このブログでも度々、最近はその迷走具合を話題にすることがある
中堅和サードであるレベルファイブ。
かつて存在したディベロッパーのリバーヒルソフトに在籍していた
日野晃博氏が立ち上げた会社であり、最初はディベロッパー専門であったが
DSの頃にレイトン教授シリーズでヒットを飛ばしてからは、ディベロッパー兼パブリッシャーになっている。
日野氏の商才は凄まじく、様々な新規キャラクターIPをゲームだけではなくメディアミックスする形で
展開することにより、大きなブームを度々巻き起こしている。特に3DSで発売された
妖怪ウォッチは社会現象にまでなり、一時は朝のワイドショーなどでグッズがバカ売れしている様子も報道されていた。
しかし、日野氏は新しいIPを生み出す手腕は確かなものの維持が下手とも言われており
かつて大きなブームを作ったレイトン教授やイナズマイレブン、そして前述の妖怪ウォッチは
今は全盛期と比べると相当その規模は縮小されている。なまじ日野氏が才能があるだけに
あれもこれもと手を出した結果、現在は虻蜂取らずと言った状況になっている。
特にイナズマイレブンは、任天堂ハードメインで展開していたものの、最新作をスマホとPSで
マルチすることを発表してからというもの、発売がどんどん延期されており、メディアミックス戦略で
一緒に展開していくはずだった、アニメのほうが先に終わってしまうという醜態を晒してしまっている。
そして最終的には、アレスの天秤だったはずのタイトル自体が変わってしまっている。
【駄目だこりゃ…】イナズマイレブン最新作、タイトルと2020年春発売から2020年発売へサイレント修正へ
イナズマイレブンについては、未だ発売日も発表されておらず迷走具合が半端ないが
そのイメージを払拭するためなのか、かなり切羽詰まっているのかは不明だが
レベルファイブが大盤振る舞いとも言えるセールを一週間限定で行うことが告知されている。
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レベルファイブのスイッチ4タイトルのDL版が3月13日より一週間限定で1000円での販売セールが開催!
元々発売している作品は、子供層に強いイメージのキャラクターを押し出しているレベルファイブのIP群。
子供層に強い…つまり、任天堂ハードとの相性が良いと考えられるIP群なのだが、何をトチ狂ったのか
PS4に妖怪ウォッチ++を後発完全版としてスイッチとマルチで発売し、オリジナルを持っているのならDLCを買い足せば
基本的に買う必要はないスイッチ版のほうがPS4版よりやっぱり大きく売れて、PS4版は一週だけ
ランキングに登場した以降は、全く売れていない…つまりPS4にはレベルファイブのタイトルを
好む層はPSにはほぼ居なかった…という当たり前の結果が露呈した状況にある。
任天堂ハードに注力して地道に展開していれば、今も盤石なメーカーになれると
思われたレベルファイブの迷走具合が露骨に出た形で、今からでもスイッチで
地道にユーザーを獲得する展開を行えばいいのにと、他人事ながらも思っていたが
そんなレベルファイブが、今週の金曜から一週間限定でDL版の自社主力タイトル4作品を
1000円という大盤振る舞いの価格で販売することを発表している!
やり込み要素たっぷりのレベルファイブ4タイトル(DL版)が、すべて1,000円で遊べる!
1週間限定!「いま、遊ぼう!キャンペーン」実施!株式会社レベルファイブ(本社:福岡市中央区、代表取締役社長/CEO:日野晃博)は、Nintendo Switchダウンロード版ソフトを1,000円(税込)の価格でご提供するキャンペーンを、3月13日(金)より1週間限定で実施いたします。皆さまにじっくり楽しんで頂ける4タイトルをラインナップしましたので、ぜひお楽しみください。
というわけで、3月13日(金)~3月19日(木)23時59分までの1週間の期間限定で
スナックワールド、レイトン カトリエール、二ノ国、妖怪ウォッチ1の4作品が大幅値引きの1000円という
まさに文字通りの大盤振る舞いのセールとなっている。どの作品も名作とまでは行かなくても
良作判定が基本的にされている作品群なので、未プレイの人には丁度いいきっかけになるのではないだろうか。
これはおそらく、今丁度コロナウイルスによってほぼ全国的に休校措置が取られている
子供層を狙い撃った施策であると思われる。レベルファイブのIPは元々子供に刺さるのが多いので
これをきっかけに、多くのユーザーにレベルファイブのタイトルに触れてもらおうという意図があるのだろう。
最近のレベルファイブにしては、珍しく今後のユーザー層の拡大を狙った意図が見える
セールといえ、このセールでレベルファイブのIPに触れた層をターゲットにした
新たな展開をしていってもらいたいと思うが、今後のレベルファイブはどう動いてくるだろうか。