2017年もあと1ヶ月と少しになった。
これから、年末に向けて国内外で一年の中でもっともモノが売れる
小売にとっての最大の商戦期となる。
その皮切り…とでも言えば良いのか、アメリカでの11月の第4金曜日…
すなわちブラックフライデー(黒字の金曜日)を
24日に迎えることとなった。年末商戦機の入り口で、この日に一斉にアメリカ全土の
小売が安売りをしかけるので、この日は大いに賑わうのだ。
このブラックフライデーは、クリスマスに向けた年末商戦の大事な前哨戦とも言える
セールの日になるが、ここでもニンテンドースイッチは圧倒的な存在感を見せつけたようだ!
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ブラックフライデー当日のオンラインで売れた商品のランキングで、全てのカテゴリー集計でスイッチが1位に!
ブラックフライデーは、先にも書いたとおり、11月の第4週の金曜日1日のことを指す。
年末商戦に向けて、小売が本格的に動き出す前哨戦といった意味合いで、この日は
各小売で、一斉に大きなセールが行われる。全米規模なので日本とは比べ物にならないほどの
お金がたった1日で動く日…だから黒字の金曜日と呼ばれている。
さて、アメリカのオンラインでの売り上げを毎年調査しているAdobe社が
今年のブラックフライデーの売れ行きランキングを発表し、見事その一位にスイッチが輝いたようだ!
米国のブラックフライデー(今年は11月24日)におけるオンライン小売りの総売上高は前年比16.9%増の50億3000万ドルと記録を更新した──。米Adobe Systemsが11月24日(現地時間)、Adobe Digital Insightsでの調査結果を報告した。
Adobeが毎年発表するこの調査報告は、米国の100の主要なWeb小売りサービスのオンライン決済の80%を解析するAdobe Analyticsによるもの。
昨年の11月1日~12月31日のホリデーシーズンを含む2カ月のオンライン売上高は944億ドルだった。今年は1074億ドルに上るとAdobeは予測する。
昨年に続いてモバイルからのアクセス・購入が増加した。11月1日~24日のオンラインストアへの端末種類別アクセスは、PCが46%、スマートフォンが45%、タブレットは9%だった。売り上げはPCが63%、スマートフォンは26%、タブレットは11%。2016年のスマートフォンとタブレットを合わせた売り上げに占める割合は36%だった。
ブラックフライデーにオンラインで最も売れたのは任天堂の「Nintendo Switch」で、4位に米Googleの「Chromecast」が、5位に米RokuのSTB「Roku」がランクインした(2位と3位は子ども向けキャラクターグッズ)。
出典:米国ブラックフライデーのオンライン売上高は過去最高の50億ドル超──Adobe調べより
今まで調査を始めてきて、最大の売上となった2017年のブラックフライデーオンラインセールスということだが
その中でニンテンドースイッチが、全ての商品ジャンルあわせて、一番売れたというのは凄まじい勢いであることがわかる。
また、それだけの数を用意したが売りきれてしまったということから、一体何台出荷したかも想像がつかない。
ブラックフライデーに向けて、本体を貯めているといった見方はあったが、実際にそうだったのだろう。
そして、それだけの台数もあっという間に売り切れてしまったと…。スイッチは需要が強かったので
値引きではなく定価販売だったようだが、それでもあっという間に売り切れてしまったようだ。
One of the most popular Black Friday items has no discount
ブラックフライデーには、小売にとって売りたい商品を前面に出していくが
その中で特に価格を安くしなくても売れるものと、値引きをして売るものがある。
値引きをしたもので人を寄せて、本命の定価商品を売る日本でも良くある売り方だが
スイッチは、定価販売で全く問題なかったということなのだろう。
そして実際に、あっという間に売り切れてしまったということにもなる。
海外での前哨戦ブラックフライデーがこれだけ好調だと、以前記事にした
マッコーリー証券が3Qでスイッチが750万台売るという予想も
在庫があれば、まず達成できるであろう数字であることはほぼほぼ間違いない。
【一体何台売れるのか】マッコーリー証券、第三四半期のニンテンドースイッチの売り上げをおよそ750万台と予測!
用意したらした分だけ、売れそうな勢いを見せているニンテンドースイッチ初めての年末商戦。
これから日本でも、その熱が遅れてやってくることだろう。今年の週販記事は色々な意味で更新が楽しみだ。