米国の小売最大のセール期間であるブラックフライデー。
近年、日本でも商戦期として名前が一般的になっているこのブラックフライデーは
本来は、米国の11月の第4金曜日のことを指す言葉である。
米国での感謝祭(11月の第4木曜日)の翌日に当たるこの日は、米国の小売にとっては
まさに書き入れ時と言える日であり、年間でもっともモノが売れる日とされている。
それと同時に、クリスマスに代表される年末商戦の始まりともされる日となっていて
これから1ヶ月の間が、米国では非常にモノがよく売れる時期となる。
子供層に圧倒的な強さを誇る任天堂ハードは、国内外でこの時期に多くの本体を
販売することが知られており、一年の売上のうち6割~7割程度はこの期間に売り上げるともされる。
毎年のように、任天堂無双と言える売上を記録する任天堂にとっては大事な時期となる。
ブラックフライデーは、インターネット通販が一般的になった現代においては
インターネット通販での売上の集計が、米国では集計されているようで
その結果の速報がすでに今年も出ているが、ゲーム関連のセールについては
当たり前すぎる結果が出たということで、改めて記事にする。
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米国のブラックフライデーで一番売れたゲームハードはスイッチ!
というわけで、アメリカの人々が大きな消費をするブラックフライデーは
一日でまさに桁違いの額の消費が行われるわけだが、今年のブラックフライデーにおいて
どんな商品が売れ、売上がどれくらいあったかと言った集計がすでにされていて
その結果・おおよその内訳が発表されている。その結果によれば、当然の結果…
すなわち、スイッチがこのブラックフライデーのオンライン売上で最も売れたゲーム機という結果が出ている。
オンラインでの売上高が過去最高の42億ドル(約4600億円)に達したサンクスギビング(感謝祭)に続き、ブラックフライデーでも過去最多の売上高となった。ただし、予想には届かなかった。Adobe(アドビ)の分析によると、ブラックフライデーに消費者が、コンピューター、タブレット、スマホでのオンライン買い物で使った額は74億ドル(約8100億円)だった。この数字は前年のブラックフライデーより12億ドル(約1300億円)増えたが、実際には75億ドル(約8210億円)としていたAdobe Analyticsの予測には届かなかった。一方、Salesforce(セールスフォース)の分析では売上高は72億ドル(約7900億円)で、こちらも予測を下回った。
人気を集めた商品としては、Frozen 2、L.O.L Surprise、そしてPAW Patrolのおもちゃがある。最もよく売れたビデオゲームは、FIFA 20(サッカーゲーム)、Madden 20(バスケットボールゲーム)で、ゲーム機はNintendo Switchだった。
言わずもがなの当然の結果…だな…と。
まぁ流石に、発売から相当時間が経っているPS4・Xbox oneが今更大きく売れるということも
もはやないのは間違いない。両機種ともすでに次世代機の影も見えている状況である。
それでも、過去最高のオンライン売上となった、今回のブラックフライデーでの
スイッチがどれだけ売れたのかは正直気になるところ。もちろん、オンラインだけではなく
実際の小売での販売分もあるので、スイッチはまたこの一ヶ月で相当な売上を上げるのではないだろうか。
この3Qの売上の結果がわかるのは、来年1月終わり頃。景気の良い発表がされることを期待したい。