ソニー・インタラクティブエンタテインメントとFirewalk Studiosは,8月24日にローンチしたばかりのオンライン専用アクションゲーム新作「CONCORD」(PC / PS5)の運営を見直し,9月6日にもサーバーを中断し,PCおよびPS5向けの購入者全員には全額返金するとアナウンスした。

 「CONCORD」は,5vs5に分かれたプレイヤーが戦い合うというチーム対戦アクションで,異なるスキルを持つ16人のフリーガンナーから好きなキャラを選んでプレイしていくヒーローシューターだ。2018年にFirewalk Studiosが設立されてから開発が続けられており,2023年8月にソニー・インタラクティブエンタテインメントにより買収されたことで,“PlayStation 5にとってのオーバーウォッチ”などとも言われていた。

煽り抜きでゲーム史に残る大失敗事例ですね。

開発に8年、スタジオの買収含め開発関連費用は3億ドルになるとも言われていたSIEがリリースしていた

ヒーローシューターである『Concord』が歴史的大失敗で醜態を晒す結果に。


SIEお得意のポリコレゲーで、既にそのビジュアルから批判的な意見が多かったようですが

ゲームの出来もお世辞にも良いとは言えず、基本的には高評価が出やすいSteamなどにおいても

その評価は賛否両論という、普通のタイトルならかなりの低評価を下されていました。

また、聞くところによれば基本的にそもそも人が集まらなければ対戦が成立しない

オンラインFPSでありながら、同時接続数が全世界で24人といったとんでもない数字も

観測されていたようで、オンラインFPSゲームとして成り立ってないレベルのタイトルとなっていました。

その結果が、今回の販売休止+返金対応というまさに前代未聞の結果となるわけです。

完全なる停止ではなく、別のアプローチで何かしらの遊びを提供するための検討にしばらく入るようですが…

まぁ、こんなゲームを出してしまった状況では新たに出直してもまた嘲笑されるだけではないかと思いますね。


なお、タイトルになっているConcord(コンコード)とは、日本語で

(意見・利害などの)一致; (事物・人間間の)調和,和合,協調といった意味があり

この言葉の意味を含ませた、超高速旅客機であるコンコルド(綴りはConcordeでこれはフランス語綴り)という

乗り物がありましたが、コンコルド効果という言葉を生み出した、商業的に失敗した乗り物であり

まさしく今回のConcordはその名前の通り、コンコルド効果に陥ってしまったタイトルではないかなと思います。

類似のタイトルとして、同じくフルプライスでゲームを発売しながら完全オンライン専用であったにも関わらず

評判が芳しく無く、結局サービスを一年ちょっとで終了してソフトが完全にゴミと化した

バビロンズフォールというタイトルがありましたが、バビロンズフォールですら

1年は何とか持ったのに、今回は2週間も経たずにですので、もうなんというか格が違いますね(苦笑)

既に購入したユーザーにとっては、返金対応がされるのが唯一の救いでしょうか。


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