昨日、任天堂から昨年の10月から12月の3ヶ月間の第三四半期(3Q)の決算が発表されました。
このブログ的には、記事にしたいことだらけの凄まじい決算発表となりました。
詳しくは↓の記事をそれぞれご確認ください。
【マリオの力やべぇ】スーパーマリオオデッセイ、実質2ヶ月で全世界907万本を販売!
【マルチ合算ミリオン!】ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド、スイッチとWii Uのマルチ合算でミリオン達成!
【朗報】ゼノブレイド2、わずか1ヶ月で全世界ミリオン達成!前作の累計とほぼ並ぶ!
【絶好調】任天堂3Q決算は、大幅な増収増益。2Qで引き上げた予想を更に上方修正へ!
本日更新した記事では、任天堂の攻めの姿勢が見える
新たな大きな発表についても記事にしました。
【どんなゲームになるか?】マリオカートのスマホアプリである「MARIO KART TOUR」が2019年3月末までの間に配信決定!
【正式始動!】任天堂がイルミネーションとともにマリオのアニメ映画を作るプロジェクトを始動へ!
まさに現在は、飛ぶ鳥を落とす勢いの任天堂なわけですが
決算後にはかならずある、経営方針説明会が行われたようで
そこで様々な興味深く、気になる発言が多く飛び出していたようです。
今回は、その経営方針説明会にメディア関係者として
参加していた当ブログでも、度々発言を引用させてもらっている
WSJ(ウォール・ストリート・ジャーナル)の望月記者のツイートから
個人的に気になったツイートをピックアップして見たいと思います!
やや、とっちらかりなまとまりの無い記事になるかもしれませんがご容赦ください。
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ミニスーファミは全世界で400万台を売り上げる!
海外では9月、日本では10月に発売した、手のひらサイズの
スーパーファミコンであるニンテンドークラシックミニ スーパーファミコン。
昨年発売された当初は、凄まじい人気で予約で人が殺到する事態が起こりましたが
生産を大量に行うという当初の宣言通り、現在では潤沢な在庫があるようです。
そのミニスーファミが、全世界で400万台も売れたとのこと!
任天堂君島社長:
ミニスーファミ、全世界セルスルー400万台— Takashi Mochizuki (@mochi_wsj) 2018年2月1日
分解した人によると、中身はミニファミコンとあまり大差が無いようで
恐らく製造コストはかなり抑えられていると思いますが、既に全世界で
400万台を売っているということで、任天堂的には非常に良い商売になったのではないかと思います。
SFCという「IP」もまた凄まじいですね。
ニンテンドースイッチには未発表の周辺機器がまだある。
1月18日に、Nintendo Laboという企画で世界を驚かせた任天堂ですが
スイッチの周辺機器については、Laboだけではなくまだ隠し玉があるようです。
Nintendo Labo以外にもSwitch向けの新しい施策は用意していると君島社長は会見にて明言しました。記事にも書きましたがWSJでも未発表のSwitch向け周辺機器の存在は確認しております。
https://t.co/S7HqSbdMmb— Takashi Mochizuki (@mochi_wsj) 2018年1月31日
既に、Nintendo Laboだけで十分なインパクトがありましたが
まだ見ぬ周辺機器も確実にある模様。それでは、その周辺機器はいつ発表されるのか?
Nintendo Laboが4月20日なので、それ以降と考えるのが妥当でしょうか。
となると、E3辺りで大々的な発表があるかも?と予想してみましょうか。
スイッチの普及ペースは、Wiiと較べて…?
