毎週更新の週販記事。今年度よりメディアクリエイトが情報を公開しなくなったため
新たにファミ通のデータを使っての更新となる。
ファミ通はまず水曜日の22時に、TOP10とハードの販売台数を速報として
発表し、次の日の木曜日にTOP30のソフトランキングを公開している。
今はコロナの影響によって金曜日の発表になっている。
先々週の結果がお盆の真っ最中だったため、昨日に2週間分の週販結果を発表していたファミ通。
2週分の本体販売台数と、TOP10のランキングが発表されていたが、スイッチは合算で
32.2万台の驚異的な数字を叩き出していた。昨年の同時期が9.2万台ほどだったことを考えると
なんと3.5倍ほど売上が伸びたということになる。昨年の今頃はまだスイッチライトが発売されていなかったが
それでもノーマルスイッチだけで25万台以上を売り上げていたので、いずれにせよ3倍近い売上であったことが分かる。
この怒涛の売上を支えているのは、任天堂の超強力定番タイトルであるのと
あとはマイナスのほうが多いコロナの影響もあるということだろう。
少なくとも、巣篭もり需要ではゲームは非常に強いものの一つであり
任天堂の太く長く遊べるタイトルが、そのコスパの良さも含めて改めて評価されたということでもあるのだろう。
今回は2週分ということで、前置きはこれぐらいにして、ソフトランキングのTOP30の結果を見ていこうと思う。
お盆週は家族での集まった時の需要で任天堂が強い時期だが、結果はやはりその傾向通りになったようだ!
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【ファミ通】2020年8月3日~2020年8月9日・2020年8月10日~2020年8月16日2週分のソフトランキングTOP30
本日ファミ通で更新された、先週のソフトランキングTOP30は以下となる。
なお、ファミ通はURLを同じもので更新するため、3週ほどするとこのランキングは参照できなくなる。
出典:ゲーム販売本数ランキング 集計期間:2020年8月3日~2020年8月9日
出典:ゲーム販売本数ランキング 集計期間:2020年8月10日~2020年8月16日
2週分なので、まとめもそこそこ大変だが、まずは先々週の新作のブイブイブイテューヌ。
先々週分の集計では案の定TOP10入。しかし、先週の結果では30位圏外。
全くの予想通りで、一週目だけ固定ファンが購入して終わりという
コンパイルハートの美少女ゲーのいつものパターンとなっている。ちなみにゲームの出来もかなりひどい模様。
後は先週のランキングで28位にかろうじて、PS4のEAの新作がランクイン。
もう日本では天下のEAもだいぶ影が薄くなったなと感じる。
もっとも、ある程度大型タイトルはかろうじて存在感を残してはいるが。
先々週のランキングではまだツシマがオリガミキングに勝っていたが
ついに先週のランキングでオリガミキングが順位を逆転。
ツシマはもう少し売れそうだが、オリガミキングには最終的にまくられると予想する。
先々週のリングフィットが6.6万本、先週が2.6万本とだいぶ差が出ている。
お盆は流通が少なくなるので、その前に一気に2週分を出荷して最初の週にその分多く売れた…
という可能性もありそうだ。そうなると、リングフィットの週の最大売上が6万本程度という
可能性があり、安定した出荷が出来れば毎週それぐらいの本数売れ続ける…という結果も
出せるのではないかというポテンシャルを感じられる結果が出ている。
ガンダムは、やはりというか先々週の結果でPSお馴染みの初週から
80%以上の落ち込みという低減を見せている。もうこの売れ方はあまりにも
当たり前の光景になりすぎているところが、色々と末期感を漂わせる。
また、パワプロも徐々に差が開いてきており、案の定2週合計の差は1万本以上となっている。
累計の販売本数も既に2万5千本以上の差がついており、この差が開くことはあれ
縮まることはないと断言できる状況になっている。今まで本編シリーズが頑なに
任天堂ハードで出てこなかったパワプロもあっさりスイッチの勢いの前に陥落ということになる。
太鼓の達人が、ついに累計ハーフミリオンを突破!これが本当のジワ売れと言えよう。
釣りスピもコントローラーの同梱版が発売されたことで、更に売上をジワリジワリと伸ばしており
こちらもハーフミリオン目前というところまで来ている。バンナムは上手くやっている。
下手な和サードより存在感を見せているのが、既にDLで相当数売ったであろう
インディーズのふにゃべえや、にゃんこ大戦争のパッケージ版である。
ふにゃべえはお盆でまさかの4千本越えを見せており、消化率も気づけば
だいたい出荷分が捌けているという驚異の売れ方を見せている。
またにゃんこ大戦争もやはり、出荷分を捌き切るのは時間の問題となっている。
ニンジャラも特典の詰め合わせセットが順調に売れており、これも長いスパンで
じわじわと売り切っていくのであろう。とにかくスイッチのソフトは順調である。
スタアラが久々のランクインで、累計の売上がいつの間にやら82万本を越えていることが判明している。
これは国内パッケージだけでミリオンが狙えるかも?と思わせるジワ売れぶりで、やはりカービィも
任天堂の強力IP群に欠かせないタイトルであるということを改めて感じさせる。
8月のお盆商戦は、先々週がPS4のソフトがTOP30に5本、そして先週は更に一本減って
4本とこちらは完全に目も当てられない状況になっている。本体が枯渇しているのも問題だが
その状態でも全く売る気を見せないSIEが一番問題でもあるということなのだろう。
PS5のロンチタイトルのラインナップなどみても、完全に日本市場は捨てているようにも見えるPS。
今後ランキングは更にスイッチ一強になっていくのは間違いなさそうだ。
来月にはテンセント発売の中国向けSwitchでもリングフィットが発売されるみたいですが
その影響が日本市場にどのような影響が出るのか気になりますね。
国内向け出荷が減ってしまわないかと少し心配してます。
ある程度生産の目処が立ったのでということなんでしょうけれど、また国内が手に入りにくいということにならなければいいですけどね…。
まぁ今でも手に入れにくいんですが。本当、すごいヒット商品になりましたね。