日本版インディーズと言って間違いない、同人ゲーム

ゲームメーカーではなく、サークルや個人が趣味で作るゲームのことを指し

一般的な流通には乗らない方法(DL専売や、コミケなどの同人誌即売会などで売る)で

小規模で販売される同人ソフトの中には、ごく一部ではあるが、一般的な

ゲームメーカーをも凌駕するゲームを発売しているところもある。


日本の同人シーンに於いて、一番有名なのは、まず間違いなく東方シリーズが挙げられるだろう。

元タイトーの社員だった、ZUN氏(太田順也氏)が1人で作り上げた東方靈異伝(ブロック崩し)が

最初の作品で、初期の作品はゲームプログラム・キャラデザイン・音楽などをすべてZUN氏が1人で手がけていた。

その後、東方シリーズは当時のアーケードでの流行りだった、弾幕STGとして生まれ変わり

アーケードの弾幕STGとは違った魅力を持つタイトルとして、同人界隈で大きな影響力を持つようになる。

主に博麗霊夢を軸とした、美少女キャラが多数登場し、やや和風のバラエティ豊かな音楽が

絶大なる支持を受け、今現在ではゲームに登場したキャラクターを利用した同人誌(一般からアダルトまで)や

音楽をアレンジしたCDを出すサークルなどが、コミケの度に毎回多数参加し

更には、博麗例大祭という東方オンリーの同人イベントを定期的に開催したりしている。


名実ともに、世界最大級の同人コンテンツとなっていて、本家の東方シリーズはもちろんのこと

そのキャラクターたちを使って、既存のゲームをアレンジする同人ゲームも数多く出ている。

有名なところに、ローグライクな不思議の幻想郷などと言ったタイトルがある。


この同人ソフトは、本来はPCでプレイするのが普通であったが

PS4とPS Vitaで、この同人ゲームの特に有力なものを、移植して

遊べるようにしようという試み…それがPlay,Doujin!である。

このPlay,Doujinでは、東方の同人ソフトなどがPSのプラットフォーム上で販売され

一部のタイトルは、PS VitaのDLソフトの売り上げでも上位に入るものもある。


【PS Vita DL販売ランキング】『UNDERTALE』連続首位、『深夜廻』初登場2位ランクインほか(9/1)


このPlay,Doujin!PlayはPlaystationのPlayだと思われ

少なくとも、日本ではプレイステーション系での独占展開だと

個人的には思っていたのだが…どうやら、Play,Doujin!は

ニンテンドースイッチにも進出することが明らかになったようだ。


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公式サイトがスイッチへの参入を明言!今までの展開は何だったのか…。

思えば、ニンテンドースイッチにこういった同人ゲームが発売される兆候はあった。

今まで、PCなどで東方の同人ゲームを作ってきた大手のサークルが、参考出展という名目ではあったものの

今までリリースしてきたタイトルを、ニンテンドースイッチに落とし込み

サークルを訪れた来場者に試遊させると言ったことを行ったサークルが幾つかあったのだ。

参考出展とは言いながら、試遊も出来、ツイッターなどでもその情報がつぶやかれていて

本当に試しに作っただけなのか?と思わず

疑わずには居られなかった状況があった。参考出展を行ったサークルは口を揃えて

あくまで参考的な出展であって、スイッチに発売する予定のものではないと

やや濁すような形で言っていたのだが、今考えれば、その時点で

このPlay,Doujin!がスイッチに参入するという話はあったのかもしれない。

Play,Doujin!プロジェクトは、プロジェクトサポーター・ZUNさんの協力・許諾の元、東方ファン作品を含めた「Play,Doujin!プロジェクト」の展開を「Nintendo Switch™」にも拡大していくこととなりました。日本に限らず、北米・欧州にも展開していきますが、まずはNIS America, Inc.のパブリッシングにより、CUBETYPEさん制作の「東方紅舞闘V」を「Touhou Kobuto V: Burst Battle」として北米・欧州の「Nintendo Switch」プラットフォームで展開いたします。Nintendo Switch版「東方紅舞闘V」は日本でも発売予定です。続報をお待ちください。

Play,Doujin!はこれからも各機種に向けて個性豊かな作品をご紹介していきます。ぜひ応援よろしくお願いします!

いやはや。個人的にはかなり衝撃的な展開である。

日本のインディーズとも言える同人ソフトがあれば

ニンテンドースイッチのソフトラインナップはますます厚くなる。

厳密に言えば、東方シリーズは任天堂機に全く認知されていなかったわけではない。

3DS版の太鼓の達人には、東方の曲が収録されているタイトルがあるし

任天堂ファーストのソフトでも、大合奏バンドブラザーズPでも

東方の楽曲が一部プレイできるようにもなっていた。



任天堂ユーザーにも、結構な東方ファンが居ることは間違いないようで

今回のPlay,Doujin!のスイッチ参戦も、客層的には問題はあまりないと思う。

ただ、この結果に至るまでに、何かしらの裏が色々あったのではないかとも

邪推してしまう…。この衝撃的なニュースが起こった背景は一体どんな出来事があったのだろうか?


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