今、任天堂公式での発言によれば、全世界で60カ国以上で販売されているという

ニンテンドースイッチ



世界の三大市場…すなわち、日本・北米・欧州市場ではすでに1000万台以上を

どこの地域でも販売しており、2019年2Q時点で全世界4167万台の販売を行っていることが公式で明らかにされている。

この10月~12月の3Qは元々任天堂が強い時期であるのと、新型の一つとなるLiteも

売上を伸ばすことが期待されており、この期だけで全世界でどれだけ本体台数を上乗せできるかも注目と言える。


任天堂がスイッチの販売戦略として、隣国の一つである中国に向けて

本体とソフトを販売する方向で、中国企業で、今や全世界でも最大級の

大きさを誇る会社となったテンセントと協力して

中国国内にスイッチを販売する計画を公式で発表していた。当ブログでも記事を当時書いている。


【中国進出か?】ニンテンドースイッチが中国でも販売か。テンセントが代理販売を行うと報じられる!


14億以上の人口を誇る、世界最大の国である中国は当然ながら市場としては非常に魅力的な国になる。

しかし、俗に言うチャイナリスクと言ったリスクが広く知られており、海賊版の横行などの

知財に関しての緩さについては、悪評が立っている国であり、また中国共産党による

様々な規制が多く行われていることから、海外企業が中国国内で本格的に経済活動をするのは

なかなかに厳しい状況にある国となっている。ゲーム関連はゲームハードの販売についても

規制が今まで強くかけられており、任天堂もソニーもMSも中国国内での販売については

今まで振るわなかったという現状がある。そういった規制を持つことから、中国では

ネットゲームのほうが大きく支持されており、家庭用ハードにはあまり需要が無いということになっている。


任天堂もかつてゲームハードで少し進出したことがあるが、その時は振るわず撤退を余儀なくされている。

しかし、今回のスイッチの中国進出においては、現地のIT企業最大手で、世界的にも名が知られている

テンセントに販売を任せることで、リスクを抑えた進出を行なっている状況にあり

成功すれば、中国にも任天堂の存在感を示せる上、仮に失敗したとしてもリスクは

自社で進出するよりは、かなり損失を抑えられるような展開をするであろうことは間違いない。


そのテンセントとの提携で実現した、ニンテンドースイッチの中国での発売。

あとは調整を行って、発売日がいつになるかと言った段階になっていたが

その発売日がついに決定し、正式発表となったとのこと!


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中国でのスイッチ発売日が12月10日に決定!販売価格は2099元(約32345)に決定!

というわけで、後は発売日と価格がどうなるかと言ったニンテンドースイッチの中国展開であるが

提携先のテンセントが本日、中国でのニンテンドースイッチの発売日とその価格。

そして、ソフトについての概要を発表したとのこと!以下ソース引用。

任天堂の家庭用ゲーム機スイッチが中国で10日に発売される。任天堂と提携先の中国テンセント・ホールディングス(騰訊)が4日発表した。

  発表によると、価格は2099人民元(約3万2000円)。「NEWスーパーマリオブラザーズUデラックス」を同時に発売し、その後も人気ソフトを投入する。任天堂の広報担当者によれば、2020年に10ー20タイトルの販売を目指す。携帯専用の廉価版スイッチライトの発売も準備している。  

  任天堂はテンセントと提携して当局への申請などを進めてきた。世界最大のゲーム市場である中国ではスマートフォンやパソコン向けが中心で、専用機はほとんど販売されていない。任天堂は据え置き型と携帯型の機能を兼ね備えるスイッチで市場を開拓する。

  今期(2020年3月期)のスイッチ販売目標はゲーム機本体が1800万台、ソフトは1億2500万本。発売時期が不透明だったため、今期業績予想に中国販売分は織り込んでいない。

  中国には、これまでソニーや米マイクロソフトも参入したが、販売実績はごくわずかにとどまる。任天堂も03年に中国語対応にした家庭用ゲーム機を販売し、05年には携帯型ゲーム機DSも売り出したが、成功しなかった。

任天堂公式サイトでも、株主情報のこちらのページでニュースリリースを更新している。

発表から発売までわずか一週間と、非常に電撃的な動きとなっている。

記事にもある通り、Liteの販売も行なうとのことで、中国市場でのスイッチ販売について

かなり本腰をいれて取り組むのは間違いない状況にあると言えるだろう。

日本での価格と大体同じ価格での発売だが、膨大な人口を誇る中国で、今どれだけ

このスイッチを問題なく購入できる層が居るかは不透明ではある。

それでも人口の1%が購入するだけでも軽く1000万台を超える台数の売上が期待できる市場になる。

最近は、中国の経済発展は著しいので、結構購入する人も出てくるかもしれない。


ソフトなどについては、こちらのまとめでその概要などが確認できる。

まずスーパーマリオU DXが本体に無料バンドルというなかなかお得なセットになる模様。

ソフトは、任天堂ソフトが発売直後にマリオデとマリカ8DXが比較的早い段階で発売。

その後、任天堂ソフトとしてはヨッシー・マリパ・ブレワイ・ピカブイ・マリテニエース・スタアラが

開発中ということで、順次リリースされていくようだ。日本のサードパーティーも大きなところは

大体その名を連ねている(カプコンのロゴが無かったりするが…w)

また、テンセント製のゲームや中国国内のディベロッパーのゲームなども開発されリリースされていくようだ。

キャプチャーと思われる↓の写真では、日本でもリリースされたタイトルの幾つかのロゴを見ることができる。



中国はネットなどの規制が非常に強いので、オンラインゲームなどは中国国内のみでの

接続になる模様とのことだが、中国でもある程度の数がうれれば、国内で十分回していけるだけの

販売台数を売ることは可能と言えるだろう。任天堂のIPとしてはパクリもので幾つも

中国現地で発売されたものがあるし、ポケモンなどはアニメもやっていてピカチュウなど

名前が知られているキャラクターでもあるので、チャイナリスクが抑えられれば

本体売上を決算の予測に組み込むことにもできるようになるだろう。

果たして、今回の任天堂の挑戦の結果はどうなるか?発売以降の中国での動向に注目である。


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