通信網が昔と比べ、格段に早くなり発達した現在

ゲームという娯楽については、様々なサービスが提供されている。

このブログでメインで取り扱っている、CSハードは専用のゲームハードを必要とし

ソフトもそのハードの仕様に合わせたタイトルを作る必要がある。

ゲームに特化している分、コントローラーなどの入力デバイスが標準でつけられ

テレビなどにHDMIなどで接続することによって、快適なゲームプレイが得られる。

スイッチに至っては、テレビすら必要がないと言った状況で快適なゲームプレイを楽しめる。


その他のゲームのサービス形態としては、現在はCSハードの売上を軽々と追い越していった

スマホゲーが、現在のメインストリームの一つであるのは間違いない。

生活必需品ともいえる、スマホを持っていればスペックさえ足りていれば

気軽に誰でもゲームを楽しむことができ、専用ハードを購入してプレイする

CSハードよりも断然プレイまでのハードルが低いのが特徴的だ。


そしてまた別のゲームサービスの提供形態の一つとして

クラウドゲーミングが現在あるのは間違いない。

インターネットのサーバー上のクラウドに、ゲームデータを置くことによって

世界中のゲームデバイスやスマホなどでアクセスすると、ゲームをストリーミングで

データを取り込みながら楽しむことができる。日本ではSIEがやっているPS NOWのサービスや

Xboxがこれから始めるProject Xcloudなどと言ったサービスがある。

またスイッチのゲームでも、バイオ7など一部のゲームがクラウドゲームとしてサービス提供されている。


クラウドゲームの利点は、サーバー上にデータを置くことによって

ユーザー側は特にゲームハードなどを購入すること無く、気軽にゲームを楽しめるというところだろう。

クラウドサーバー側にあるデータを対応デバイスで受け取る仕組みになるので対応するデバイスの

どれか一つでもあればゲームを楽しめる。ストリーミングなのでゲームデータがデバイスの容量を圧迫することもない。


その一方で当然ながら欠点もあって、まずはどうしても物理的にデータを転送し

受け手側で動かすという仕組み上、どんなに光速に近い通信を行ったとしても

ラグが発生すると言った欠点がある。RPGなどの細かな操作を要求しないゲームなら問題ないが

レースゲームや格ゲー、アクションゲームなどフレーム単位での操作を要求されるような

ゲームとは相性が悪く、どうしても動きにカクつきが出てしまい、人によっては

ゲームをプレイすること自体がストレスになる可能性もある。

また、インターネットのクラウド上にデータを置いている以上、人気ゲームなどで

アクセスが集中すると、その間の時間帯はゲームがまともにプレイできなくなる可能性もある。

確定事項ではないが、日本では近年の動画配信サービスの隆盛で、ネット通信の太さが

今後、絶対的に足りなくなると言った話が出ており、固定回線の契約であっても

使い放題ではなく、スマホと同じような従量制になる可能性が出てきている。

もしこの話が実現してしまえば、大容量のデータを受け取ってゲームをするクラウドゲームは

ユーザーから敬遠される可能性もある。このようにメリットも多いがデメリットも多いのがクラウドゲームである。


日本ではまだメインストリームにはなり得なさそうなクラウドゲーミングだが

ついにあの世界有数の大手の会社が、そのジャンルに本格的に参入することが正式に発表された。


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Googleがゲームストリーミングプラットフォーム「Stadia」を発表へ!

今回の話は、以前から噂があって、正式発表がされることは予め言われていたので

驚きは少なかったが、海外で開かれていたゲームデベロッパーのための会合である

GDC 2019において、Googleがかねてより噂されていたゲームストリーミングプラットフォームへの

正式参入が発表された。そのサービスは「Stadia」(ステイディア)という名前になるとのこと!

 北米時間2019年3月19日,Googleは,Game Developers Conference 2019(以下,GDC 2019)で行った基調講演において,同社独自のゲームストリーミングサービスプラットフォーム「Stadia」(ステイディア)を発表した。
 専用ゲームパッドを使用するものの,特定のハードウェアプラットフォームには依存しないのが特徴で,PCやスマートフォン,あるいはネットワークデバイスの「Chromecast」でも利用できるのがポイントだ。

 世界中にあるGoogleのデータセンターを利用することで,可能な限りインターネットを利用せず,ISPとデータセンター間を直結することによって,低遅延で高画質なゲームストリーミングを実現するという。

 プレイヤー1人に割り当てられるハードウェアは,AMDのデータセンター向けGPUと,カスタムのx86 CPUなどを採用しており,GPU演算性能は10.7 TFLOPSに達するとのこと。リリース時点では,4K解像度でHDR対応の映像を60fpsで出力できるスペックを有し,将来的には8K解像度の120fps以上もサポートするとGoogleは予告している。

 ハードウェアのスペックは固定ではないので,たとえばプレイヤー1人あたりに複数のGPUを割り当て,クラウドベースのマルチGPUレンダリングを行って映像品質を向上させることも可能だそうだ。

 Stadiaは,2019年中に北米や英国,欧州でサービスを開始する予定とのこと。サービスの詳細については今夏に発表する予定とのことで,料金体系や日本でのサービス予定なども,そのタイミングで明らかになるかもしれない。

アメリカにある企業で4大IT企業の頭文字を取って、俗にGAFAと呼ばれる

企業の一角である、Googleがついに本格的にゲーム事業に参戦ということになる。

Google自体はAndroidのシステムなどを作っていることにはなるが、ゲームについては

何かしらの大きなタイトルがあるわけではなく、配信されるソフト次第というところだろうか。

また、いくらGoogleが世界のあちこちにデータセンターを立てたとしても、先に述べた

問題については、根本的な解決が難しいので、その辺りの問題をどうやって解決していくだろうか。

また、配信が終了したらゲームもできなくなると言ったデメリットもあるため、ゲーマーにとっては

不満がそういったところで出る可能性もある。その場合の対処法などもGoogleは考えないといけないのではないだろうか。


現時点では、日本はそのサービスインの対象地域に入ってはいない模様。

将来的に配信地域になるのは間違いないとは思うが、意外にその時期は遅れるかもしれない。

いずれにせよ、今年の夏にサービスの詳細が発表されるということなので

まずはGoogleがどのような展開をしていくか。見守ることにしたい。


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