毎週更新の週販記事。メディアクリエイトが情報を公開しなくなったため
新たにファミ通のデータを使っての更新となる。
ファミ通はまず水曜日の22時に、TOP10とハードの販売台数を速報として
発表し、次の日の木曜日にTOP30のソフトランキングを公開している。
今はコロナの影響で金曜日更新となっている。
先々週がGWでファミ通が集計をお休みしていたため、昨日の速報では
2週分の累計を合算した数値がそれぞれ発表されていた。
ただいつもどおりであれば、今日更新されるTOP30については
週を分けて発表されるはずなので、Nintendo Switch Sportsの初週の売り上げや
消化率などを注目してみていきたいと思う。
見出しの後で、早速触れていきたいと思う。
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【ファミ通】2022年4月25日~2022年5月1日、2022年5月2日~2022年5月8日のソフトランキングTOP30
本日ファミ通で更新された、先週のソフトランキングTOP30は以下となる。
なお、ファミ通はURLを同じもので更新するため、3週ほどするとこのランキングは参照できなくなる。
出典:ゲームソフト販売本数ランキング 集計期間:2022年4月25日~2022年5月1日
出典:ゲームソフト販売本数ランキング 集計期間:2022年5月2日~2022年5月8日
案の定2週分の結果がわけて出ている。
まずは4月29日に発売した、Nintendo Switch Sportsだが
初週が約19万本、2週目に11.4万本を売り上げており、出だしとしては良い感じ。
やはり、いつもの任天堂ソフトらしく、消化率は若干市場に余っている感じにはなっているが
これもどうせある程度すれば、捌けるのは間違いないので、小売としては
うまくGWの需要分を仕入れて捌くことができたのではないかと思われる。
2・3週目になったパワプロはそれぞれの週でスイッチ版とPS4版で
ダブルスコア以上の差がついている。PS4版はGW真っ最中の週に
すでに4桁落ちしている状況で、やはり持続力が無いと感じられる。
消化率はスイッチ版がまだ60~80%程度だが、PS4版は80%越えということで
間違いなく出荷数は2倍ほどの差がついていたのは間違いないだろう。
スイッチ版のほうが市場にまだ若干余り気味なのは間違いないが
過去の売り上げ推移からみて、小売は特に損切りすること無く捌くことができるだろう。
他の新作としては、28日に発売したタイトルのうち
ランクインしたのは黄昏ニ眠ル街とイケメン戦国◆時をかける恋 新たなる出逢い for Nintendo Switchである。
スイッチの乙女ゲーは消化率が緑になったところを見たことが無く、メーカーの出荷、小売の発注共に
バランスが取れているなと常々感じる次第である。
黄昏ニ眠ル街は2週目ではすでにランク圏外で、1週目が緑色なのでこちらは損切りしないといけないかもしれない。
大型連休になると、やはりスイッチ…というか任天堂タイトルの定番の強さが目につくのが毎度のこと。
定番タイトル群が幾つもランクインするのだが、それも常に同じタイトルでは無いというところも興味深い。
その一例が、2週目の方に23位に出ている星のカービィ スターアライズだろう。
気づけばファミ通集計で98万本まで来ており、パッケージの目に見える数値での
ミリオンもまず確定といったところまで来ている。
これはディスカバリーが発売されたことで、やはりある程度
売り上げが引っ張られたというのが考えられる要因であろう。
任天堂タイトルは、IP新作が出ると過去のタイトルが引っ張られる現象が良く起こるが
PSではめったに起こらない、任天堂ハードとPSハードでの大きな違いになっている。
星のカービィはディスカバリーが好調なのもあるし、今度はスイッチオンラインの64に
いよいよ星のカービィ64が追加されるということで、任天堂はこうした展開が巧いと感じる。
面白いのはスイッチにおいては、サードソフトでも似たような現象が起こるということ。
そのタイトル群はバラエティに富んでおり、先週ランクインしたようなにゃんこ大戦争の他
太鼓の達人、釣りスピリッツ、ヒューマンフォールフラット、Fit Boxing 2など
特定のジャンルに偏ってない、その多様性がニンテンドースイッチの最大の強みではないかと思う。