元はファミコン時代に、桃太郎伝説のスピンオフ的な

タイトルとしてタイトル名をパロディにしてすごろくパーティゲームとして

発売されたタイトルである桃太郎電鉄


電鉄会社の社長となり、日本全国を周り設定した年数で

プレイヤー同士の資産を競い合うというゲーム。

ある種定番的なボードゲームなのだが、制作の責任者である

さくまあきら氏の様々なこだわりが散りばめられており

サイコロの運、他のプレイヤーを邪魔する戦略がかなり奥深いゲームとなっている。

ファミコン時代にはそれほどでも無かったものの、スーファミ時代に

スーパー桃太郎電鉄シリーズ(実際はPCエンジンの2作目がSUPER桃太郎電鉄だがSFCでの2・3が特に認知度が高い)

リアルファイトにも発展しかねないほどのパーティゲームとして認知されたのを機に

日本産パーティゲームの超定番として、しばらく様々な機種で桃太郎電鉄シリーズが毎年のように発売されていた。


しかし、ハドソンがコナミに吸収されてから2010年に発売されたタイトルを最後に

しばらく桃太郎電鉄シリーズの制作が途絶えることとなった。

この事情については、外部で様々な憶測があるもののさくま氏とコナミデジタルエンタテインメントの社員の間で

何かしらのトラブルがあったことだけはさくま氏の口から明らかにされており

そのゴタゴタもあって、2015年に一度さくま氏本人の口から、桃太郎電鉄シリーズは

今後一切新作を出さないということが明言された。しかし、2016年に行われた

ニンテンドーダイレクトにおいて、3DSの新作として任天堂パブリッシングで

桃太郎電鉄2017 たちあがれ日本!!が2016年年末に発売される奇跡が起こった。



久々の新作と3DSという普及していたハードでの発売とあって40万本ほど売れるヒット作となった。

この発売で桃鉄ユーザーはまだまだ多くいることが判明し、さくま氏もシリーズの

再開を決意したのか、その後スイッチが出る直前に盟友・桝田省治氏と

日本のゲームメディアにて桃鉄のことで対談をしていたことがある。


Nintendo Switch版の話も飛び出した! 6年振りに復活した『桃鉄』という唯一無二なゲームのすごさとは?


この対談が出た時に、スイッチ版の桃鉄も開発されるのだろうと思っていたが

去年9月のニンテンドーダイレクトにて、ついにスイッチでの桃太郎電鉄が発売されることが発表された。

それが今年の11月19日に発売される予定の桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~である。



今回はいつもメンツの中で、キャラクターデザインを今まで務めていた

土居氏が某社の競合タイトルのデザインに回ったため、ぷよぷよフィーバーなどの

キャラクターデザインなどを手掛ける竹浪秀行氏

キャラクター絵を新規に描き起こしており、だいぶ印象が変わった。


【賛否両論?】『桃太郎電鉄』の最新作のキービジュアルが公開!キャラクターデザインは竹浪秀行氏。


それでも、やはり桃鉄ということで、大きな期待が寄せられているようで

アマゾンなどの予約ランキングを見ると常に上位を維持している状況にある。

また、今年はコロナでの外出自粛やスイッチ自体があつ森効果で

大きく普及台数を伸ばしているため、大きな売上が期待できそうだが

実際に受注が好調でさくま氏にも朗報が届けられていることが明かされている。


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さくまあきら氏「桃太郎電鉄』新作の受注が非常にいい、タイアップ状況も凄くて桃鉄に風が吹いてる」

前作の3DSのものから数えて、およそ4年。

かつてのリリースペースからすれば、相当に時間が空いた

桃鉄新作であるが、さくま氏がその間に亜急性心筋梗塞で倒れたりしたことも

あったことを考えれば、無事新作が発売されてほっとしたというのもある。


【大事にしてほしい…】さくまあきら氏が亜急性心筋梗塞で救急搬送されていたことが明らかに。


そんなさくま氏が力を注いだ桃太郎電鉄 ~昭和 平成 令和も定番!~の

受注が好調であるということが、さくま氏にも伝わっているようで

桃鉄に流れが来ていることを喜ぶさくま氏のツイートが行われているのが確認されている。



もはやコロナ禍の巣ごもり需要の強い味方となったスイッチ。

今作はフレンド限定にはなるものの、セーブもできるオンライン対戦も可能ということで

大きく盛り上がることになりそうだ。小売にとっても年末商戦入り口に

発売されるこのタイトルは、当然ながら需要が読みやすいタイトルであろうから

かなり強気の受注を行っているところも多いのではないだろうか。

この調子でいけば、もしかすると前作3DSでの売上およそ40万本を

超える売れ行きを記録した売上を抜けるかもしれない。

今年の年末商戦には、スイッチにも多くのタイトルが出るだろうが

久々の桃鉄新作が多くの人に楽しまれることを期待したい。


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