今年の3月に発売されて、まだ一度もホリデーシーズンを迎えたことがないにも関わらず
常に品薄状態が全世界で継続しているニンテンドースイッチ。
前回の2Qの決算で、非常に好調な売れ行きをあげたことを任天堂自身が公表し
当初予定していた売り上げ台数や、収益予想を大幅に上方修正したのはこのブログで書いたとおりである。
【バカ売れ】任天堂が2Qの決算を公表!スイッチは累計763万台を販売し各種予想数字も大幅上方修正へ!
任天堂の予想の遥か上を行く絶好調ぶりだが、任天堂の本領は3Q…すなわち、海外のブラックフライデーから始まる
年末商戦が、任天堂が最もハードもソフトも売る時期である。
PSやXboxと違い、全年齢層に訴求できる任天堂ハードは、国内外でクリスマスプレゼントの
いわゆるパパサンタ需要があり、ゲームの売り上げは
任天堂無双とでも言うべき状態になる。
現時点でも、既に年末商戦を髣髴とさせるようなニンテンドースイッチの人気だが
いよいよ迎える初のホリデーシーズンについては、正直出しただけ売れるのではないか?と
言った強い需要があることが予想される。潜在的な需要台数は誰も分からないが
少なくとも、この年末に向けてニンテンドースイッチの生産体制を強化するほどには
任天堂も、本体を多く用意して、このハードの初のホリデーシーズンを迎え撃とうとしている。
【今後に期待!】君島社長「スイッチの増産体制は整ったので、年末にはかなりの台数を出荷できる」
しかし、それでももしかしたらニンテンドースイッチの本体は足りなくなるかもしれない。
オーストラリアに本社を置くマッコーリー証券は、ニンテンドースイッチのこの3Q売り上げを
かなり大きく見積もったようだ。
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10~12月期の3Q販売台数をマッコーリー証券が750万台程度と予測!
例によって、WSJの望月記者が海外のマッコーリー証券のスイッチに対する展望をつぶやいている。
それによれば、マッコーリー証券はこの3Qでニンテンドースイッチは750万台程度売るだろうと予測しているとのこと。
マッコーリー証券。10月-12月期におけるNintendo Switchの世界売上を750万台と予想。先日ツイートしたエース経済研究所は700万台。
— Takashi Mochizuki (@mochi_wsj) 2017年11月19日
出典:http://www.macquarie.jp/our-regional-presence/our-history
マッコーリー証券はかなりの強気予想で、この3ヶ月、もっとも書き入れ時に
750万台を全世界で売るだろうと予測したとのこと。
同じつぶやき内にあるが、このブログでも時折分析を記事にする
エース経済研究所の安田秀樹氏が700万台を予想しているとのこと。
ニンテンドースイッチの増産については、君島社長がかなりの数は出荷できると言っているが
具体的に月何万台といった数字は出していない。数々のアナリストなどが
月産160万台、200万台と言った数字を出しているが、任天堂からの正式な発表があったわけではない。
もし仮にマッコーリー証券が予測する750万台であれば、月産は250万台平均ということになるから
ややこの数字は、現実味を感じないところもあるが、もしこの数字を達成できたとしたら
増産体制が整ったか、任天堂がある程度年末に向けて数を用意していたといった推測が出来るであろう。
もし本当に750万台を売れたとしたら、その時点でスイッチの全世界累計販売台数は
1500万台程度となり、2Qで任天堂が上方修正した数字を、4Qを残してほぼ達成(2017年度予想なので3月の売り上げは入らないが、それでも1250万台程度になる)出来る状況になる。
この予想がどういった根拠であるものかは分からないが、実際にどれだけの売り上げを上げるかは大きな注目ポイントだろう。
おそらく需要に対する供給が完全にできたとすれば、1000万台ぐらいはこの3Qで売りそうな勢いが
ニンテンドースイッチにはあると思う。本当に、初のホリデーシーズンにどれだけの売り上げを記録するのか。
長年売り上げデータを見ている管理人も、この予想をすることは不可能であり今から結果が楽しみだ。