濃密な情報が、50分ほどの僅かな間に矢継ぎ早に告知された

本日午前7時より開催されたニンテンドーダイレクト



ポケモンウルトラサン・ウルトラムーンやスーパーマリオオデッセイといった

タイトルすら、そこまで多くの時間を割かずに、淡々と新情報を公開していく

手法は、視聴者側としては、もはや情報の波に埋もれてしまうほどの

情報量で、先程から記事を更新している管理人も色々と整理が追いついていない。


しかし、今回のニンテンドーダイレクトで、間違いなく業界的には

ビッグニュースであるものの、日本ではそこまで知名度が無く

さらっと流されただけのように見える、新規タイトルがあった。

それが、中国企業のテンセントがスイッチに初めて発売する

MOBAゲーである、「Arena of Valor」である。




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そもそもMOBAとは?

ゲームジャンルは、日々新たなジャンルが生まれ、定着したりしなかったりしている。

日本でも、最近はFPSとかTPSとか、MMOとか様々な専門用語的なジャンルのゲームは

徐々に知れ渡っては来ている。ただ、今回のArena of ValorのMOBAという

ジャンルは、日本ではあまり馴染みがないと思われる。

実は、管理人もよくわかっていないので、改めてMOBAというジャンルの定義を再確認する。

マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ(英:Multiplayer online battle arena、略称 MOBA)とはコンピューターゲームにおけるRTSのサブジャンルで、プレイヤーが2つのチームに分かれ、それぞれのプレイヤーがRTSゲームの要領でキャラクターを操作し、味方プレイヤーと協力しながら敵チームの本拠地を破壊して勝利を目指すスタイルのゲームのこと。一般的なRTSとの違いは、軍勢を操作するのではなく、ゲーム開始時に選択した「ヒーロー(またはチャンピオン)」と呼ばれるたったひとつのキャラを操作する、その「ヒーロー」はレベルや多種多様なスキル、武器防具、所持金といったRPGのような概念を持ち、RTSのユニットよりも幅広く成長するなどがある。


文中にあるRTSとは、リアルタイムストラテジーの略である。

広義で言えばシミュレーションゲームになるが、時間が止まること無く、刻一刻と状況が

変化していくので、頭を使いながら判断力が試されるという高度なゲームになる。

なので、ゲーム初心者には若干ハードルが高いジャンルだが、こういうジャンルは慣れると

非常にアドレナリンが全開になるようなゲームとなる。

ニンテンドーダイレクトの、一瞬ではあるがゲーム動画を観てみれば

なんとなく雰囲気は察すことが出来るだろう。

MOBA自体は、日本で受け容れられているとはいい難いが、やはりコアなファンは存在するジャンルだ。

世界最大のゲーム企業・テンセントがCS業界に参入というビッグニュース。

テンセントという企業について、今度は書いてみよう。

テンセントは、中国にある巨大企業である。

中国は、実はその人口の多さも相まって、ネトゲが非常に盛んなお国柄で

PCゲームなども含めたゲーム市場においては、現在世界最大の市場を持っているとされる。

テンセントは、その巨大な中国ゲーム市場の頂点に君臨する存在である。

少し前の記事だが、テンセントがいかに巨大な企業であるか紹介している

日本の記事があるので、少々長くなるが引用してみよう。

テンセントは5月17日、2017年第1四半期の決算を発表。今年3月までの四半期売上は72億ドル(約8034億円)に達した。中国・深セン本拠のテンセントの時価総額は3000億ドル(約33兆5000億円)に及び、アップルやフェイスブック、グーグルの親会社のアルファベットらと並び、世界で最も企業価値の高いテクノロジー企業に挙げられる。

中略

2. ゲームの売上はソニーや任天堂以上

調査企業App Annieによると、中国のiOSストアではテンセントのゲーム「Honor of Kings」が年明けからベストセラーになっている。HSBCはこのゲームの売上が同社のモバイル事業の売上の40%を生み出したと分析する。

グローバル市場でもテンセントはMAUが1億人に達する「リーグ・オブ・レジェンド」で知られるRiot Gamesを傘下に持っている。さらに、昨年はフィンランドのスーパーセルの株式の全てをソフトバンクから購入している。App Annieのデータではスーパーセルの「クラッシュロイヤル」は米国のiOSストアの有料ゲームランキングで1位となっている。

テンセントは売上高でソニーや任天堂、アクティビジョン・ブリザードらを抑え世界最大のゲーム企業になっている。背景にはWeChatやメッセージングサービスのQQ、中国でトップのアンドロイド向けアプリマーケットYongbaoを通じた強大なディストリビューション網を持っていることが挙げられる。

総合的なテクノロジー企業とは言え、引用にある通り、その企業規模は世界に名だたる

テクノロジー企業と引けをとらないレベルであるということだ。


日本ではあまり知られていないが、海外ではバカ売れしているFPSである

オーバーウォッチなどを開発するブリザードなどの大株主となっている。



現時点で、ゲームアプリで最高の収益を誇るクラッシュ・オブ・クランや

世界最大のアクティブユーザーが居ると言われる、League of Legendsなどを

運営している企業の親会社でもあり、市場規模的には随分と小さいCSゲームに

わざわざゲームを出さなくても何ら問題ないにも関わらず

ニンテンドースイッチにゲームを出すということは、別に金持ちの道楽とか

そんなわけではなく、ニンテンドースイッチの市場に魅力を感じているからだと言えよう。

日本ではそんなに注目されないだろうが、海外のPCメインのユーザーを

呼び込める可能性があり、テンセントが今後どれだけ本気を入れてくるかによって

スイッチの更なる人気上昇が見込めそうである。


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