発売は、数字上では2年前ということになる2016年の11月に
PS4とXbox oneでマルチで発売されたファイナルファンタジー15。
元々は、PS3のFF13ヴェルサスとして開発がスタートしたタイトルであったが
開発が難航し、発売日が未定のままどんどん時が過ぎ、最終的にPS4で
ナンバリングタイトルの15として開発が行われることとなった。
PS4でナンバリングタイトルの発売となることが決まってからも
メインで開発に携わっていた野村哲也氏が、何時まで経ってもゲームを完成させられず
途中でディレクターが田畑端に変わるという、国内最大級のRPGのIPとしては
あまりにもアレなグダグダっぷりを露呈し、初報から10年近く経ってなんとか発売にこぎつけることになった。
しかし、そのゲームの内容があまりにもアレでつれぇわ状態になるユーザーが続出。
結果、今まで発売されれば基本的にミリオン到達が当たり前だった(オンラインの11と14を除く)
FFというブランドは失墜。初週の売り上げはわずか69万ほどで、投げ売りなどを駆使して
ようやく100万にかろうじて到達(ファミ通集計)するという体たらくであった。
このFFは消化率などの観点から、国内では大体110万本ほど出荷したという推測がされているが
売れ残ったFF15の在庫は、未だに小売とユーザーを苦しめているようだ。
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比較的中身が良いとされる、ヨドバシのお年玉袋に再びFF15の驚異が…。
ネットで報告された福袋ならぬ鬱袋報告は非常に痛ましいものであった。
家電量販店のヨドバシカメラが抽選販売していた夢のお年玉箱という企画で
プレイステーション4の夢というお年玉箱が35000円で販売されていたのだが
その抽選に当たった人で、昨年の年末に早くも受け取ったユーザーから
プレイステーション4のお年玉箱の中身が暴露されている。
ヨドバシのPS4の夢が早く届く。
ソフトいらね!FFXV有るし! pic.twitter.com/1rsraO0hvH
— ミ夕ダヨー (@pu_ten_s) 2017年12月30日
というわけで、FF15・ウイイレ2018・NewみんなのGOLFとPS4の500GBが
このユーザーに届いた中身だったとのこと。
35000円という値段だが、現在Amazonで購入できるPS4の500GBは多少の値引きありで
30895円(2018年1月1日現在)となっている。
しかも、この中には予めNewみんなのGOLFが無料で引き換えられるDLコードがついている。
そこで、FF15とウイイレをあわせておよそ4100円の価値があるかになるが…。
FF15については、場所によっては本体に無料で同梱されたり、数量限定で投げ売られていたが
現在でもAmazonで初回版が余裕で購入でき、そこでは2980円の販売価格となっている。
ウイニングイレブン2018は、現在半額ほどの4400円台での販売でプラスの価値はほとんどないようだ。
スポーツゲーはこういった福袋の定番品であるので、お得感は少ない。
これは正直…本体だけ普通に買って、4100円ほどの差額は、別の何か他のゲームを買うほうが有意義のように思える。
というよりは、2016年の年末商戦前に発売したFF15の初回版が新品で未だに手に入る…すなわち
不良在庫として扱われているのは、涙を禁じ得ない。
小売としても、いつまでも売れないソフトの在庫を抱えているのは、当然ながらスペースと
維持費という形で店舗の利益を圧迫するので、こういったタイトルはさっさと売り払いたいというのが本音なのである。
FFは確かに、中古へ流れるのが非常に早いゲームであったが、新品がこれだけの売れ残りを抱えてしまうのは
全盛期の頃の圧倒的人気を知っている人間としては、本当に落ちぶれたなぁ…という感想しか出てこない。
次のFFはFF7Rが大きなタイトルとなるだろうが、このままで行くとFF7Rも大失敗…いや
そもそも何時発売される可わからないので、FFブランドとしては今回以上に空気になる可能性もある。
かつての輝きは微塵もなくなったFF…本当にどうしてこうなってしまったのだろうか…。