国内外で人気が続く、ニンテンドースイッチ




今現在も品薄が続くニンテンドースイッチ。

一部では、任天堂による品薄商法だという批判もあるようだが

任天堂はあくまでおもちゃ屋に過ぎず、こういった本体の生産については

自社工場などがあるわけではないファブレス企業である。なので任天堂のさじ加減での増産は

難しい状態となっているため、本体を出そうと思っても、そこまで一気に数が

用意できないのが実情だ。それでも、今は国内外に毎週10~20万台ぐらいの間で

本体を出荷している状態であると思われる。品薄は間違いなく今後も継続するだろう。


任天堂のハードについては、様々な会社の製品を組み合わせて作っている。

なので、任天堂ハードが売れると関連の商品を任天堂に提供している会社なども

恩恵を受けるということになる。任天堂の業績が上がると、釣られて

部品などを提供している会社も儲かる…。という図式が成り立つ。


ニンテンドースイッチの中の、プロセッサを提供しているのがNVIDIAという会社。

Tegraプロセッサと呼ばれるチップをニンテンドースイッチに組み込んでいる。

NVIDIAは任天堂に、今後20年はゲームプロセッサなどを提供し続ける提携を結んだことが

ニンテンドースイッチの発売前に明かされていた

NVIDIAのCEOは、任天堂との提携についてWIN-WINの関係になるだろうと

述べていたそうだが、まさにその青写真が現実のものとなっている。


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ニンテンドースイッチの好調を受けて、収益が倍増!まさにWIN-WINな関係に!

今回のニンテンドースイッチの携帯・テーブルモードには間違いなくNVIDIAの技術が一枚噛んでいる。

元々、NVIDIAはゲーム向けタブレットとしてNVIDIA SHIELDという商品を販売している。

ゲーミングに特化したタブレットでコントローラーもあるが、いかんせん知名度が低く

正直な話、ビジネスとしてはあまり成功はしていない。

しかし、最強のソフトIPを持ち、携帯機でも存在感を見せる任天堂と

ゲーミングタブレットで、既に技術があったNVIDIAの邂逅は、まさにWIN-WINな提携であったのは間違いないだろう。

ニンテンドースイッチの好調により、NVIDIAの今期の収益が、昨年同時期に較べて

2倍以上に跳ね上がっていることが報じられている。

NVIDIAは5月10日に2018年度第1四半期の決算短信を公開した。(リンク先はpdf)そのなかでTegraプロセッサ事業が、3億3200万ドルの収益をあげていることが明らかになっている。この額は、前年の同時期に比べ2倍以上の数字となる。NVIDIA は、Tegraプロセッサをカスタマイズしたものを任天堂の新型ハードNintendo Switch向けに提供している。ほかにもTegraプロセッサはゲーム向けタブレットNVIDIA SHIELDにも使用されているが、売れ続けるNintendo Switchのセールスの好調さがTegraプロセッサ事業の収益を引き上げているのだろう。以前NVIDIAのCEOであるJen-Hsun Huang氏は、任天堂と協力関係を結ぶことは「Win-Winである」と語っていたが、さっそく結果が数字として表れた形だ。

まだ発売から2ヶ月ほどしか経っていないスイッチで、これだけの収益が得られたとなれば

当然、NVIDIAとしてはありがたいことであるし、任天堂としても今後、NVIDIAとの

提携を強固な物に出来る。スイッチのタブレット部分は、バージョンアップのようなことも出来る可能性がある。

今後のビジネスパートナーとして、まさにベストパートナーと言える関係になりつつあると言え

任天堂が弱かった、他2社との性能面での差も大きな差を付けられることが無くなる可能性も高い。

今後もニンテンドースイッチが売れ続けるのは間違いないので、NVIDIAとしても笑いが止まらないことだろう。


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