毎週更新の週販記事。今年度よりメディアクリエイトが情報を公開しなくなったため
新たにファミ通のデータを使っての更新となる。
ファミ通はまず水曜日の22時に、TOP10とハードの販売台数を速報として
発表し、次の日の木曜日にTOP30のソフトランキングを公開している。
今はコロナの影響で、1日ずつずれて、TOP10が木曜日、TOP30が金曜日発表となっている。
昨日更新したTOP10においては、予想通りラスアス2が17.9万本という売上で
あつ森が久々に1位を逃した形となっている。前作の初週よりは売れたということが
ファミ通のデータで明らかになっているが、1作めは相当な高評価を得ていたタイトルで
2作目はもっと注目を浴びてもおかしくはなかったようなタイトルでもあったので
正直物足りないなとも個人的には思ったりもしている。日本では売れにくい要素が満載な上に
CERO Zということを考えると健闘とも言えるのかも知れないが、ファーストタイトルなので
もう少し売上が景気いいものでないと、かなり厳しいのでは?という個人的な見解。
TOP10はそれ以外は、相変わらずスイッチのソフトとなっており
特にスイッチ独占となったネオロマンスシリーズの一つの最新作である
遥かなる時空の中で7が、Vitaの前作と同じぐらいに売れたり
ナムコットコレクションも6位に食い込むなど、サードも頑張っている。
スイッチでの売上は大体固まってきていて、新作ソフトもコンスタントに上位に
食い込むことが出来るようになって、市場としてもだいぶ大きくなってきていることを実感する。
そして、本日はTOP30の結果が更新されているが、30位までの結果はどうなっただろうか?
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【ファミ通】2020年6月15日~2020年6月21日のソフトランキングTOP30
本日ファミ通で更新された、先週のソフトランキングTOP30は以下となる。
なお、ファミ通はURLを同じもので更新するため、3週ほどするとこのランキングは参照できなくなる。
出典:ゲーム販売本数ランキング 集計期間:2020年6月15日~2020年6月21日
まずは恒例の出荷率から。新たにTOP10に入ったソフトではラスアス2と
遥かなる時空の中で7が好調な販売になっているようだ。
遥かなる時空の中で7は前作のVitaとほぼ同数売れていることから
6のVita版の数字を元に初回出荷を行った可能性がありそうだ。
ラスアス2は日本ではやはりあまり売れないと予測を立てていた可能性がありそうだ。
ナムコットコレクションは値段が安かったこともあってか、出荷はある程度強気に行われていたように見える。
こちらは今後ジワ売れで捌けていくかが見どころといったところ。
30位までに目を向ける。まずは、新作でランクインしたのはZumbaと乙女ゲーのVARIABLE BARRICADE NSがランクイン。
VARIABLE BARRICADE NSはだいたいいつものスイッチでの有力ではない乙女ゲーの売れ行きそのもので
出荷もそれを見越したことになっていそうだが、Zumbaは明らかに在庫過多となっていそうな消化率。
おそらく、フィットボクシング・リングフィットの好調さを見るにつけて、ある程度の需要があるはずと
強気の出荷を行ったのであろうが、完全に裏目に出ていると言ったところ。
販売はセガだが、フィットボクシングやリングフィットに比べると宣伝という露出が圧倒的に
少なかったように思えるのは気の所為ではないと思う。フィットボクシングはボクシングが元になっていて
誰でも大体のイメージがつかめるのと、リングフィットは発売前に商品の特徴を伝えるダイレクトや
新垣結衣によるCMなどが功を奏した印象があるが、Zumbaはこれらとは真逆で、まずZumbaが
どんなダイエットエクササイズなのかが全くイメージがわかないし、どこに効果があるのかも
全く以って宣伝されていなかったように思えるので、これは完全に販売戦略ミスだと個人的には思う。
いずれにしても、最近の迷走気味のセガらしい結果とも言え、正直コレは将来的にワゴン投げ売りになる
可能性も高いとも言えよう。それで買う人が増えて評価されることにもなるかもしれないが…。
ブレスオブザワイルドがいよいよ160万本を突破。国内のパッケージだけのゼルダの最高の売上記録は
FC版ゼルダの伝説の169万本であるが、スイッチのパッケージ版だけでこの記録を抜くのも夢ではなくなってきた。
続編が未だに新たな続報などが出てきてはいないことから、これからもブレスオブザワイルドは売れ続けるだろう。
久々にTOP30圏内に舞い戻ってきた、太鼓やもじぴったんが圏外でジワジワ売上を伸ばしていたのも間違いなさそう。
もじぴったんはまだ出荷分は捌けては居ないようだが、Youtubeなどでも広告を定期的に見るし、値段も安いこともあって
こちらもじわじわ売れて初回出荷分は問題なく捌けると思われる。太鼓もそろそろハーフミリオンが射程内に入ってきている。
そして今回はTOP30内に、PS4のソフトはわずか4本という惨憺たる結果に…。
FF7Rはそろそろ圏外に落ちてもおかしくない落ち込みっぷりであるし
他のソフトも廉価版で、どうにも機能していないように見えるPS4市場である。
とにかくこのソフトの売れなさはやばい。PS5が出たら一体どうなってしまうのだろうか…。
あらら、ズンバはやっぱりこうなってしまいましたか…。
ズンバに関してはあえてゲームを買わなくても、動画サイトとか見ながら踊っても十分だと思うので、消費カロリーがどの程度かをどうしても知りたいのでなければソフトは必要ないかもしれませんね。
そもそも「好きなように振り付けて踊る・動けば動くだけ消費できる」と言うコンセプトのもののようなので…。
ズンバは順当な結果でしょうね。とにかく情報が少なすぎて何をして何が出来るタイトルなのかが全く伝わってこないのでその時点でダメだったというところです。
その内容であると、あまりフィットネスソフトである意義を感じないですね。フィットボクシングのようにプロ監修であるとか、リングフィットのように輪っかを使っての実践と比べるととても訴求力が低いと感じます。