売したことは、個人的に記憶が無いので

その点も不安だが、何より今回のクラウドファンディングの額と申込人数の

下限がなんとも、強気…いや、無謀すぎる。


なんと、一口5万5400円のカンパを要求し

それが5000口に達して商品化されるとのこと!

商品化する気ないだろ??

と、思わず突っ込んでしまいたくなるような目標である。

もちろんPS4版だけの対応となるので、恐らく最終的な売上的には

2万5千~3万本ぐらいの間と思われる、とある魔術の禁書目録とのコラボバーチャロンで

これだけの金額を出す人が5000人もいるのか?という疑問が誰でも湧き上がることであろう。

現時点ではクラウドファンディングのページに行くと、487人のパトロンがいるようであるが…

あと4500人以上、残り52日で集まるのだろうか?


仮にこの企画が実現したとしても、今度はPS4でこのツインスティックを他の

ゲームで使うことがあるのかという懸念も生じる。

ただでさえ、本当に久しぶりだったバーチャロンの新作だったにも関わらず

売上は振るわなかった、今回のバーチャロンの後に、セガがまた新たな

バーチャロンをPS4で出す可能性はあるのだろうか?

結局、このとある魔術の禁書目録コラボバーチャロンでしか使えないという

懸念も可能性としてかなり高そうな現状、まずは企画倒れに終わる可能性が高いのではないだろうか。

今後、どれぐらいのペースでパトロンが増えるか。時折チェックしてみたいと思う。


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