スーパーマリオやゼルダ、ポケモンなどの数々の強力なIPを持つ任天堂。

そのキャラクター資産の強さは、かのディズニーにも匹敵すると評価する向きもあります。


元々、ゲームのキャラクターとして生み出されたキャラクターたちは

当初は、ゲームにしかその活躍の場はありませんでしたが

前社長の岩田聡氏の時代から、任天堂は自社が持つIPをゲームだけではなく

その他の事業などにも、積極的に展開させるということを株主に向けて明言していたことがあります。

また、任天堂が持っている豊富なキャラクターIPの活用に関しても、今後はより積極的に活用していきたいと考えています。
任天堂が今のように「豊富なキャラクターIPを持っている」と言っていただけるようになった背景には、どちらかというとキャラクターの価値の毀損のリスクも大きいキャラクターIPのライセンスビジネスに対しては消極的なアプローチを採り、自社の厳選したソフトを中心に登場させることでじっくり育ててきたアプローチが、これまでのところ運良く実を結んでいる、という側面があると思います。
しかし、今後は、これまでとは方針を変えていきます。

より具体的には、自社キャラクターIPのライセンスビジネスに対して、適切なパートナーを能動的に探すことも含め、より積極的な展開を行うということです。実際に、アメリカでは、キャラクターマーチャンダイズの商品展開を、1年ほど前から積極的に展開しています。
また、これまでライセンスしないと決めていた分野、例えば、デジタル分野におけるライセンスなども、直接の競合関係ではなく、Win-Winでやっていけるものについては、例外とせずに柔軟に対応していきます。
このような活動を世界で進めていくことで、任天堂キャラクターを、ビデオゲーム・プラットフォーム以外の場でも、より多くの人の目に触れるようにしていくことを目指していきます。

これらの構想は絵に描いた餅ではなく、実際に大阪にあるUSJでニンテンドーランドといった

任天堂のキャラクターを使ったアトラクションスペースが、今現在作られていることからも

岩田社長の取り組みは本気であったことがわかります。


IPの積極活用には、他にもよく言われていることで映像化という

ジャンルにおいても、進められていると思われています。

狭い範囲ですが、3DSで見れるピクミンのショート3Dアニメを、宮本茂が制作して

配信するといった映像コンテンツもあります。


映像コンテンツにおいて、一番大きいのはやはり映画化ということになるでしょう。

規模が大きくなるので、制作費なども非常にかかりますが、成功すれば更に一般への訴求が見込めます。

任天堂のキャラクターを使った映画の話は、色々なところから噂が出ていましたが

ついに、映画化が実現する可能性が非常に高まったとの報道が行われています!


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ミニオンなどのCGアニメを制作したイルミネーション・エンターテインメントの協議が合意間近とWSJが報じる!

宮本茂も携わっていると言われるのは、任天堂の看板キャラと言っていい

スーパーマリオの映画。もはやゲームの枠すら超えている感のある

スーパーマリオのアニメ映画が、いよいよ制作される可能性が非常に強くなったとWSJが報じています。

  任天堂 は人気ビデオゲーム「スーパーマリオブラザーズ」のアニメ映画制作を巡り、ハリウッドの映画スタジオ、イルミネーション・エンターテインメントと協議しており、合意に近づいている。関係筋が明らかにした。

 人気キャラクターのマリオとルイージが実際に映画のスクリーンに登場すれば、ハリウッドの大手スタジオが結ぶライセンス契約としては数年ぶりの大型案件となる。

中略

関係筋によると、クリエイティブ面で、任天堂がどの程度関与できるかが、交渉の焦点になったもよう。スーパーマリオの生みの親として知られる宮本茂氏が交渉に関わっており、おそらく映画のプロデューサーになる見込みという。

 イルミネーションは映画化について、1年以上交渉を続けてきた。ユニバーサルのテーマパーク部門は2年前、任天堂とともに、マリオやその他のキャラクターを基にしたアトラクションの建設で合意しており、今回の映画化交渉へと発展した可能性がある。

任天堂、イルミネーションの広報担当はいずれもコメントを控えた。

 イルミネーションは コムキャスト 傘下ユニバーサル・スタジオ向けにアニメ映画を制作。これまで「ディスペカブル・ミー(邦題:怪盗グルー)」「ミニオンズ」などの人気映画を手掛けている。


※イルミネーション・エンターテインメントの作品の一つ「ミニオンズ」余談ですが、某イカゲーの武器屋の店主ににてるとか?


まだ完全に決定したわけではないですが、宮本茂自身がプロデューサーになっての

制作が行うことでの合意を探るようですから、ほぼ決まりという状況ではないでしょうか。

イルミネーションが選ばれたのは、どう考えてもユニバーサル・スタジオ繋がりなんでしょうね。


マリオの映画かと言えば、1993年に実写映画化されたのが有名ですが…。



原作の名前だけ借りたのでは?とも言われるほど、原作要素が薄い映画で

興行成績は振るわず、見た人からもあまり良い評価を得られていないB級映画です。

ただ、上記のリンクにあるとおり、リマスター版がこれから発売される予定です。

ネタにされるほどには、知名度はある映画にはなっています。

もし映画が制作されることが確定すれば、この映画のリベンジが果たせるかですね。


魔界帝国は実写でしたが、今回は3DCGアニメになると思われますから

今までのマリオ本編で表現してきたような、アクロバティックな動きのある

映画が作れるのではないかと思います。宮本茂も元々はデザイン関係で任天堂に

入社した経歴を持ちますし、映画化においては魔界帝国の二の舞いにはならないと思います。

合意が成立し、いよいよ映画を作ることが現実になれば、その時は改めて

大きなニュースになるでしょうから、今後の動きに期待したいところですね。


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