本日、午前7時から全世界同時で配信された任天堂が独自で配信を行う
新作ゲーム発表であるニンテンドーダイレクト。
いや~今回も本当に濃密でしたね。オーバーウォッチの冒頭の紹介も
普通であれば、結構な時間を割いてやるようなタイトルにも関わらず
1分半ほどのダイジェスト映像で、さらっと発売日を発表する、いつもの
ダイレクト節に、のっけからテンションが上がりきってしまったわけですがw
ニンテンドーダイレクトのテンポの良さは、特筆すべきもので自社の注目タイトルですらも
さらっと紹介して、一つのゲームに時間を割くのであれば、それよりも一つでも
多くのタイトルを、視聴者に紹介したいという気概が見える放送となっています。
最近は、このスタイルが完全に極まってきた感じで、普通に考えたらすごいタイトルすら
さらっと紹介されるので、情報処理が追いついていかないというね…w
さて、今回もやはりというかびっくりするようなタイトルも散見されたわけですが
個人的に相当衝撃を受けたタイトルが紹介されていましたので、記事にしておきます。
今はもう22年前の1997年に、当時アスキーをパブリッシャーとしてPSに発売された、ラブデリックが制作した
今もなお語り継がれるアンチRPGとでも言うべき『moon』がスイッチに配信決定となりました!
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ラブデリック系の元祖。アンチRPGとして知られる『moon』が10月10日に1980円で配信決定!あらかじめDLもスタート!
『moon』は、アンチRPGという触れ込みの通り、通常戦闘が一切ないRPGとなっています。
最初に勇者が居るのですが、実はそれはプレイヤーではなく、プレイヤーは勇者が倒した
モンスターたちの死んだあと、その周辺をさまよっているソウルを捕まえて
ソウルを助けたお礼にもらえる『ラブ』を使ってレベルを上げていくというゲームなのです。
戦闘が無いのにレベルとは?と思う人がいるかも知れませんが、レベルについては上げていくと
1日の行動時間が増える仕様になっていき、どんどん遠くに行けるようになるというものです。
レベルごとに愛の●●という通り名がつけられており、これらの名前を確認していくのも楽しみの一つ。
最後のオチについては、衝撃の展開を見せるもので、今でも評価が高い一作です。
しかし、そこまでメジャーなタイトルではなかったため、実はベスト化されてもいるタイトルにも
関わらず、今ではプレミア価格のタイトルに。中古ですら6000円~が相場。
新品を買うとなると、4万とかでアマゾンでは販売されています。
ラブデリック系なる、非公式なジャンルを生み出したタイトルでもあり、プレイした人たちの間では
非常にカルトな人気を誇る一作なのです。その今では入手困難だったmoonがスイッチで完全復活とあれば
テンションは上がらざるを得ないというものでしょう。今回のダイレクトがこれが一番刺さった人も多いのでは?
アンチRPGとはいえ、普通のRPGと同じようにフィールドがありますが、フィールドは基本無音で、自分の歩く足音と所々で鳴る
環境音があるだけの静かなゲームとなっています。しかし、ゲーム内で手に入るMOON DISC
(略称MD。元ネタはソニーのアレですね。今の若い人はMDは知らない人もいるかも?)
という音楽プレイヤーに、ゲーム内通貨で購入できる楽曲を追加すると、購入した音楽を好きな時に流すことが出来るようになります。
購入できる曲には、ゲーム関係ではなく一般の音楽シーンで有名なアーティストも参加しており
40曲近くある音楽は、様々なバリエーションに富んでいます。このMDを聴きながら
moonの世界をのんびりと歩くのも、このゲームの醍醐味の一つであると思います。
個人的に好きな曲があって、以前30分耐久を制作したこともあります。
いろんなジャンルの曲があるので、必ず一曲は刺さる曲が誰しもあるのではないかと思っています。
ちなみに、このゲームのサントラが発売されているのですが、ゲーム以上にプレミアが付いており
こちらを買うには、中古ですら複数枚の諭吉さんが必要な状況となっています。
今回のmoonの復刻も嬉しいものですが、こちらのサントラも復刻されないかな…と
淡い期待を管理人は抱いております。難しそうですが、一縷の望みをかけたいですねw
moonは10月10日に1980円で配信決定です!すでにあらかじめDLも始まっていますが
案の定、e-ShopのDLソフトのランキングで上位に上がってきています。
今回の嬉しいサプライズの一つで間違いないソフトです。