(この記事はタレコミから作成しています。情報提供ありがとうございました。)

現代では、光での高速通信が可能になり、インターネットでの動画サイトという

サービスが無料・有料問わず、当たり前のものとなっている。

昔はスペック的にPCでなければ、見るのは厳しかったネット動画も

今はスマホの進化によって、見方さえ知っていれば誰でも手軽に様々な動画を見ることができる時代になっている。


現在は機材も充実し、映像を作ることも手軽な時代になった。

その結果が、現在流行りのYoutuberなどであり、テレビなどの映像の専門家でなくても

自前で用意した機材で映像を作り、公開し、また収入を得ている人も多くいる。

良くも悪くも、動画が一般的なものとなり、素人でもどんどん投稿者が増えている現状

そのよく作られる動画作成のジャンルの一つに、ゲーム動画が挙げられるのは間違いない。


もともと、メーカーに著作権があるゲームを利用しての実況配信は

半ば容認されてはいるものの、本来であればグレーな行為となっていて

著作権の侵害などの法律に触れるリスクがある。実際メーカーがその方向で動けば

基本、一般の実況者のほとんどは許可などを取ってはいないだろうから

多くの動画が摘発されたり、削除されるという憂き目にあってもおかしくはない。


そこで、ゲームメーカーの一部は様々な条件をつけてガイドラインを策定し

そのガイドラインに沿った範囲での動画公開であれば、容認すると言った

ガイドラインを設けている会社が結構ある


任天堂もそのガイドラインを設けていて、今までは任天堂が指定した配信許容タイトルを使っての

動画であれば、収益を得ても良いという『Nintendo Creators Program』を

配信者向けにガイドラインを公開していた。かなり多くのソフトが指定されており、配信者的には

かなり寛大な内容のガイドラインとなっていたのだが、この度任天堂がこの『Nintendo Creators Program』を

廃止し、新たなガイドラインを設けることにしたことを告知している。


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ややわかりにくかった『Nintendo Creators Program』を更に簡易化!非営利の個人であればほぼ自由にゲーム配信も可能に!

任天堂が新たに、自社コンテンツを使っての動画などの作成に関して設けたガイドラインは以下のリンクから確認できる。


ネットワークサービスにおける 任天堂の著作物の利用に関するガイドライン


結構長いガイドラインだが、言っていることは割と単純ではあり

その内容を要約した記事があったので、そちらの記事を引用する。

 任天堂は11月29日、いわゆる「ゲーム実況」など、同社のゲーム画面を含む動画・静止画投稿についてのガイドライン「ネットワークサービスにおける任天堂の著作物の利用に関するガイドライン」を公表した。プレイ動画の個人による非営利の投稿や、「YouTubeパートナープログラム」などを使った収益化を認めている。

 あわせて、YouTubeに投稿された任天堂ゲームのプレイ動画の広告収益を動画作者とシェアする「Nintendo Creators Program」を12月末に終了すると発表した。

 新ガイドラインでは、任天堂のゲーム画面を使った動画や静止画について、YouTube、ニコニコ動画、Twitterなど「適切な共有サイト」への投稿・ライブ配信を、個人・非営利に限って認めることを明文化した。

 投稿コンテンツには、「お客様ご自身の創作性やコメントが含まれた動画や静止画が投稿されることを期待している」としており、ゲーム実況やゲーム紹介などを認める。一方で、ゲームのプロモーションビデオの転載や、サウンドトラック・ムービーシーンの転載などは「ユーザーの創作性やコメントが含まれない」として投稿を認めない。また、法令違反の内容や公序良俗に反するもの、チートやクラッキング、不正アクセスなどに関連する投稿も認めない。

 動画の収益化については、「YouTubeパートナープログラム」のほか、ニコニコ動画/生放送の「クリエイター奨励プログラム」、Twitchの「Twitchアフィリエイトプログラム」「Twitchパートナープログラム」、OPENREC.tvの「OPENREC Creators Program」など同社が指定するシステムを利用すれば投稿を収益化することもできると定めている。

今まで審査制だった『Nintendo Creators Program』とは違い、このガイドラインに沿っていれば

投稿者は自由に動画作成・投稿を行っていいし、いくつかの動画で収益を得られるようなサイトで

提携しているサービスであれば、自由に動画を作成して収益を得ていいということ。かなり太っ腹な内容に思える。


禁止されているのは、常識的に考えてアウトとすぐに分かるような内容ばかりで

例えば発売前ゲーム(すなわちフラゲ)の動画配信だったり、投稿者による独自の手を加えていない

PVの転載だったりとか、ゲームの改造を行っての動画、違法コピー動画などが対象になる。

TASなども、もしかすると規制の対象になるとも思われる。


いずれにせよ、個人が『マナーを守ってガイドラインに沿った動画』を作成していれば

任天堂からは何もお咎めが無いというわけだから、今後ゲーム実況を行うような

配信者については、任天堂関連のソフトは非常に配信がしやすくなるというものだろう。

任天堂も今回のガイドラインの冒頭に任天堂のキャラクターが世界観に真摯に向き合ってもらっての

動画作成などは歓迎すると明言しており、任天堂としても自社だけでなくユーザーにも手伝ってもらって

自社コンテンツの地位を更に盤石にしたいという考えがあるのはまず間違いないだろう。


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