毎週更新の週販記事。今年度よりメディアクリエイトが情報を公開しなくなったため

新たにファミ通のデータを使っての更新となる。

ファミ通はまず水曜日の22時に、TOP10とハードの販売台数を速報として

発表し、次の日の木曜日にTOP30のソフトランキングを公開している。

今はコロナ禍の影響で金曜日に発表が行われている。


昨日の速報TOP10では、シリーズが続いていて固定ファンが一定数居る

機動戦士ガンダム EXTREME VS. マキシブーストONが12.3万本で週販トップに。

今までの売れ方からすれば、大体予想の範囲内の数字ではあったところであるが

これもどちらかというと、固定客以外の新規層があまり見込めないタイトルで

この後そこまで数字は伸ばせないだろう…というのが個人的な見解。

またコエテクがマルチで発売した新作で漫画原作のFAIRY TAILは

案の定スイッチ版のほうが売れているという結果が出ていた。

本体の台数は、スイッチが若干落ち着きPS4も先々週の最悪期は脱しては居るが

それでも両者には大きな差がついており、PS4は完全に5が出るまでは死に体になるであろうことが

間違いない状況になっている。昨日は任天堂の1Q決算も発表されており、スイッチは

昨年の同期に比べると、Lite分の上乗せがあるとは言え2倍近い売れ行きを記録していたので

今年は年間で2500万台程度は売るのではないか?という観測すらも見えてくる。

生産台数の確保が出来るかが気がかりなことであるが、このままのペースで行けば恐ろしいほど数字を伸ばすだろう。


昨日のTOP10、決算を見ての簡単な印象は以上。

本日発表されたTOP30の結果はどうなっただろうか?


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【ファミ通】2020年7月27日~2020年8月2日のソフトランキングTOP30

本日ファミ通で更新された、先週のソフトランキングTOP30は以下となる。

なお、ファミ通はURLを同じもので更新するため、3週ほどするとこのランキングは参照できなくなる。









出典:ゲーム販売本数ランキング 集計期間:2020年7月27日~2020年8月2日


まずは新作の消化率から。機動戦士ガンダム EXTREME VS. マキシブーストONは

品切れまでは行かない状況。だいたい出荷は20万本程度と言ったところか。

FAIRY TAILは案の定そこまで多めの出荷を行っていない模様。この感じだと大体3万本程度か。


TOP30圏内に入った新作は、まずはスイッチの乙女ゲー

薄桜鬼 真改 銀星ノ抄が17位に登場。

薄桜鬼自体は乙女ゲーの中では人気タイトルと認識していたので

5000本近く売れているのは、妥当であると言えるか。消化率も見る限りは

通常の乙女ゲーよりやや出荷が多かったであろうと思われる消化率になっている。

乙女ゲーは固定ファンの購入が根強いので、大体出荷分は売り尽くせるのではないかと思われる。


マルチで発売されていた日本一ソフトウェアの夜、灯すのスイッチ版が29位。

同じくマルチの角川ゲームズのRoot FilmのPS4版が30位にランクイン。

それぞれ消化率を見るとやや厳しいか。値下げが行われる可能性は高そうだ。

日本一ソフトウェアはかつて、PSメインで出していた会社であったが、最近は同発マルチで出すと

そもそもの売上が少ないとは言え、スイッチ版のほうが上位に来ることが多くなってきた。

日本一ソフトウェアの場合は、どう考えても価格設定に問題があるので、パッケージソフトにしろ

4000円台ぐらいで出せば、もう少し評価されるとも思うのだが…。まぁ多分今後も変わらないのだろう。


そして27位にはのび牧が入ってはいるが…ランクインはなんとか出来たが

案の定2000本程度と、スイッチ版の初週(4.2万本)に比べると19分の1という結果に。

消化率も低い状況で、これは確実にこの後ワゴンに突っ込まれるパターンである。

キッズの星の惨憺たる末路や、妖怪4++の数字からバンナムは何も学ばなかったのだろうか?

PSでもやりたいという声があったのでマルチ発売を決定したという話があったが

やはり、それはほんのごく一部の声の大きな人の要望で(個人的には要望がユーザーからほんとにあったのかすら疑っているが…)

この手のゲームは、やはりPS4ユーザーに全くそぐわないということが再度確認できたということだろう。

まぁ確認するまでもなく、誰もが気づいていたことではあると思うのだが。


そして先週で、スプラトゥーン2が350万本、スーパーマリオパーティが150万本という節目も突破。

任天堂タイトルの安定した売れ行きは、スイッチが売れなくなるまで止まらないので

もはや任天堂の現在ランキング上位にずっと顔を出しているタイトルは、あと100万本ぐらいは

どれも売上を上積みしていくのではないだろうか。とにかくスイッチの任天堂タイトルの息の長さは驚異的である。


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