ゲーム業界では、家庭用ゲーム機前から業務用の様々な
商品をリリースしていた、老舗の会社であるセガ。
元は1960年に創業された日本娯楽物産という会社が前身となっており
今も残るセガ(エンタープライゼス)の社名に変更になったのは1965年のことである。
それから、業務用の大型筐体などを幾つかリリースし
ファミコンが発売された1983年に、同じ8bit家庭用ゲーム機としてSG-1000をリリース。
その後はハードホルダーとして、任天堂とゲームハードのシェアを争い
最終的にドリームキャストでハード事業から撤退するまで、国内CSハード争いを盛り上げた。
ハードホルダーから離脱してからは、取って代わったCSハード全てにゲームを供給する
国内サードの大手となり、今現在もその経営方針は続いているのは周知のとおりである。
現在は、主にパチンコ・パチスロなどのアミューズメントを生業とする
サミーに2003年に買収され、2004年にセガサミーが誕生し、今現在もその経営業態が続いている。
もともとアミューズメントにも深く進出していたセガと、こちらもアミューズメント関連の
会社であるサミーの統合ともあって、CSハードだけではなく大型アミューズメント施設の経営や
筐体の製造など、今現在も手広く行っているのがセガではある。
前述の通り、アミューズメント施設の運営など大きな経営も行ってきたセガだが
最近はブームも落ち着きつつあるあの飲料を出す専門店を渋谷にオープンしたことが報じられている!
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セガが「タピオカミルクティー専門店」を渋谷に出店!
今まで大型のアミューズメント施設の運営など、ノウハウは蓄積しているはずのセガ。
そういった施設の運営は、おそらく国内でも相当なノウハウを持っていると思われるが
今度新たに渋谷に、タピオカミルクティー専門店を109内にオープンさせたことが報じられている。
セガは11月8日、渋谷109内にタピオカミルクティー専門店「ハチスタcafe」をオープンしました。とうとう“たい焼きとタピオカも手掛けるゲームメーカー”になってしまった。
出店場所は、109の8階に、同日オープンしたソーシャルライブ放送局「SHIBUYA109 LIVE TV ハチスタ」内。商品は三軒茶屋のタピオカミルクティー専門店「三茶ヤ」が監修しており、セガは店舗運営部分を担当しているとのことです。
ラインアップはタピオカミルクティーや黒糖タピオカミルクラテなど5種類で、価格帯は500~700円(税別)。今のところセガらしさはうかがえませんが、ゲームファンとしてはセガ作品とのコラボに期待してしまいます。
こういった店舗の運営も、ある程度のノウハウはあると思うが
それにしても、今はブームも一段落して落ち着いてきたタピオカミルクティーを
メインに提供する店舗とは…狙いは一体どこにあるのやら。
それにしても三茶ヤというお店の商品とは言え、ヤの文字がカップに印刷されたのは
某如くが今の主力となっているセガにとっては、なんとなく暗示めいたものが…。
もちろん、何かしらのメリットがあるから出店するのは間違いないはずなので
引用記事にもある通り、何かしらのコラボとかが予定されているのかもしれない。
ソーシャルライブ放送局のついででの出店ではあるが、そうでなければ
流石に飽和状態にあるタピオカミルクティー店を今更渋谷の一等地に出すこともあるまい。
アミューズメント運営部門の主導だとは思うが、何かしらのコラボがあることを期待したい。
まあさすがに何も考えずに突拍子もないジャンルに手を出すなんてことは無いとは思いたいですけどね。
渋谷109内に出す以上、それなりに本気度も伝わるので何かしら思惑はあるんでしょう…多分。
任天堂が大昔にベビーカーやらインスタント食品やらで大失敗したのは有名ですし、ここ数年でもユニクロが農業に参入して失敗したり、養命酒がスマホアプリに参入して失敗したりなんてこともあったので、確かに心配な気もしますが…
まぁライブスペースがメインで、カフェは併設というものですから
やや重要度は低いのかもしれませんが、それにしても…と言ったところですね。
おっしゃるとおり、任天堂は昔は食品もやってましたし、コピー機とか、ゲームに関係ないものを出していて、それで組長が会社が倒産する危機もあるぐらいに経営を傾けていますからね。
やはり、餅は餅屋というのが正しいのでしょうね。
世間の流行にまず距離を置く自分のような人間には縁のない世界ですけど、企業として諸々検討した上での決定でしょうから、まあ頑張ってという感じです(利益が出ればゲーム作りに還元される可能性もあるし)
ただ山内組長の「マーケティングして皆が今欲しがってるものを作っても世に出す頃には古くなっている。皆が潜在的に持っている欲求を製品にしなくてはならない」との言葉を思い出したのも事実です。上記のコメントの方が仰るように任天堂も多様な儀業展開をしていましたが、あくまで頭打ちの花札・トランプに代わる「本業」を模索しての試行錯誤でした。 セガの場合今の「本業」でもっとやるべきことがあるんじゃないかとの思いは拭えません………(サターン・ドリキャスで多様なジャンルをバリバリと作っていた頃が懐かしいです)
全く勝算が無くて展開ということはないのでしょうが、それにしても
今更タピオカ…?という困惑感は拭えませんね。この利益がゲームの開発に使われればいいですけれど、今のセガだとそれすらも期待出来ないのかなぁ…と。
山内組長の言葉は、自身がたどってきた経験則からの言葉ですから、重みがすごいですよね。実際に山内組長の言うとおりで、それらの失敗があったからこそ今の任天堂があるとも言えるのでしょう。
いずれにせよ、本業とは違うところに力を入れ始めるのは会社の経営として赤信号が灯り始めている…という状況でもあるのかもしれません。セガは大丈夫なんでしょうか?まぁサミー資本があるので潰れることはないでしょうが…。