管理人がゲーム業界で使われるネタにされる言葉…すなわちよく分からない言葉を

よく分かるように解説するコンテンツの第25回目です。令和に入って早くも2回めでございますw


さて、今回のこちらのコンテンツで紹介するのはトーセです。

このコンテンツの第3回第4回で、ゲーム業界における、ディベロッパー・パブリッシャーの解説と

やや特殊な例として、株式会社ポケモンと言ったものを取り上げました。

ゲーム業界では、表に名前が出ているゲームパブリッシャー(任天堂・スクエニ・セガ・カプコンなど)が

数社あり、それらの会社の名前は一般の人にも広まっていますが、その後ろに表に名前が出てくることは

あまりない、ゲーム開発専門のディベロッパーが多数あり、その存在がゲーム業界を支えている…と言って間違いないです。


もちろん、大手のパブリッシャーが自社でゲーム開発をしているのも当たり前の話で

任天堂などは自社開発部門を社内に設けておりますが、それでもカービィのHAL研究所だったり

FEシリーズのIS(インテリジェントシステムズ)だったり、ゼノブレイドのモノリスだったり

看板タイトルであっても、全て任天堂が内製で作っていることはありません。

言うまでもなく、現代のゲーム開発にはまずはマンパワーが必要ということで、今では

大型タイトルであれば、3桁単位の規模の人員で数年開発に時間をかける…というのは普遍的な話となっています。

それ故、全てのタイトルを自社で開発するというのは任天堂ほどの企業であっても土台無理な話ということです。


というわけで、ゲームづくりには絶対に必要なゲームディベロッパー。

日本にディベロッパーが今、何社あるのか?それは管理人も知らない(同人も含めたら完全に把握している人は居ないでしょう)

ことになりますが、その日本のディベロッパーを語る上で欠かせない会社が

今回紹介するトーセという会社になるのです。


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第25回 「トーセ」とは?

ゲームディベロッパーは昔から幾つもありました。その中で有名なのは

エニックスのドラクエを開発したチュンソフトだったりですとか

女神転生などを開発したアトラス(後に両社ともパブリッシャーに。アトラスは現在SEGAに吸収)が

挙げられると思います。その中で、昔からディベロッパーとして多くのゲームを開発しながらも

まずゲーム好きでなければ、その存在すら認識されていない可能性すらある…

そんなディベロッパーが、今回紹介するトーセという会社なのです。


設立は公式ページによると1979年。ファミコンが出る前から設立されている

業界では歴史のある会社で、設立当初からアーケードゲームなどのゲーム開発を行っており

その後、アーケード、家庭用、そして現在はスマホゲーなどの開発を広く手がけており

今まで会社が関わってきたタイトルは、2017年の時点で2257タイトル以上あります。(現時点での具体的な数は不明)

日本のゲーム開発のまさに最大手と言ってもいい会社で、任天堂タイトルでも伝説のスタフィーシリーズに

関わっていることは判明しています。表立って開発しているという名前が出てくることが殆どありませんが

例えば、スパロボシリーズなどでは、トーセ開発というのが結構広く知られていて、主にPS関連で

発売されるときは、このトーセが開発していることが多いです。任天堂関連はエーアイという

会社が作っていることが多く、詳しい人の間ではトーセスパロボ、エーアイスパロボなどと

開発している会社で区別することがあります(なお、エーアイスパロボの方が全般的に評価は良い模様)

まさに日本のゲーム業界を陰で支える、縁の下の力持ちと言ったディベロッパーとなっており

トーセがなければ、開発されなかったゲームも多数あったのだろうと思われるほどの会社となっています。

ネットなどで、情報がすぐに取得できる情報過多の現代においても、トーセの名前が前面に出てくることは

ほとんどなく、今後もこの方針を続けていくのだろうと思います。何だかかっこいい会社ですねw


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