出典:PlayStation VR2 CFIJ-17000 の価格推移グラフ
上記の図では、1月26日の予約開始の頃からの値段推移が出ていますが
発売日は2月22日ですので発売から40日程度で
当初の小売希望価格から、1万円ほど小売が値引きして販売しているということになります。
ソニーとしては2月22日の発売から、1ヶ月強の3月末までに全世界で
200万台売りたいという野望を掲げていたようですが、見込みは27万台…
ということが、ブルームバーグより報道がされてもおります。
ソニーグループのバーチャルリアリティヘッドセット「プレイステーション(PS)VR2」(7万4980円)の初動販売が目標を大きく下回っている。メタバース(仮想空間)の盛り上がりに寄与する製品としてはスロースタートとなった。
米調査会社のIDCによると、2月22日に発売されたPSVR2の3月末までの販売台数は27万台となる見込みという。ソニーGは昨夏時点で、PSVR2について同月末までに200万台を出荷するという目標を掲げていた。
期待値に全然及ばず、また日本ではあのファミ通すら集計結果を発表しなかったPSVR2。
ソフトもPSVRの資産が使えず、またPCにも繋げず、PS5にしか繋げないのがもはやきつい…。
なるべくしてなった結果ということで、発売当初は品薄で話題になったPSVRよりも
存在感がずっと薄いPSVR2は、もはやその存在を認識していない人のほうが圧倒的多数なのだと思います。
当然、小売がその不穏な空気を一番感じ取っているはずで、発売から1ヶ月ちょっとで
すでに定価の1万円引きとなっているのは、もはや早い損切りに入ったといって間違いないのでしょう。
今後も魅力的なソフトが出るような気配はありませんし、PSVR2はこのまま魅力的なソフトが出ずに
フェードアウトしていく可能性が極大と言えるのではないかと思います。
ソニーが任天堂ばりに頑張れば、まぁワンチャンあるのかもしれませんが、やる気が無いですし
こんな爆死するのが確定のハードに、専用ソフトを作るほどサードに余裕も無いでしょう。
すでに動いている企画がある場合は別として、この状況は全てのユーザー・メーカーが
PSVR2に見切りをつけるのには十分だと思いますね。今の時点でたとえ1万円引きになっても
買いたいと思う人が、まだほとんどいないと思いますので、このハードの市場価格は
今後も落ちていくことが予想されます。今焦って買うと、これでも損になる可能性が高いですので
気になっている人は、まだまだ様子を見るのが賢明と言えるのでしょうね。
VR自体、マルチメディア セカンドライフ(メタバース) ファジー家電(← いつの時代の話だ) などと同じく、概念だけが先行して中々実体が伴わない印象が拭えないですね‥‥‥
PSVR2に関しては記事にある通り、ソフトのラインナップと価格に問題があり過ぎたのは明白です。
ただ将来的には、エンタメがVR(360度の主観的疑似現実)に軸足を移す可能性はかなり高いと自分は思います。
(ストレンジ・デイズ という映画ではこの技術がテーマになっていました)
僕の場合、80年代の幼少期に住んでた町が当時の風景で完璧に再現されるVRソフトが発売されたら、消費者金融で借金してでも購入してしまいそうです。
‥‥‥もっともソニーがこうした潮流の担い手たりえるかと問われれば、疑問符が付くのは誰しも否定できないでしょう。
少なくともHMD型から脱却できない限りは、爆発的な普及は難しいんじゃないかなと思ってます。
やはり、頭になにかつけているというのはかなり没入感を削ぎますから。ゴーグル型ならまだましですけど。
まぁ、HMDではない技術が将来的にそもそも生まれるかどうかにはなりますけど。
自分も疑似体験できるような技術ができれば、ちょっと興味はありますけど、なんとなく怖くもあったりもするのですよね。
その時になってみなければ、自分はVRに手を出すかどうかはちょっとわかりませんw
ソニーがその先導を切ることは自分もないと思ってます。
そもそも、PS自体がそこまでVRに乗り気じゃないと感じる時点でもうね。