スイッチの現在の普及ペースについて、主要世界3地域での
Wiiとの比較がどうなっているかというと…
任天堂君島社長:
Switch、アメリカではWiiを上回るペース。欧州ではほぼおなじペース。日本では若干下回るペース。— Takashi Mochizuki (@mochi_wsj) 2018年2月1日
好調なニュースが多く聞こえてきたので、Wiiよりどこも普及ペースは早いかと思いきや
欧州では同等、日本では若干下回るペースとのこと。これは少し意外。
ただ、Wiiは据え置き機で1億台売り上げた実績がありますので
それにほぼ匹敵するペース、とりわけ、現時点では世界最大規模の市場である
北米で、Wiiを上回っているというのは、やはり驚異的の一言であると言えるでしょう。
今後もこのペースを維持して欲しいところですね。
どうぶつの森ポケットキャンプの男女ユーザー層の比率がすさまじいことに…
昨年11月に配信をスタートした、どうぶつの森ポケットキャンプ。
こちらのアプリの男女比率が公開されたようです。
女性が多いゲームであるとは思っていましたが、その比率はなんと…
どうぶつの森ポケットキャンプ、プレゼンスライドの円グラフを見る限り女性がユーザー層の75%をちょっと上回る程度。
— Takashi Mochizuki (@mochi_wsj) 2018年2月1日
というわけで、全ユーザー層の75%近くが女性ユーザーであるとのこと!
任天堂のぶつ森は、まさに女性層へのキラータイトルということになります。
スイッチは、まだ女性向けと言えるゲームはそんなに出ていないため
どうぶつの森が一本出ると、女性層の更なる流入が間違いなく起こるでしょう。
そうなった時の売り上げは、想像を超えるものがあるかもしれません。
Nintendo Laboあれこれ
1月18日に世界を驚かす発表となった、Nintendo Laboについては
様々な話が上がっています。興味深い内容が多いです。
アメリカで開かれる体験会には倍率50倍を超える応募が殺到!
日本でも小学生の親子限定で、Nintendo Laboを先行で楽しめる体験会が実施されますが
それはアメリカでも同じことのようで、アメリカでの体験会については
応募者が殺到し、倍率が50倍以上になったとか。
任天堂君島社長:
-Nintendo Labo、「総じて好意的に受け入れて頂いたと思っている」
-体験会の応募、アメリカでは受付開始数日で50倍の倍率に— Takashi Mochizuki (@mochi_wsj) 2018年2月1日
どうやら、向こうの人にも非常に刺さった商品のようですね。
向こうではDIYなどが日常的なことなので、日本より受け入れられやすいのかもしれません。
それにしても、50倍の倍率はえげつなさすぎる…。
Nintendo Laboは社員から出てきた企画
宮本茂氏によると、Nintendo Laboの企画は社員から出てきた企画とのこと。
任天堂経営方針説明会、宮本さん:
Nintendo Laboが(社員から企画として出てきて)安心している。任天堂はテレビゲームの会社ではなく新しい遊びを提案する会社。任天堂にはああいうことをしたい人たちが沢山いて、そういう人たちが入社してきている。— Takashi Mochizuki (@mochi_wsj) 2018年2月1日
宮本茂氏も高齢になってきて、ゲーム開発の一線にいるのはそろそろ難しい状況になってきています。
しかし、任天堂には任天堂イズムを継承する若手が育っているということなのでしょう。
企画を出した社員の名前などは明らかになっていませんが、任天堂は世代交代はきっちりと行えそうですね。
開発企画には高橋伸也氏が関わっている模様
Nintendo Laboには、小泉歓晃氏とともに、ニンテンドースイッチの企画の
中心人物である任天堂取締役・常務執行役員・企画制作本部長の
高橋伸也氏がプロジェクトに関わっている模様とのこと。
Nintendo Labo、開発企画には高橋伸也さんが関わっているもよう。
— Takashi Mochizuki (@mochi_wsj) 2018年2月1日
今のスイッチの大成功の立役者の1人が、Nintendo Laboにも
関わっているとのことで、かなりのクオリティが期待できそうです。
Nintendo Labo一辺倒ではなくソフトも並行して開発していく
