(この記事はタレコミから作成しています。情報提供ありがとうございました。)
3月3日に発売され、発売から丸9ヶ月が経っても強い需要が全世界で
途絶えること無く継続されているニンテンドースイッチ。
発売前は、そのポテンシャルを疑問視する声も多かったが
いざ発売されると、ブレスオブザワイルドが傑作だったこともあり
国内外で据置にも携帯機にもなれるハイブリッド機はとんでもないヒットを記録した。
そのスイッチの好調さを示すデータは、このブログのゲーム売上カテゴリーの
記事を参照して頂ければ、すぐに分かるのでことさら過去記事を再掲はしないが
ここのところ、ずっと停滞気味だったCSゲーム市場が久々に活気づいているなということを
強く感じる一年となっている。
スイッチの好調について、もっとも反応が強いのは当然同じゲーム業界である。
今まで任天堂ハードにゲームをほとんど出さなかったような会社や、任天堂ハードでは
縁遠いと捉えられていたジャンルのゲームが、次々とスイッチにマルチでもリリースすることを発表している。
当然商売でやっているので、売れると判断したら即市場に参入するのは当たり前の話である。
つまり、ニンテンドースイッチが持つ力は非常に大きいといえるということ。
さて、今回のスイッチについては各社好意的な見方を多く示しているが
海外で日本ゲームのローカライズを行うNIS(日本一ソフトウェア)アメリカの
社長が、ニンテンドースイッチの今後の展望について海外メディアで語っている。
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NIS社長「ニンテンドースイッチは今後2年で更に強くなる。Vitaはもう途絶えている。」
今回の発言主は、アメリカに子会社を持ち、日本のメーカーで特に海外に大きな販路を持たない
メーカーのゲームのローカライズや販路確保に貢献しているNISアメリカのYamashita Takuro氏である。
“Disgaea 5 originally came out on PS4 and then a year and a half later it came out on Switch and did very, very well. Right now in the market, the PS Vita is obviously on its way out, but Switch is very strong. One thing in particular that makes it so strong is that it has that handheld function, so going forward as a company, we want to target PS4, Steam and Switch, because over the next two years, the Switch market is only going to grow and become stronger.”
“There’s definitely a feeling that Nintendo doesn’t want to lose to Sony. They’ve really changed their attitude, so I think the market will become very interesting going forward. We’ll continue to support the Vita digitally, but there’s a very strong chance the last physical title from us for it will be Ys VIII and Danganronpa V3.”
引用元: NIS America thinks the Switch market will continue to grow, targeting the system going forward
日本一ソフトウェアは、日本ではスイッチが出るまではほとんど任天堂にゲームを出していない会社であったが
スイッチが発売されてからは、会社の方針を大きく転換している。
この記事においても、海外での1年半後の後発マルチでもあるディスガイア5のスイッチ版が
完全版であることを差し引いても、好調であることに言及しているのと同時に
PS Vitaの市場は途絶えているという現実的な見方をしている。
そして、今後はPS4・スイッチ・Steamをターゲットにしていくとも。
PS Vitaについては、海外では日本よりも悲惨なありさまで、もはや市場などほぼ無い状況であったが
それでもローカライズの仕事は行っていたということではあるようだ。
ただ、今後はイース8とダンガンロンパV3が最後のサポートになるだろうとも述べている。
PS Vitaには一部で後継機が出るなどとまことしやかに囁かれていたが、NISアメリカの
談話を聴く限りでは、やはり後継機は無く、携帯機需要は全てスイッチに移行していくという話なのだろう。
日本一ソフトウェアの日本でのイメージ的に、海外の子会社のCEOとはいえ
このような発言が出てくることは、色々と深読みしてしまう話になっている。
PS Vitaもそろそろ発売から6年経つが、いよいよ市場からフェードアウトする時期に来たようだ。(海外ではとっくにフェードアウトしているが)
その需要は全てスイッチが受け皿となるわけで、今後はPS4はMSとのスペック勝負に
更に傾倒しなければいけなくなるが、果たして今後のゲーム業界はどうなっていくだろうか。
海外日本一は3DSにもそこそこソフト出してますね
まぁ本社の日本一とは別物と見ていいでしょう
まぁコンパ等の一部のサード以外は来るもの拒まずです
任天堂もサードへの接し方が変わってきたし良い傾向ですよ
カルドセプトの3DS版が海外では、NISがパブリッシャーだったりする?ようですしね。
海外では日本で言う四天王的な立ち位置ではないのでしょうね。
インディーズの記事でも書きましたが、随分と柔軟になった気がしますね。
現在のスイッチのカオスな市場にも、それが現れていると思います。