中裕司氏、「バランワンダーワールド」のディレクターを解任されていたことを発表
バランワンダーワールド発売の約半年前にバランワンダーワールドのディレクターから外される業務命令が出されましたので、スクウェアエニックスに対して裁判所で訴訟を提起していました。裁判が終わり業務命令が現時点で効力は失われていると言う事ですので、お話したいと思います。#BalanWonderworld pic.twitter.com/9KE7hLqfor
— Yuji Naka / 中 裕司 (@nakayuji) April 28, 2022
元ソニックのコアスタッフとして大きく関わり、セガを退社後は
個人的に立ち上げた会社でゲーム制作、その後スクエニに入社したものの
2021年4月末を以て、現在は退社しているゲームクリエイターである
中裕司氏が自身が関わっていることを一つの売りにしていた
アクションゲームであるバランワンダーワールドのディレクターを
ゲーム発売半年前から業務命令で外されていたことを明かしています。
バランワンダーワールドは、スイッチ・PS・Xboxマルチで発売され
ソニックの中氏が関わっているタイトルということで
ニンテンドーダイレクトでも取り上げられたタイトル。
しかし、体験版の出来が非常に悪く、セルフネガキャンとなってしまったようで
なんと発売週にどの機種版もTOP30にすら入らなかったという大爆死となってしまったタイトルでした。
中氏の名前が大々的に喧伝されて、発売されたタイトルだっただけに
今回の中氏の証言が事実なのであれば、やはり中氏は被害者になるのは間違いないでしょう。
ただ、半年ほど前からの業務命令ということもあって、今のゲームの制作過程において
果たしてゲームの発売まで開発に携われたとして、このタイトルが大きく
変わっていたか…といえば、それも難しかったのでは?と思わなくもありません。
たらればの話になってしまうことなので、断言は出来ませんが
中氏が最後まで関わっていたとして果たして、バランワンダーワールドは
面白いゲームになっていたか…と言われれば、正直個人的には
それでも微妙な出来だったのでは?と思ってしまうのも事実です。
中氏としては、当然業務命令で無理やりディレクターからの解任を迫られたわけで
間違いなく、スクエニとしてはまたしてもその評判を落とす話になったのは間違いないことでしょう。
コロプラや公道マリカ―問題の訴訟は、今後の健全な業界の発展に不可欠なものでしたが、こちらは何か「泥試合」という言葉がどうしても浮かんでしまいます。
中氏という、かつて北米でトップ人気のコンテンツ(少なくともある時期は)を生み出した人物には、もっと前向きなことに取り組んでほしい気がします‥‥‥
ただ(事実が中氏の主張通りであれば)彼を更迭しておきながら、「中氏の作品」と宣伝し続けたことは、倫理的に誠実と言えるものでないのは確かです。
こうして現実に裁判になった以上、今回の件が、スクエニの組織上の闇が是正されるきっかけになることを祈ります。
中氏が大きく関わったソニックはゲーム自体はセガが燻ぶらせて入るものの、公開された実写映画はアメリカのほうでは名探偵ピカチュウすら凌駕する結果を残しましたからね。
あれだけの人気コンテンツを生み出した功績はあるのに、このような泥仕合(しかも結果的に一番損しているのはユーザーという)になっているのは悲しさを覚えます。
スクエニは元々、この手の倫理観がかなり希薄なイメージがありますね。特に旧スクウェア側が。
元々不動産の会社がゲーム事業に手を出したエニックスとは違って、スクウェアは坂口さんを始めとしてゲームクリエイター仲間が便宜上作った会社みたいなもので、確か会社としてのあり方がかなり大雑把(経営など)だったという話をどこかで見たような気がします。
ハイスコアガールの件などもそうですが、IPを生み出して儲ける会社なのに、そのIPに対する敬意というかが足りないように感じる会社なんですよね。
途中でディレクター等が解任されるのは海外じゃたまに見る
自己都合の他「コイツじゃ完成まで無理だわ」って時に上からの指示でそうなる
そもそもスクエニが資金も優秀なグラフィックスタッフもブランドの信頼も提供してる以上、作品の責任を負ったうえで解任という判断をしたのはよっぽどの事があったって事だろう。
発売半年前に解任だろうが、根幹部分にクソゲー要素が詰まってた事から何を言ってもむなしくなるだけだし、スクエニは大きな痛みを負った
この中という人が一人で作ったと自慢してたサイコロゲーだが、これかなり昔にどこかの学生が作った少し有名なフリーのパズルゲーにそっくりで、「あっw」ってなったわ
中氏の言い分だけをうのみにすることはできませんけれど、スクエニにも中氏にも色々と問題があったのではないかなぁ…というのが外野からの勝手な印象だったりします。
正確な事実は当事者同士しかわからないことですし、その真実が表に出ることはないでしょうけれど、確実に一つ言えるのはバランワンダーワールドが駄作であり、ソフトが売れなかったという事実があるということですね。
今回の件はスクエニも中氏も相当なダメージを負っていると個人的には捉えていますね。
中氏も今後新たなゲームを作るのか、それとも全く別の道を行くのかはわかりませんが
もしまたゲームを作るのであればユーザーを満足させるものを出してほしいものです。