以前、当ブログではNintendo Laboの可能性を考えるという記事を書きました。
この記事でも言及させていただいたのですが、やはり任天堂としては
Laboに完全注力するのではなく、有力ソフトも並行して開発を進めていくとのこと。
任天堂高橋さん
-(Laboの質問が多く出ているのでそれに対し)Switchではギミックだけに注力していきますよ、というわけではなく、ゼルダやスプラトゥーンとか(ゲーム好きにも受け入れていただけるソフトも)しっかりやっていく。— Takashi Mochizuki (@mochi_wsj) 2018年2月1日
任天堂君島さん:
-Laboに全力でかじを切ったわけではなく、(それと並行して)ゲーム愛好家に期待されている、喜ばれるソフトを今年も出していく。— Takashi Mochizuki (@mochi_wsj) 2018年2月1日
というわけで、Nintendo Laboが失敗するとか、そればっかりになるのではないか?と
心配していた人にとっては、全くの杞憂であったということです。朗報ですね。
スイッチの究極的な野望は「1人1台」
最後に、君島社長はスイッチの究極的な野望として
1人1台という野望があると示したようです。
任天堂宮本さん:
-Nintendo Switch、「究極の野望は1人1台」
-Switchの最大の魅力、1つはローカル通信。皆で集まって試合ができる
-Switchの魅力を拡大・広めていくことで任天堂らしい新しい遊びのジャンルができれば他ゲーム機・スマホとのすみ分けは出来ると考える。— Takashi Mochizuki (@mochi_wsj) 2018年2月1日
もちろん、現実的には無理ですが、ハードの特性上
1人1台持っていても、全く問題ないハードであるため
この野望に近いような普及を今後はしていくかもしれません。
一家で2台め、3台めといった複数需要があれば、例えばドック無しで
値段を抑えるとか、そんな販売戦略を取ることも可能になるでしょう。
ニンテンドースイッチの持つポテンシャルは、君島社長の野望を
非現実的だと笑い飛ばせないほどのポテンシャルがあるのではないかと
個人的にも考えています。今年もスイッチの躍進に期待が高まりますね!
モニタやテレビに縛られないゲームというのは間違いなく一人一台を究極の目標としているのですが、switchはどこまで足を進められるのか今後も期待が持てますね。
むかーし、むかしといってもまだ15年くらい(それでも目まいがしてきそうな)ですが、GCをふたつ接続してモニタを2個用意して、さらに専用ケーブルにソフト2本、おまけにコントローラを8つと凄く手間のかかることをしてようやくマリオカートダブルダッシュが8人対戦をすることができた記憶があります。もちろん私はやれなかったのですが…というかそんなこと大会以外でどこでやれというのか…w
それをモニタ無しの高品質で、ともすれば公園のベンチでさえも8人対戦の場にできるというのはすごく魅力的に思えてきますね。CMが単なる幻想ではなくありえる未来であるというのは身近に感じられてよい物です。
追記
今一度公式サイトを調べてみたらダブルダッシュは最大16人対戦とのこと。確かにこれ協力で1カートプレイヤー二人で遊べますがそこまでするかと言われると(略
まあなかなか野心的な試みですよね…w
1人1台は、スイッチの今までの売れ方と、携帯モード・テーブルモードの利便性を
実感すると、絵空事とも思えない所が凄まじいですよね。
とにかく、この特性のお陰で、超ハイスペックゲーム以外は、スイッチで
プレイするのが最適解となりつつあります。やろうと思えばタッチパネルだけで
ゲームを作ることも出来る柔軟性も、他のどのハードにも無い特性ですね。
スイッチ本体が8台あれば、外でもローカルマルチが出来てしまうという
凄まじいお手軽さは、昔のローカルマルチの大変さを知っている人間としては驚異的の一言ですね。
オンラインゲームも楽しいですが、やはり仲間と顔を突き合わせて一緒にプレイする楽しさには絶対に勝てませんから。
それにしても、ダブルダッシュは凄まじい機能があったんですねw
16人モードやるには、本体4台、モニタ4つ、ソフト4本、専用ケーブル3本、コントローラ16コを用意する必要があるということですかね。
たしかに、どこかのパーティ会場や大会でしか用意できませんねw