2018年が始まって、節目ということで、様々なゲームメーカーや開発者などから
新年の挨拶というのが公式サイトや、ツイッターの公式アカウントなどで投稿されている。
毎日の連続には変わりはないのだが、やはり年が変わったというときには当然ながら
時候の挨拶ということで、半ば決まりごとのように行われるものではある。
新年の挨拶というのは、今年一年よろしくお願いしますといった挨拶とともに
今年一年の抱負というか、方針などをユーザーに伝えるのが通例ともなっている。
その年始の挨拶を、現在のSIEJAの最高責任者である盛田会長が行っているのだが
あのハードが完全に無かったものとして、扱われていることが露呈してしまったようだ。
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2017年の年始の挨拶にはあったVitaが、今年の挨拶ではアンタッチャブル状態に!
というわけで、早速今年2018年のSIEJAの盛田厚の挨拶を引用してみる。
「プレイステーション」ファンの皆さま
新年、明けましておめでとうございます。
この年末年始も、PlayStation®4と、PlayStation®VRをお楽しみいただき、誠に有難うございます。
PlayStation®4は、ゲームファンの方々が待っていたタイトルが多数発売されただけでなく、ファミリーやキッズに楽しんでもらえるタイトルも増え、幅広い層の皆さんに遊んでいただけているのではないかと思います。また発売から1年を迎えたPlayStation®VRも、ゲームのみならず音楽や映像といったさまざまな分野のコンテンツをお楽しみいただくことで、更にその魅力を感じてもらえているのではないでしょうか。
もっともっとゲームを楽しんでもらい、その素晴らしさを我々と一緒に伝えていただけるとうれしいです。
本年も皆さんに喜んでいただける作品を、たくさんお届けしてまいりたいと思います。
「みんなのプレイステーション」を目指して、2018年もどうぞよろしくお願いいたします。
比較のために2017年の元日に公表された、同じ盛田厚のメッセージも引用。
「プレイステーション」ファンの皆さま
新年、明けましておめでとうございます。
昨年は多くの皆さんが待ち望んでいたタイトルが「プレイステーション」で数々リリースされました。
また、この年末年始にもPlayStationR4やPlayStationRVita、そしてPlayStationRVRで楽しんでいただいていることを、とても嬉しく思います。本当にありがとうございます。
一方で、一部商品の品不足の状況が続いていることを深くお詫びいたします。2017年も「プレイステーション」ならではの体験、最高のエンタテインメントを一人でも多くの皆さまへお届けできるよう、全員で知恵を絞って汗を流し取り組んでまいります。
ワクワクするようなたくさんのタイトルが待っていますのでご期待ください。「プレイステーション」ファミリーの一員として、皆さんの更なる応援をどうぞよろしくお願いいたします。
文面はその時々の状況によって、若干変わっているが、それ以外はテンプレ的な文章だ。
その中で、2017年には明記されたVitaの存在が、今年の文章からは一切抜けていて全く存在に触れられていない。
去年はちゃんと明示されていたのだから、今年の挨拶文では要はVitaにはこれ以上注力する気が無いということの現れなのだろう。
実際に、昨年は100タイトル以上出て、その半分以下だった3DSはおろか、新ハードのスイッチにすら
全くソフト売り上げはかなわない状況であった。
【悲報】2017年のハード別ソフト売り上げで、ファミ通にランクインしたVitaタイトルの全売り上げがスプラ2一つに蹴散らされる。
こんな状況であれば、もはやVitaを切るという判断は、納得行くものであると言え
昨年、好調で今後も力を置いていきたいと語っていた盛田氏の言動は
やはり、ただのリップサービスというか、苦し紛れに出た言葉であったのだろう。
【いつ本気出す?】SIEJA盛田会長「PS Vitaは子供にリーチする重要なプラットフォーム。力を置いていきたい」
Vitaもついに先月で、発売から丸々6年が経ったわけだが、3DSに勝つことはほぼ出来ずに
ただ木っ端ソフトだけが出る市場があっただけという、虚しい結果に終わってしまった。
Vitaから生み出された新規IPなどは一つもない状況である。
今年発売されるVitaソフトは、予定ではそれなりにあるが、これはしばらく前から
作っていたので、発売せざるを得ないといったタイトルがほとんどではないだろうか。
PS4やスイッチとVitaでマルチになっているタイトルについても、やはり開発自体が
かなり前から行っていて、引くに引けないと言った状況になっているだけなのだろう。
ファーストであるSIEが早々に、ソフトを出すことをストップした時点で早晩こうなることは
火を見るより明らかであったが、ここまで存在感の無いハードになるとは個人的にも予想だにしなかった。
Vitaはせいぜい今年いっぱいで、そのゲームハードの寿命を終えるのだろう。
更に言えば、今回の盛田氏の挨拶もなんというか…色々とアレだなと思ってしまう。
まだ全世界で200万台ほどの普及しかしていないPSVRに力を入れるというのも
後のVitaと同じ道を辿るようにしか思えないし、ファミリーやキッズという表現も
なんだか気持ち悪い…。というか、それらの層に訴求するタイトルは何があっただろう…
と、ぱっと思いつかないのは管理人だけだろうか?
Vitaが無くなったことにより、更に国内での存在感は希薄になりつつあるPS界隈。
現時点では、これが巻き返せるようなヴィジョンは傍目には見えてこず
今年はどういった展開をするのかが、この挨拶からは全く見えてこないのが
今のPSの迷走を表しているのかもしれない。
出だしから最後まで突っ込みどころしかない希有な文章ですね・・・
PS持ってるのってプレイステーションファンじゃなくて
ドラクエファンなり何なりのゲームのファンでしょうに
それにファミリー層やキッズ(ってほとんど蔑称ですよね)ってそれらの層に向けたゲームだから楽しむわけじゃなく、楽しいゲームだから楽しむわけで
そうでないなら今回のいたストや太鼓みたいなことになるのが当たり前なんですよね
そしてそういう経験をすれば娯楽の選択肢としてゲーム自体を無くしてしまいます
素晴らしさを我々と一緒に伝えてほしい、に至っては何の宗教ですかという感じですが
こういう人がトップならPSの現状もさもありなんという感じです
2017年の挨拶とほとんど変わっていない所がまたなんとも…。
ファミリーとかキッズとか、もっともPS4が縁遠いユーザー層だと思うのですが
なんとか擦り寄ろうとしているところが気持ち悪いですね…。
その辺りのユーザー層はかつて切り捨てたはずだろうと…。
なんというか、面白いゲームを作ろうと努力したら全年齢層向けになった
任天堂とは真逆の考え方なんですよね。最初から○○層に売り込んでやれというのは
浅はかで軽率なやり方だと個人的には思うわけです。
トップからこのような考え方であるとすれば、SIEの凋落は起こるべくして起こった
当然の結果ということが言えそうです。現状のままではPSが再浮上することはなさそうですね。