毎週更新の週販記事。メディアクリエイトが情報を公開しなくなったため

新たにファミ通のデータを使っての更新となる。

ファミ通はまず水曜日の22時に、TOP10とハードの販売台数を速報として

発表し、次の日の木曜日にTOP30のソフトランキングを公開している。

今はコロナの影響で金曜日更新となっている。


ニンテンドースイッチの新型モデルが発売する前の

最後の週となった先週であるが、2週目のキムタクが如く2やFIFA22などの

発売もあったので、直前週ぐらいは買い控えがされるスイッチと

PS5の売り上げが、一週限定でも勝つかと思って見てみたが

蓋を開けてみれば、結局スイッチの圧勝…というかPS5が不甲斐なさ過ぎる数字に。

今週から新型モデルが発売されるのと、メトロイドドレッドという

注目タイトルがあるスイッチについては、また来週以降大きな数字を記録することだろう。

そしてそのまま、任天堂が強い年末商戦に突入していく。

今年は11月に恒例のポケモン関連タイトルが発売され、ダイパのリメイクが発売される。

また、矢継ぎ早に来年の1月には新作であるアルセウスも発売される。

間の12月には、今のところはやわらかあたま塾ぐらいが発売予定となっているだけではあるが

当然ながら、今までのソフト資産と2ヶ月ほどしか間が空かない、ポケモン攻勢で

スイッチの状況は相変わらず盤石であるということは言うまでもない。


本体販売数では、スイッチが圧勝であったが、ソフトランキングは久々にPSが元気だった先週。

幾つかのPSのほうが売れるソフトの発売と、2週目のキムタクが如く2があったので

1~4位までがPSタイトルと、非常に良い結果が生まれている。

間違いなく、今年最高の結果ではあるが、PSのソフトは長く売れないので

また気づけば、任天堂の定番タイトルが上位に入るのは間違いないだろう。

最も今月は、PS関連のソフトである程度売り上げが見込めるソフトが

間隔を置いて発売はされるので、しばらくはニンテンドースイッチが蹂躙ということは

無くなるのではないだろうか。それでも、TOP30のうちスイッチが大半にはなるだろうが…。


前置きが長くなったが、TOP10以降のソフトランキングはどうなったか。

早速本日ファミ通で更新されている、週販を確認していきたいと思う。


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【ファミ通】2021年9月27日~2021年10月3日のソフトランキングTOP30

本日ファミ通で更新された、先週のソフトランキングTOP30は以下となる。

なお、ファミ通はURLを同じもので更新するため、3週ほどするとこのランキングは参照できなくなる。









出典:ゲームソフト販売本数ランキング 集計期間:2021年9月27日~2021年10月3日

まずは恒例の消化率。PS4で発売されているタイトルはどれも

消化率的には良好という結果が見て取れる。

それはそれで、小売もメーカーもWIN-WINであるのだが、それにしても

かつては10万近くは初週で売れていた軌跡シリーズが、5万初動で

消化率もこの状況というのが、やはりPS市場は小さくなっていると

メーカー側も深刻に認識しているのだろうなと思う結果である。

スイッチ市場をすぐにメインにするわけではないだろうが、スイッチに展開しなければ

やはりこの先やっていけないという認識はファルコム側でもどんどん強くなっていることだろう。


FIFA 22もPS4版は消化率は良好だが、こちらもやはり本数自体が下がっている。

スイッチ版はある程度余った状況になるが、スイッチ版は売り上げはスロースタートなので

初回出荷分を売り切ることは容易ではないかと思う。

MELTY BLOOD: TYPE LUMINAはPS4版・スイッチ版ともに消化率良好。

スイッチであまりメルブラが売れることが想像できなかったが、まぁ自分の直感通りか。


11位以降の新作は、まずスイッチで発売された乙女ゲーが2本ともランクイン。

刀剣乱舞無双発売のほうで、これからも女性ユーザーが流入してくるのは確実であるし

今月後半にはときメモガールズサイドの新作も控えているので、乙女ゲーはしばらく

発売すれば、初週限定でもTOP30に入れるポテンシャルを秘めているジャンルとなった。

女性ユーザーは、こういうところに金の糸目をつけないイメージがあるので

一度抱きかかえると、地味ながらも良好なユーザーになってくれるのではないかと思う。


FIFA 22のPS5版はやはりPS4版と比べると、売り上げは少なく

長期で売れることも可能性が低いため、こちらは投げ売りになるのではないだろうか。

FIFAシリーズは発売してから、しばらく経つと投げ売りされるのが毎年恒例になっているので

それまでに在庫が捌ききれるかといえば…小売はさっさと損切りをしたほうが良いかもしれない。

30位にはスイッチ版のHADESがランクイン。おそらくこのタイトルをチェックしていたような

ユーザーはDLで配信された時点で購入していると思われるが、スイッチのインディーズ系の

パッケージの持続は相当なものなので、こちらも今後じわじわ数字を伸ばすのかもしれない。


その他のタイトルはいつもの面々だが、上位に新作が多く入っても

まだ粘り腰で発売してからのランキング皆勤を続けているブレスオブザワイルドが

すごすぎるというのを改めて感じたり。同じく2017年に発売した

マリカ8DXやスプラトゥーン2も驚異的なロングランで、これらのタイトルが

ランキング上位に居座る限り、PSソフトの多くのランクインは阻まれる形になる。

先週はTOP30のうち、PSソフトが8本あるということで、これでも大健闘と感じてしまう

今の現状がPSにとっては、非常にまずいということ。これから本格的に

PS5への移行を本来は考えなければいけないのだが、当のSIEがホライゾンやGTの新作を

PS4との縦マルチに保険をかけてしまう辺り、PS5一周年はおろか

3周年ぐらいにならないと、移行が進んだ状態にならないのではないかと漠然と思っている。


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