2017 PlayStation Press Conferenceで、発表されたタイトルで

スクエニの新作であるLEFT ALIVE



1995年にSFCで第一作目が発売されたフロントミッションシリーズ

流れを汲む作品になるということで、発売前にはそれなりに話題性があったタイトルである。

制作スタッフに、元フロムソフトウェアで今はスクウェアに所属する鍋島俊文氏

メインで関わっているということもあって、カルトな人気を誇るアーマードコアに関わっていた

鍋島氏が、スクエニの持つロボット系ゲームのIPであるフロントミッションシリーズの流れを汲む

LEFT ALIVEを手がけることに一定の期待が持たれていた。


しかし、その一方でPVなどを見る限り、最初からこのゲームに対しては出来を不安視するユーザーもいたのは事実である。

特にフロントミッションシリーズは、初代が一番ピークだったとも思えるほど、シリーズを重ねるごとに

コレジャナイ感(4まではまだマシだったが…)が漂っており、LEFT ALIVEの前に発売されていた

PS3での派生作品タイトルであるエボルヴはファンを失望させる出来となっており、酷評された。

フロントミッションシリーズは、エボルヴを以ってもはやシリーズ的にも終わりかと思われていたが

今回その流れを汲む派生作品としてLEFT ALIVEが出されたという状況になる。

エボルヴは2010年にPS3で発売されたタイトルだったので、実に9年ぶりのシリーズ新作となる。

そんな期待と不安が織り混じった中発売されたLEFT ALIVEだが、とんでもないことになってしまったようだ…。


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『LEFT ALIVE』が発売から一週間経たずに定価の約64%引きとなる2980円で販売する小売が現れてしまう。

『LEFT ALIVE』は先週2月28日に発売されたPS4の独占新作タイトルであった。定価は8300円。

発売後の評価だが…下にAmazonのこの記事更新時点での評価分布を貼っておく。これで察していただきたい。


出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B07H7SJW7M


もはや言うまでもないが、ひどいの一言に評価は尽きるようだ。

フロントミッションと言えば、ヴァンツァーと呼ばれる人型のロボットで

ドンパチやるのが基本的なゲームの世界観であるが、このLEFT ALIVEは評価を見ると

大体は生身の人間の白兵戦がメインとなっているようで、肝心のヴァンツァー(フロントミッション世界のロボット名称)は

あまり出てこず、主人公たちが搭乗することもあまりないとのこと。なんだそりゃ。


前述の鍋島氏は、このゲームを作るのに5年近くかけたとのことだが

それに見合わない出来で、発売直後からダメなタイトルとして名が知れ渡ってしまったようだ。

結果、発売から3日後の3月2日には、4999円という価格で投げ売りする小売が早くも現れた。



発売から僅か3日で4割以上の値下げ率は、かなりのインパクトだが

今日、更に値引きが進んでなんと2980円で販売を行う

小売まで現れた、まさに文字通りの投げ売りである。



もちろん中古ではなく新品である。値下げ率はおよそ64%となる。

Amazonでも、現在の価格は送料含まずに3600円と言った販売価格になっている。あかん。


年度末付近に発売されるタイトルは地雷率が高い…などと言われるが

まさにこのLEFT ALIVEは笑えないほどの地雷タイトルであったようだ。

発売日に定価で買ってしまったユーザーはもちろん、何よりこれらのタイトルを

多く仕入れたであろう小売が一番の被害者であることは間違いない(在庫が多いので仕方なく投げ売り)

昨年の年末は、スマブラのおかげで小売はだいぶ潤ったと思うが、それを帳消しにしかねないLEFT ALIVEの大爆死。

正直、こんなユーザーも小売も裏切るようなゲームを作って小売に押し込んだスクエニには良心が無いのだろうか…。

なんともやるせない話である。


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