ニンテンドースイッチが発売してから、少しして

突如前情報もなく、DLソフトとして配信が決定し

現在絶賛配信中のゲームである「神巫女 -カミコ-



ニンテンドースイッチが発売されたときには、全く情報がなかったタイトルだが

4月になって、突然発売元のフライハイワークスの公式HPに

作品情報が突如更新され、そしてそのまま配信となった。価格は500円。




開発は、元々ニンテンドー3DSなどで好評を博した

フェアルーンというゲームと同じスタッフであり

スキップモアというインディーズになる。



昔懐かしのファミコン時代を彷彿とさせる、ドット絵を

主軸としたゲームを多くリリースしており、往年のゲーマーからは

なかなかウケが良い製作者だ。フェアルーンも安価ながら

しっかりとした作り込みで、マルチだった1がそこそこヒットしたので

2を3DS専用に作ってリリースしたぐらいである。




ある程度、開発ノウハウがあるとはいえ、電撃的な発表で

即リリースされた、神巫女はなかなかの衝撃だった。

実際の開発時間はどのようなものだったのか?その疑問に答えるような形で

スキップモアのメインプログラマーが裏話を書いている。


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開発キットが出回ったのは去年の夏頃。半年ほどで制作か?

ニンテンドースイッチは、開発がし易いハード…とは、ゲーム開発者が口を揃えていっている事実だ。

任天堂の宮本茂によれば、ニンテンドースイッチの開発キットがサードに提供されたのは

去年の夏頃という話が出ている。

【月間総括】新ハードの初期出荷台数はプラットフォームの成功を左右するのか?

 発表されているサードパーティのタイトルは移植が多く,会場で取材した感触でもローンチに間に合うように開発体制を構築できなかったという印象である。その中でも異色だったのは,PS4独占で供給していた日本一ソフトウェアの「ディスガイア5」であろう。
 同社は,任天堂プラットフォームに供給したことがなかったわけではないが,DS,Wiiの際は普及してから参入したため,多数のソフトに埋もれて成果が出せなかった。また,3DSはハードウェアの仕様が特殊だったこともあり,「ビックリマン」や「洞窟物語」を出すに留まっていた。
 今回は,これらの反省を生かし,最初から積極的にタイトルを出す意向のようだ。2月1日開催の経営方針説明会では,宮本フェローからPCベースで開発していればゲームの移植は一年程度で可能との発言もあった。スイッチの開発がサードパーティに紹介されたのが昨夏であるとのことなので,今年の秋以降は大作のマルチ展開も期待できよう。

インディーズにも、開発キットが提供されていることが既に示唆されているが

その開発キットも、5万程度と、破格の値段ということで、スイッチはこれから

色々ゲームを作ってみたけど、発表する場がない…といったインディーズの受け皿に

なれる可能性が高いということになる。


そして、この考えを裏付けするかのような制作秘話を

更新したのがスキップモア。神巫女制作秘話はここから見れる。


この制作秘話によれば、フェアルーンなどを出してきたスキップモアに

ニンテンドースイッチ用ソフトとしてのゲームを制作しないかという

打診がフライハイワークスからあったのは、去年の某月とある。



しかし、先に書いた通り、スイッチの開発キットは去年の夏頃から

サードに提供され始めたのだから、某月は少なくとも7月以降ということにはなるだろう。

そこから、スイッチの開発ノウハウが無いにも関わらず、総勢4人で半年ほどで

ゲームを作り上げた…という流れだったであろうことが推測できる。


スイッチの開発のし易さについては、他にも同じく社員4人の

福岡の小規模ディベロッッパーであるポイソフトが空飛ぶブンブンバーンを

ニンテンドースイッチのDLソフトのロンチとして発表したり

PS4とPSVitaで既に発売されたソフトとは言え、スクウェア・エニックスが

追加要素とHD振動を追加して、2タイトルをまとめたドラゴンクエストヒーローズ1・2が

同じくロンチとして発売されるなど、客観的な状況証拠からしても間違いはないだろう。






開発のし易さを受けて、海外ではインディーズが既に多数の作品を

ニンテンドースイッチに発売することを発表しており、発売予定タイトル数は300を超えているともいう。



AAAという超大作は、PS4やXboxに水を開けられるところもあるが

任天堂は自社でAAA級タイトルをいくつも持っているので、その点では他2社にも引けはとらない。

今までの任天堂機は、特にサードパーティが弱いとここ10年ほどずっと言われてきたが

今回のニンテンドースイッチでは、とにかく参入の敷居が驚くまでに低い。



その昔、ファミコンブームだった頃は、普段はゲームを出さないような会社までが

パブリッシャーになって、ゲームをリリースする玉石混交なカオスな時代があった。

ニンテンドースイッチは、そのファミコンブームの頃の熱を思い出させてくれる

久々の家庭用ゲーム機になるかもしれない。ゲーマーとしてはこの上ない楽しみである。



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