2011年2月27日に発売され、今年の発売日で発売から10年目という
ロングサイクルのハードとなっているニンテンドー3DS。
現在は、ほぼ新作ソフトのリリースも無くなり、ファ-ストである任天堂も
昨年の3月に発売した、毛糸のカービィプラスを以って、新作ソフトのリリースを完全終了している。
全世界で1億5千万台ほど販売した前世代機のDSと比べれば
その売り上げは大きく下がってはしまったものの、それでも国内で2400万台以上を売り上げており
豊富なソフト資産は今でも遊べるタイトルが多数ある名機と呼ぶにふさわしいハードとなっている。
今はスイッチに携帯機機能も統合され、影は徐々に薄くはなってはいるが
それでもまだまだ現役稼働している人も多いであろうと思われる。
今年で10年目に入り、そろそろその役割をスイッチに任せてほぼ隠居状態になっている3DS。
当然のことではあるが、どんなゲームハードもいつかはその公式サポートが終了する時が来る。
今回は、ニンテンドー3DSとニンテンドーDS末期に導入されたサービスの完全終了が任天堂より公式で告知されている。
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「ニンテンドーゾーン/ニンテンドー3DSステーション」 が2月28日を以てサービス終了へ!
日本では圧倒的な強さを誇った、ニンテンドーDS・ニンテンドー3DS。
時代はDSの頃から一般家庭のインターネット普及が進み、Wi-Fiを使っての
無線通信がゲームのスタンダードとなっていく。通信機能を利用した
ゲームの新たな遊びや、ゲームそのものがDL配信になっていく時代であったが
当然ながら、すべての家庭がその環境を備えていたというわけではなかった。
その結果、任天堂が出した一つのサービスとして家電量販店や特定の
チェーン店などで展開していた2つのサービスが終了となることが正式に告知されている。
平素は、弊社商品をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
このたび、「ニンテンドーゾーン」および「ニンテンドー3DSステーション」につきまして、2020年2月28日(金)をもってサービスを終了させていただくことになりました。
サービス終了日:2020年2月28日(金)
ご利用いただいておりましたお客様には申し訳ございませんが、何卒ご了承いただきますようお願い申し上げます。
※
ニンテンドー3DSステーションは随時撤去します。店舗によっては上記期日前に撤去している場合がありますので、ご注意ください。なお、サービス終了後も、ポケモンセンターや一部店舗のゲーム売り場に設置している無線アクセスポイントで、引き続き無料インターネット接続サービスがご利用いただけます。ニンテンドー3DSシリーズでニンテンドーeショップや「本体の更新」を利用する際に、ご自宅にインターネット接続環境がない場合は、こちらをお使いください(特別な設定なく接続できます)。
長きにわたりご愛顧いただきまして誠にありがとうございました。
ニンテンドーゾーンは2009年6月から、マクドナルドやセブンイレブンなどの施設で
ニンテンドーDS・ニンテンドー3DSのWi-Fiをつないで楽しめるWi-Fiスポットとして機能したサービス。
そして3DSステーションは、家電量販店などに設置されたニンテンドーゾーンを兼ねた
3DSの販促機械と言ったもの。これらのサービスが2月28日を以て終了となるとのこと。
ニンテンドーDSの末期や3DS初期は、まだ家庭に無線Wi-Fiが無いといった
家庭も多く、サービスを展開しているショップに本体を持ち込めばこれらの
サービスを利用することができ、一定の需要はあったはずである。
しかし今は、スマホのテザリング機能などでもその気になれば無線通信が
出来てしまう時代であり、これらの端末を実際に使って店舗でネットに
つなぐような人は少数派になっていたであろうと思われること。
また3DS自体が、もはや縮小傾向にあるということからの、今回の決定に至ったであろうと推察される。
ニンテンドーゾーンはスイッチにも対応していたとのことだが、実は管理人もこのことは知らなかった…←
時代が進むとともに、需要が少なくなっていたのは間違いないだろう。
それにしても、つい先日記事にしたがWiiの修理受付が年度末で終了し
ニンテンドーゾーン・ニンテンドー3DSステーションも終了となるということで
任天堂の大きな一時代が終焉に向かっているということをひしひしと感じる。
当然ながら、ほとんど利用されなくなったサービスであってもサービスを維持するためには経費がかかる。
今はスイッチが絶好調で、これらのサービスを終了してスイッチに全力を注ぐ…という
見方も出来るだろうが、それはそれとして、やはり一時代を築いたコンテンツが終わりを
迎える様を見るのは、昔からのゲーマーとしては寂しさを感じるのも事実である。
なにはともあれ、任天堂にはこれからスイッチでの展開に全力を注いで
ユーザーを喜ばせてほしいと願う次第である。サービス維持、お疲れ様でした。