(この記事はタレコミから作成しています。情報提供ありがとうございました。)
昨日・今日とちょうど当ブログで話題にしている
ニンテンドースイッチのインディーゲーム市場。
据え置き機でありながら、携帯機にもなれるという利便性から
小粒なインディーゲームタイトルは、他の2機種に比べると
一番選ばれている実績があり、当ブログでもスイッチでのインディーゲームの
好調な売上について、幾つも記事を書いている。ゲーム売上のカテゴリの記事を
確認していただければ、こんな小さなブログが確認しただけでも相当数の
成功報告が上がっていることに、改めて驚かれることも多いと思う。
スイッチでインディーゲームが売れるということは、当然ながら開発者側にとっても
現在は周知の事実となっていて、ディベロッパー側でニンテンドースイッチでの
好調な売上について時折言及されることがある。スイッチはまさにインディーゲームの開発者にとって
ある意味一攫千金的な、夢のある市場になっていると言える。
今現在はスイッチの市場は、非常に多くのタイトルがリリースされている状況ではあり
その中で注目・売れるタイトルをリリースするには生半可なゲームでは難しい状況ともなっているが
それ故に当たれば大きい市場となる。そんな開発者にとっては夢のあるスイッチ市場で
新たにとあるDLソフトが大きな売上を記録したことが報告されている!
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スイッチ版『泥棒シミュレーター(Thief Simulator)』が70万DLされたことが明らかに!
今回スイッチでの大きな売上を記録したことを発表したのは
海外のゲームパブリッシャーでもありディベロッパーでもある
Forever Entertainmentである。
Forever Entertainmentによれば、Steamにも発売され好評を得た
ややモラル的にどうなのかとも思える泥棒シミュレーター(原題:Thief Simulator)が
スイッチだけで70万DLを突破したということを報告している。
A new milestone for the best Thief on #NintendoSwitch!
Thief Simulator – 700 000 copies sold! ??????♂? pic.twitter.com/0vZlZAFxvA— Forever Entertainment (@ForeverEntert) December 14, 2020
日本では、日本独自のゲームレーティング機構であるCEROを通さずに
DLソフト限定にはなるが幾つかの条件をクリアすると販売できるようになる
IARCレーティングを使って今月の3日に
リリースが行われたばかりのタイトルであり、現在は2000円定価のところ
1800円と10%割引での販売が行われているタイトルである。
名前の通り、泥棒をするために綿密な計画やターゲットの家の住人の行動パターンを
調べておくなどと言った、本格的(?)な作りとなっているタイトルになっている。
泥棒シミュレーターがスイッチ版だけで70万を超えたという発表というわけだが
この売上については、既に2年近く前にリリースされている海外においては
とあるからくりがあったことを日本のゲームメディア・AUTOMATONが記事にしている。
『泥棒シミュレーター』はSteamでも8600件ものレビューがついており、ヒットタイトルとも言える作品。しかしながら、70万本というのも相当な数字である。Forever Entertainmentは、今年9月下旬には60万本突破を報告しており、3か月で10万本を積み上げたようだ。ではどのように売上を積み上げたのだろうか。
実は『泥棒シミュレーター』は、派手な投げ売りがされている。Nintendo Switchタイトルの価格推移を調査するサイトeShop Priceによると、現在同作は海外向けには格安セールを展開していることがわかる。たとえばアメリカ向けには90%オフの1.99ドル(200円)で販売中。カナダ向けにも90%オフの格安価格にて販売中。ヨーロッパ向けにも、大幅割引セールを度々展開しているようだ。大規模なセールをすることで、お得感を出し数を増やす。その結果、ランキング上位に顔を出し露出が増え、売上を伸ばした形だろう。
一方で、GoNintendoは9月から12月までに売上を伸ばした理由として、日本でのリリースをあげている。12月頭に『スィーフ シミュレーター』として発売され、日本でも好調なのではないかという推測である。日本ではリリースしたばかりということもあり、大規模なセールは展開されていない。10%オフの1800円で販売されているのみだ。にもかかわらず、ニンテンドーeショップのダウンロードランキングには顔を出しており、12月15日16時現在27位にランクインしている。少なくとも日本では、値引きなしでちょっとしたヒットにはなっているようだ。国内では一年前から加藤純一氏や牛沢氏など有名インフルエンサーが同作に実況動画があげており、売上に好影響が出ているのかもしれない。
引用元: Nintendo Switch向け『泥棒シミュレーター』は同機種だけで「70万本」売っていた。推測されるからくりとは
既に先行で発売している海外においては、投げ売り的な価格が設定されて
これだけ売上を伸ばしたという話になる。確かに日本でも、スイッチで時折凄まじい割引率のタイトルが
少し話題になって、e-Shopのランキングの上位に来ることがたまに見られる(一番印象が強いのはグーニャファイター)
確かに投げ売りについては、正直ゲームの価値を自ら毀損しているような行為に見えて
個人的にはあまり好意的な印象を持っていない売り方であるが、一方で
これだけ多数のゲームが発売されているスイッチでは、生半可なやり方では埋もれてしまう
パターンが多いということも理解はできる。注目度を集めるため投げ売りを行った結果
Forever Entertainmentとしては、その結果が出たということなのだろう。
そうでなければ、70万DLを嬉々として発表することはないと思う。
また、どんなに投げ売りを行ったとしても一時的な売上は確かに出るものの
ゲームとしての出来が面白くなければ、却ってそのインパクトから忘れられてしまうリスクも有る。
先に上げたグーニャファイターは実は管理人も投げ売り時に購入はしてみたものの
ゲームとしてはそこそこの作りながらも、100円で売ってしまったインパクトのほうが勝ってしまったのか
現在ではほとんどその内容に言及しているプレイヤーは居ない状況にある。
一時的な売上で終わってしまったというのが正直な感想であり、グーニャファイターは
最初の投げ売りが失敗になってしまった例ではないかと思っている。
その点今回の泥棒シミュレーターは、日本での影響力があるYoutuberなどにも配信されていて
作り込みもきちんとされていることから、この人気を得たのだということも間違いないであろうと思われる。
いずれにせよ、メーカーとしては今後もセールを行いながらこの泥棒シミュレーターを
売っていく算段であるのだろう。やり方はともかく結果は出しているので今や
玉石混交のカオスなスイッチ市場で、売り方の一つとして参考にされるものの一つであるのかもしれない。
ほええ、海外では投げ売り状態だったんですね
SwitchのDLランキングではいつ見ても30位前後を彷徨いているので日本での人気は本物ですね!
そりゃあこのインパクトあるタイトル目に引くもんなあ
記事中でも触れましたが、いくら投げ売りで売れたからと言っても
ゲームの面白さが伴っていなければ一過性のもので終わるはずなので
この泥棒シミュレーターは、その点も評価されているのだと思います。
確かに、インモラルな題材でなかなか類似するゲームはないと思うので、この反応にも納得というものです。