任天堂のセカンドとして、今や任天堂のゲームづくりには
欠かせない会社となったモノリスソフト。
元々は、スクウェアでゼノギアスなどを手掛けた高橋哲哉をはじめとしたスタッフが
独立して設立されたディベロッパーであり、設立後はしばらくナムコ、後にバンナムの
手にあった会社であったが、任天堂が3億ほどの投資をして子会社化したことによって
今では任天堂のセカンドとして、任天堂が作れないゲームを作る会社としてその存在意義を見いだされている。
また、高橋哲哉氏がPSからシリーズを不定期で出しているゼノシリーズが
今、モノリスソフトの代表的なソフトとなっており、先日のニンテンドーダイレクトで
ゼノブレイドの完全版がスイッチに出ることが、多くのゲーマーを歓喜させたのは周知のとおりである。
モノリスソフトはモノリスソフト謹製のタイトルはもちろんのこと
任天堂の主力タイトルに、開発陣を手伝わせにいっており、判明しているだけでもどうぶつの森、ブレスオブワイルド。
そして、スプラトゥーンなどの開発にスタッフが携わっているのが明らかになっている。
独自のゲームを制作しながらも、任天堂のゲームづくりに欠かせない戦力として八面六臂の活躍をしている。
そんなモノリスは、年々その規模を拡大しており、既に今の時点では社員が200人を超える
大所帯のゲームデベロッパーになってきていることは、当ブログでも以前記事を書いたことがある。
【始動】モノリス第4のスタジオである『大崎スタジオ』が本格始動へ!
この記事で取り上げた大崎スタジオは、増え続けるスタッフをまとめるために
かなり大きい建物を借りたと思われることが、写真などの情報から判明していたが
モノリスソフト公式のサイトでの代表取締役のインタビューから、この大崎スタジオの
規模の大きさなどが明らかになったようだ!
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東京・大崎スタジオは500坪クラスの大きなスタジオに!開発の効率から既存スタジオの閉鎖も明らかに。
7月に書いた記事では、大崎スタジオの本格始動の話だけであり
内部などの情報はほぼわからない状況であったが、写真などから
相当大きなスタジオではないかということが類推されていた。
この度、モノリスソフトの代表取締役・杉浦氏のインタビューが公式サイトにて
更新されており、大崎スタジオのある程度の詳細が明かされている。
なぜ大崎にスタジオを設立されたのでしょうか。
杉浦
おかげさまで当社はここ数年、制作スタッフがかなり増えていまして、10年前と比べ倍以上の200名ほどの社員数となりました(2019年9月現在)。人員の増加により、2017年には東京本社(以下、本社)のすぐ近くに中目黒GSスタジオを、2018年には飯田橋スタジオと拠点を増やし対応してきたのですが、スタジオが3カ所に分散したことで、いろいろな問題が生じてきました。たとえば、ミーティングをするとなった時、複雑な話になるとやはり、関係者が集まって面と向かって話したほうが、細かなニュアンスが伝えやすかったり、時間の短縮にもつながるんですけれど、移動だけで時間のロスが生じてしまうようになってしまいました。こういった問題を解消するために、プロジェクトの拠点を1カ所にする必要があると考え、スタジオの設立に至りました。
開発スタッフの人数から、かなり大きな物件を探さないとですね。すぐに物件は見つかったのでしょうか。
杉浦
社員だけではなく、派遣社員やフリーランスの方もいらっしゃいますから、決して簡単ではありませんでした。ご存知かもわかりませんが、じつは今、都心のオフィス空室率は数%という史上最低の水準が続いていて、そもそも空き物件自体が限られた数しか存在しないんです。その中で、本社とアクセスしやすいエリアで、できるだけ駅から近く、しかも500坪クラスのフロア面積を確保できるような好立地・好条件のオフィスとなると、なかなか見つけにくい状況でした。
引用元: 大崎スタジオの設立にあたって
というわけで、今後の開発効率などを考えた時に、一箇所にまとまったほうが
効率が良いとの考えから、この大規模な大崎スタジオが設立されたということになる。
他のところにあったスタジオでは、閉鎖される場所も出るようだが、一極集中の方が
確かに開発はしやすいというのは間違いないだろう。また、インタビューを読む限りでは
やはりまだまだ社員を増やす計画があるようで、その新たな人材も受け入れられるようにするための
この大崎スタジオの設立なのだと考えるべきなのだろう。
新たな開発環境と、現在多くの社員を募集しているモノリスソフト。
先日のニンテンドーダイレクトで、ゼノブレの完全版が発売されることも発表されたが
やはり、もう初報から既に2年ほどが経過している、新規のファンタジーアクションRPGの
開発進捗も、やはり気になるところである。
【超期待!】モノリスソフトが、完全新規のファンタジーアクションを制作開始へ!求人募集が出される。
スタジオの拡大は当然必要なことであるが、これだけの環境・スタッフを新規募集しているのであれば
やはり、そろそろ完全新作の話もほしいところだ。ユーザーを喜ばす新たな情報が発表されることに期待したい。
各スタジオ毎にチームがあって・・・という形で制作してるかと思ってたら・・・
よくよく考えてみたら、今も続いてるモノリスソフトIPはゼノブレイドシリーズだけでしたね・・・(苦笑)
(任天堂販売のタイトルに限れば、他にはソーマブリンガーとDISASTER DAY OF CRISISとバテン・カイトスIIがありますけど、シリーズ化していないですよね。)
開発スタジオを1つに統合するのは、必然だったのでしょうね。
新規のA・RPGも気になりますが、個人的には、GAME CUBEでプロトタイプを作ってたMOTHERのような雰囲気の作品を見てみたいですね。MOTHERでなくてもいいので(笑)
確かにゼノシリーズ以外は、特にモノリスのIPというのは今は無いですね。
PXZシリーズも、2作で終了していますし、ムゲフロがまさか今更復活するわけでもないですしね。
開発を一つにまとめるのは、確かに開発効率を上げるための必然とも言えましょう。
モノリスのラインが増えれば、今は全く表に出ていないような新作タイトルも
発売される可能性もありそうですよね。まだまだスタッフの募集もかけておりますし
今後、日本を代表するディベロッパーになるのは間違いないでしょうね。
無限のフロンティアやPXZのシステムで、コラボじゃないオリジナルタイトル作ってくれねえかなあ?
実現は難しいでしょうが、出たら面白いですよね。
使い甲斐がありそうなシステムですしね。