発売から四年目を迎えて、今もなお絶好調で
勢いが衰えることがないニンテンドースイッチ。
Liteとの合算にはなるが、既に国内では全世界で最も売れた任天堂ハードであった
Wiiの累計販売台数1275万台をゆうに抜き去り、累計の販売台数は1300万台に到達している。
全世界の数字は決算待ちではあるが、既に昨年12月までで5000万台を軽く突破しており
このままのペースで行けば、Wiiよりも売れる据え置きハードになるポテンシャルを秘めている。
しかし、本体を製造している中国の工場が新型コロナの影響により稼働縮小を
余儀なくされ、現在は本体の生産が滞っている状況となっていて、2月の上旬から
国内での毎週の販売はかなり少ない状態が続いている。リングフィットアドベンチャーもその影響を受けている。
発売から4年目で、既に欲しい人にはかなり行き渡っていると思われるスイッチが
未だに生産が滞れば品薄になる状況が続いており、ちょうどあつまれどうぶつの森という
一般層を取り込めるキラータイトルが出てしまったことから、その品薄には
現在拍車がかかっており、ノーマルスイッチは店頭で見つけることが
スイッチ発売1年目並に難しい状況になっている。その結果、またしても転売が横行する自体になっている。
中国の新型コロナの患者数は、徹底した封じ込めによって減ってきていることにはなっているが
(ただし中国共産党の発表する数字は眉につばをつける必要がある)
本日は日本での感染拡大を受けて、1都7府県に緊急事態宣言が出されるなど
今度は日本での状況が非常に厳しい状況になっている。
そんな中、ゲームはちょうど外出を控える要請が出ている地域の住民にとっては
家で楽しめる娯楽ということで、需要が高まりそうな娯楽となっているが
残念ながら、スイッチ本体が深刻な品薄に今週は悩まされることになりそうだ。
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任天堂「予約分を除いたスイッチ本体・Liteは今週出荷はありません」
今現在、あつまれどうぶつの森が、ニンテンドースイッチのソフト史上最高の出だしを
記録している現状で、このコロナ禍はあまりにもタイミングが悪すぎた状況となっている。
特にあつまれどうぶつの森が発売した週の本体は、なんとニンテンドースイッチのロンチよりも
Lite合算とは言え、本体を売り上げており、潤沢な在庫があった場合はもっと
凄まじい数字が出ていたのではないかと思われるぐらいの反響があった。
あつ森自体が、普段ゲームをやらないような層に訴求できるタイトルで
新規にスイッチを買うユーザーもこのタイトルが出たために多かったのではないかとも推察されるが
それでも既に本体発売から4年目、1300万台以上が普及しているスイッチが
まさかここまで再度品薄になると誰が予想しただろうか。更に最悪なことに
あつ森が発売して4週目となる今週の、スイッチの出荷が予約分を除いて
行われないことが、任天堂より公式で告知されている。
[お知らせ]Nintendo Switch本体(「あつまれ どうぶつの森 本体セット」含む)ならびにNintendo Switch Lite本体は、ご予約分を除き今週の出荷はございません。来週以降の出荷予定については改めてお知らせいたします。
— 任天堂株式会社 (@Nintendo) April 7, 2020
これは痛い機会損失。
思えば、一年目のスイッチ人気が爆発したときの争奪戦というのは
このブログでも記事に散々していて、非常に凄まじいものであったが
まさかこの品薄状況を4年目のハード成熟期に見ることになろうとは…。
今回の出荷が行われないのは、相変わらず中国からの生産が厳しい状況にあるのか
それとも本日の緊急事態宣言が影響しているのか、あるいはその両方であるのかは
正直わからないところだが、いずれにせよコロナ禍が長期化しそうな現状において
ハード成熟期に本体を売れないのは任天堂にとっても手痛い状況であるのは間違いないだろう。
早く、このコロナが終息することを願いたいが…全く先が見えない。