2017年3月3日に発売され、これから発売されてから実に

5度目の年末商戦を迎えているニンテンドースイッチ



普通、ゲームハードの売れ行きというのは、発売されてからソフトが出そろい

最後まで残っていた購入を見合わせていた層が、買い始めるころ…すなわち

発売から3~4年目がピークとなるパターンが一般的なパターンであった。

歴代のゲームハードの売り上げを追っていくと、一定の売り上げを記録した

ハードはほぼこのパターンで売れており、ハードが出てから4年ぐらい経つと

次第に次世代機の影も見えてくるため、徐々に売り上げが逓減していくのが特徴であった。


しかしニンテンドースイッチにおいては、この通常であればほぼ

売り上げが落ち始める5年目においても、その強い需要が維持されており

あつ森という怪物的なソフトが発売された、昨年との比較はともかく

3年目よりも良い売り上げ推移を5年目ですら記録していることが明らかになっている。

新型有機ELモデルも市場に投入されており、こちらも人気でなかなか

手に入らない状況が続いており、また来年にはすでに確定しているソフトで

ブレスオブザワイルドの続編や、スプラトゥーン3、星のカービィディスカバリー、ベヨネッタ3など

有力ソフトのリリースが来年も予定されており、まだまだスイッチの勢いは落ちそうもない

状況が今後も続くのはほぼほぼ確定となっている。


すでに国内で2185万台の普及をしているスイッチであるが、その市場は非常に多様性にあふれている。

全年齢向けソフトで圧倒的な強さを誇るファーストの任天堂ソフトのほか

サードパーティ製でも、様々なジャンルがスイッチに集まっており、唯一層が薄いのは

洋ゲーのコアゲーと、高スペックを要するゲームぐらいとなっている。

それすらも開発側の努力で、素晴らしい出来のものもリリースされており

今や、スイッチはすべてのゲーマーの需要を満たすハードとなりつつある。

本体が圧倒的に売れるのと同時に、ニッチなゲームにも需要が一定数ある状況となっており

一般的にはあまり売れないだろうなというようなタイトルが、メーカー側の発表で

意外な売り上げを記録しているというタイトルもいくつかある。

今回は、そんな大きくは売れないだろうが圏外でじわじわ売り上げを伸ばして

ついに6桁の出荷を達成したあるゲームを紹介する。


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『ネコ・トモ』の累計出荷が10万本に到達!

早速だが、今回出荷数が6桁…すなわち10万を超えたタイトルは以下である。



というわけで、2018年にニンテンドースイッチ版・3DS版が発売した

ネコ・トモが発売から3年以上経って10万本出荷を越えたということである!



2018年11月1日にスイッチ版、そして3週間後の11月21日に3DS版が発売されたネコ・トモ。

それぞれの初週の売り上げがスイッチ版が4,151本、そして3DS版が5,212本

合算1万本に満たなかったゲームが、3年の時を経て10万本出荷を達成したということである。

特にツイートには注釈されていないため、おそらくスイッチ版と3DS版の合算だと思われるが

それでも初週1万本未満から、最終的に10万本出荷まで数字を伸ばした…

これこそ真のジワ売れということにもなるのだろう。


確かコエテクだったと思うが、スイッチにおいてはちょくちょくリピート出荷が

あることを漏らしており、このネコ・トモも圏外でひそかに追出荷を繰り返して

これだけの売り上げに最終的に到達したということであろう。

スイッチや3DSの購買層の幅広さと、多様性が出ている結果といえるのだろう。

この手のソフトは開発費もそこまでかかっていないと思われるので

大作病に陥らず、このようなゲームも並行して大手は出していけばいいのにと

いつも思うが、そういう流れは今後来るだろうか。


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