管理人がゲーム業界で使われるネタにされる言葉…すなわちよく分からない言葉を

よく分かるように解説するコンテンツの第9回目です。


今まで、8回分書いてきて、このコンテンツではゲーム業界特有の言葉だったり

とある特定のゲームの事象に対する言葉だったり、そういった言葉を解説してきました。

ゲーム業界という狭い業界でも、多数のスラングや専門の言葉があります。

しかし今回紹介する言葉は、発祥自体はゲームでありながらも別の業界

とある特定の現象を指すことに転嫁された言葉となる、スペるという

言葉について解説したいと思います!


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第9回 スペるとは?

スペるという言葉を耳で聴いただけでは、スペル…英語のスペルとか

そんな意味に捉えられる言葉です。一般的な言葉ですね。ゲーム業界ではスペルというのは

魔法そのものの意味を指すことがあります。綴はSpellですね。


しかし、今回紹介のスペルはスペる…すなわち動詞なのです。

このスペるというのは、主にスポーツ業界で使われる言葉で

怪我をすることを指します。

更に具体的にいうと、元横浜や中日の野球選手であった多村仁志選手

こう呼ばれることもあります。あまりにも故障するとスペ体質とも言われます。


このスペるの元ネタが、日本ではアイレムから1985年にファミコンでリリースされることとなった

スペランカーから来ているのです。(オリジナルは1983年に出ている洋ゲー)



スペランカーはアクションゲームであるにも関わらず、腰の高さの穴に落ちても絶命する

世界最弱候補のアクションゲームの主人公として知られています。最近では、スイッチでも後発マルチとはいえ

みんなでわいわいスペランカーといったゲームもでてましたね。



マリオなどと同じような感覚で、高いところから落ちると確実に絶命するスペランカー。

その弱さを、かの空想科学読本で有名な柳田理科雄氏が科学的に考察した記事が

電ファミニコゲーマーに記事としてアップされてもいます。


【新連載:空想科学ゲーム読本】実は卵より弱かった!『スペランカー』の死ぬほど死にやすい虚弱っぷりを柳田理科雄が検証してみた


この主人公の弱さからスペるは来ており、故障しやすいスポーツ選手が故障すると

またスペった!とか、そんな感じで、特に野球選手だと

2ちゃんねるのなんでも実況Jの住民にいじられることとなります。


ちなみに、Spelunkerという単語の正式な意味はアマチュアの(趣味やスポーツ的にする)洞窟探検家という意味です。

製作者は、アマチュアの洞窟探検家であれば、普通であれば僅かな危険でも、足元が見えなかったりなどで

驚異的な危険になりうるという危うさをすぐ死ぬことでゲームの中で表現したかったのでは…?と個人的には

推測しているのですが、さすがにそれは穿ち過ぎですか…ね?(笑)


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