ゲームジャンルにおいて、非常にニッチなジャンルではありながらも
一定のファン層がついているジャンルである乙女ゲー。
いわゆる、男性向けの美少女ADVの逆バージョンと言ったところで
女性主人公1人に対して、イケメンキャラが複数人登場するタイプのゲームであり
かつては、PSPやPS Vitaで一定の層が確実に購入するジャンルとして
いくつかの馴染みのメーカーが、様々なタイトルを出していたジャンルとなっている。
しかし、かつて主戦場となっていたPS Vitaはすでに国内での
販売がほぼ終了状態にあり、海外ではカードリッジの生産が終了となっている。
国内での生産は続いているが、もはや市場としては終わろうとしているのがVitaである。
そのため、数少ない乙女ゲーを専門に出していたメーカーはVitaに見切りをつけ
今は殆どのタイトルが、スイッチに発売されるようになっている。
据え置き機でありながら、携帯機にもなれるスイッチでは、こういった
テキストADVのゲームは、非常に相性が良いのは誰もが認識する事実である。
当初はスイッチに出しても、週販TOP30にも入らないことも多かったが
地道にリリースを重ねている今は、注目タイトルだとTOP30位以内に入ることも増えてきた。
乙女ゲーをプレイする層は、その他のゲームにあまり関心が無い場合も多く
PSPなどは、ずっとユーザーが残り続けたため、かなり後まで新作が出続けていたが
今回はスイッチに重点的にリリースを集めたことによって、Vitaからの移行が
随分早く行われているようにも感じられる状況でもある。
スイッチには任天堂が出す、女性にウケが良いゲーム(ぶつ森が最たるタイトル)があったりするので
そういった層も、スイッチを早々と購入していると考えられるし、いよいよ20日には
スイッチライトも発売されるので、女性向けタイトルをやる層も、一気に移ってくるのでは?
という、予測もすでにメーカーは立てているのでは?とも思われる。
うたプリなどの乙女ゲーとしてのキラータイトルなども、スイッチに発売されることが決定し
また、任天堂の公式でも一時乙女ゲーを特集するページが作られるなど、確実に
ユーザーをスイッチに移行させつつある乙女ゲー。乙女ゲージャンルの中で
有名なタイトルの移植だったり、新作発表も行われるようになった中で
元祖乙女ゲーとでも言うべき、あのタイトルの最新作が実に17年ぶりに制作されることが発表されている。
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乙女ゲーの元祖にして、ネオロマンスシリーズの元祖である『アンジェリーク』の17年ぶりの最新作が2020年初頭にリリース決定!
乙女ゲー的に、大きな話題となると思われる発表がコエテクより行われた。
1994年に、SFCで第一作が発売され、コエテクの後にブランド的なものとなる
ネオロマンスシリーズの第一弾タイトルである『アンジェリーク』の
最新作が、17年ぶりに制作・発売されることが発表されている。
ネオロマンス25周年の節目に「アンジェリーク」シリーズの完全新作が制作決定! ~Nintendo Switch用ソフトとして、2020年発売予定~
当社は、女性向け恋愛シミュレーションゲーム『アンジェリーク新作(仮称)』を、NintendoSwitch用ソフトとして制作することを決定いたしました。
本作は、2019年9月20日(金)に発売予定の「Nintendo Switch Lite」でもお楽しみいただけます。
『アンジェリーク新作(仮称)』は、1994 年に世界初の女性向け恋愛ゲームとして発売され人気を博した「アンジェリーク」シリーズの17年ぶりの完全新作です。
ネオロマンスシリーズ25周年記念作品の第2弾として、2020年に発売し、簡体字版・繁体字版の同時展開も予定しております。
本作では、これまでのシリーズに登場した「神鳥の宇宙」「聖獣の宇宙」に続く、新たな「第三の宇宙」を舞台とした物語が展開します。
新しいイラストレーター、新しいキャストによる、新たな守護聖たちの物語にご期待ください。
本作の続報は、2020年初頭を予定しております。
公式ツイッターのツイートも引用。
また、ネオロマンス25周年記念プロジェクト第2弾として、「アンジェリーク」シリーズの新作ゲームをNintendo Switchで制作することが決定??
新イラストレーター・新キャストが紡ぐ、新たな宇宙の守護聖たちの物語にご期待ください。本作の続報は、2020年初頭を予定??#アンジェリーク pic.twitter.com/BfgYKPFIPg— ネオロマンス公式 (@neo_romance) September 14, 2019
今回の発表は、最初のアンジェリークが発売した1994年から今年が25年目の節目になる
ネオロマンスシリーズの記念発表の一環ということになる。
発売は2020年初頭とのこと。PS2で発売された、シリーズ4作目の『アンジェリーク エトワール』が
2003年の年末に発売されているので、確かに17年ぶりの新作ということになる(初代の移植などは度々行われている)
リリース文で、わざわざスイッチライトでもプレイできるということをことさら強調しているので
やはり、スイッチライトの発売を機に、更にユーザーがある程度移ってくるということを
予測してのリリースということになるのだろう。17年ぶりとなる第5作目。ここまで
間が空いていると、乙女ゲーユーザーの中でも、このタイトルを知らないという人も
一定数いると思われるが、どのような訴求を今後行っていくのだろうか。