先の記事で、リズム天国とトモコレ新作が末期に発売されることに対しての驚きの記事を書きましたが
今回のニンテンドーダイレクトで、一番驚いたのはこの2つのタイトルがスイッチに出るというものかもしれません。
言うまでもなく、パタポン、みんなのGOLFはPSのファーストタイトルだった2本であり
パタポンはともかく、みんなのGOLFは初代PSでダブルミリオンを達成した実績のある
PSのカジュアル向けタイトルの代表的な一作であるだけに、PSでもマルチで発売されるとはいえ
これらのタイトルの新作の初報がニンテンドーダイレクトで配信されたことには驚きを隠せません。
パブリッシングこそバンナムですが、クレジット表記にはちゃんとSIEの表示があるので
完全に脱Pというわけではありませんが、それでもこれは大事件と言えるでしょう。
かつて、任天堂はおこちゃまなどと発言したソニーの幹部がいましたが…自社だけでは
IP維持ができず、こういったタイトルを好むであろうユーザー層がいるスイッチにマルチで
しかも、任天堂のゲーム情報配信で初報(State of Playが初報にならないのは一体…)という。
プライドだけはとても高いソニーとしては、おそらく屈辱に感じているのではないでしょうか。
こういった意味でも、今回のダイレクトはゲーム業界の歴史に残るダイレクトだったかもしれませんね。
スイッチ2ダイレクトの後で書いてるので過去のニュースという印象になってる面もありますが、90年代からの任天堂とソニーの因縁を知る身としては衝撃的な出来事でした。
かつて国民機としてのPSを象徴するタイトルの一つであり、亡くなった飯野賢治(この人もソニーと散々やりあいましたね)が当時「みんゴルってさ、ああいうゲームこそ任天堂が出すべきなんだよ。あれを出せない今の任天堂に悲しみを覚える訳で」と語ったこともありました。
今回の発表は、30年近く続いてきたゲハ的ないざこざが、もはや過去のものになりつつあることを示しているのかもしれません(一部、しつこく粘着する人たちはいるようですが……)。
ネットの変な縄張り争いから解放されて個々のゲームを素直に楽しめるようになるなら、この変化は大歓迎です。
一時は、共同でゲーム機を作ろうという関係にまでいきかけていたソニーと任天堂ですが、様々な因縁を見ると、本当に今回のパタポンとみんゴルのスイッチでの発売は、ひろぽんさんと同じで衝撃を受けましたね。
SIEは十時氏になってから、もう自前でというよりはいかにゲーム部門で利益を上げられるか、その手段は特に問わないというようなスタンスに移行したなと思います。
ゲーム業界自体も、スイッチが頑張っていてなんとか維持されていますが家庭用ゲームについては、スイッチが出るまでは市場縮小傾向だったので、もうやれることはやろうというような関係に変わったのかなとも思いますね。
一部、熱狂的な信者が受け入れられず暴れていますが、これは時代の流れでもあるのだろうなと思います。
自分もこの変化は大歓迎ですね。