先月の終わりに発売されたファイアーエムブレム風花雪月。
据置のシリーズとしては、実に12年ぶりの新作となり
開発にはIS…よりは、コエテクの人材が多く関わっていることが明らかになっている。
シリーズ最大のボリューム、重厚なストーリーに対しての評価が
国内外で非常に高く、過去作それぞれに熱烈なファンがついているFEシリーズにおいてすら
歴代最高傑作という評を下しているユーザーも多くおり、まさに傑作というにふさわしいタイトルとなっている。
発売してから3週で、日本でのパッケージ版での売上は20万弱となっており
評価の割には少ない?とも思われがちだが、任天堂のカタログチケット効果が
相当に効いていると思われるタイトルで、おそらくかなりのプレイヤーが
DL版を購入していると推定されているタイトルでもある。実際、e-Shopでの
ランキングでは、発売前のあらかじめDLのときから含めて、5週連続
e-Shopの売上ランキング1位という、歴代最高記録を叩き出しており
パッケージ版と同じぐらいの比率で、DL版も売れているのでは?
と思わせるぐらいに、DL版での購入も多いと思われるタイトルである。
海外でも、発売前から各ゲームメディアより絶賛の声が挙がっており
一部では今年のGOTY候補と言った評価も得ているようなタイトルとなっている。
日本ではカタログチケット効果で、DL版が相当売れていると思われるが
小売の強い北米では、カタログチケットの施策自体はあったものの、ソフト自体の
定価が日本に比べて安いことから、パッケージ版がかなりの売れ行きを見せており
当ブログでも記事にしたが、入荷したものがすぐに売り切れを繰り返すという
強い需要が市場で見られたタイトルであったとのこと。
【機会損失】『FE風花雪月』が北米でかつてない品薄である模様。
他の任天堂が持つ強力なIPと比べると、万人受けしないゲームシステムもあって
そこまで売れない(とはいっても、他のメーカーなら十分主力を張れるのだが)
ファイアーエムブレムシリーズであったが、今回の風花雪月では
やはり、北米でかつてない勢いで売れていることが明らかになっている!
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『FE風花雪月』の北米でのわずか6日間で、覚醒に次ぐ売上を記録。歴代ロンチでは圧倒的な売上を見せていることが明らかに!
先述したとおり、北米では小売の力が強く、ゲームの定価などは
どんなに高いものでも59.99ドルと言った価格で販売されている。
日本と違って、価格が安いので、カタログチケットの施策は
あまり北米では重視されておらず、実は7月を以って終了している。
任天堂は施策を発表した時点で、北米は期間限定ときっちり告知していたが
なぜかネットでは終了していた!的な扱いをしているところが多かったようだが。
北米価格だと、カタログチケットはせいぜい1000円ちょっと日本円で安くなる程度の
感覚であるので、それならばパッケージ版を小売で購入するという層が多かったのだろう。
風花雪月は前評判の高さも相まって、北米での品薄につながったわけだが
やはり、これだけの売上を見せているとなると、その結果もすごいことになったようだ。
北米でのファイアーエムブレムシリーズの中で、6日間のロンチでの販売数は
歴代最高となり、更に既に総売上についても、覚醒に次ぐ2番手にまで浮上したということが
海外の集計機関であるNPDのデータで明らかにされたようだ!
US NPD SW – Fire Emblem: Three Houses instantly becomes the 2nd best-selling game in franchise lifetime sales, trailing only Fire Emblem: Awakening.
— Mat Piscatella (@MatPiscatella) August 15, 2019
こちらの方のつぶやきによると、NPD集計で風花雪月のロンチの売上は
まず歴代最高であったということ。そして売上も既に、数あるFEシリーズの
殆どを抜いて、覚醒に次ぐ二番手になっているということが紹介されている。
品薄であったことや、まだ6日間の集計に過ぎないということを勘案すると
間違いなく、北米での歴代シリーズ最高売上になるのは間違いないだろう。
覚醒から海外でのIP展開を地道にやってきたことと、海外でも売れ行きが好調な
FEHが今回の躍進に大きな一役を買っているのではないかと思っている。
今までの任天堂の強力なIPの中に、FEもめでたく仲間入りしたという状況だろうか。
FEHとの連動も上手く行っている状況で、今後FEはますます国内外で
任天堂の他のIPが担えない部分のユーザー層を獲得するための重要なIPとなっていくのは間違いないだろう。
こっちだ越前とかいう管理人が既に知ってたにも関わらず自慢げにコメント欄に載せて赤っ恥かく無能がいるらしい
私が言うべきではないですが…ドンマイ…です。越前さんは自分が書く記事の傾向を把握していると思うんですよねw
SRPG史上の最高傑作タクティクスオウガをFEが超える日が来るとは思わなかったです。(個人的感想)
タクティクスオウガって、好きな人の間では半ば神格化されているタイトルですよね。
その思い出補正すらも越えてくる風花雪月…やばすぎない?←
歴史にifはありませんが、Tオウガチーム(クエスト)が分裂せずオウガシリーズを出し続けていたら、(かつてのドラクエとFFのように)FEと好ライバルとしてSRPG界隈をより盛り上げてくれたのではと思います。
Tオウガディレクター松野氏のスクウェア移籍を坂口博信本人から聞いた週刊少年ジャンプ元編集長鳥嶋和彦氏は「(自分のライバルになり得るクリエイターを囲い込むなんて)おまえ、最低だな」と直接言ってのけたそうですが、僕から見ても目先の利益のために業界の発展を軽視した行為と言わざるを得ません・・・
FEもエムブレムサーガ事件など危機がありつつも、海外含めここまでブランド価値を向上させてきた背景には、相当な現場の試行錯誤があったことでしょう。サポートしてきた任天堂と共に、その努力がこうして報われているのは嬉しい限りです!
クエストは惜しい会社だったなと思いますね。個人的にはクインテットとこのクエストには
今も残り続けて、新たなゲームを作っていてほしかった…と思うディベロッパーですね。
タクティクスオウガも主に任天堂ハードで出ていた頃は名作でしたが、その後スクウェアに
吸収されてしまってからが終わってしまった感じですね。FF12を作った松野氏も
その後PSPなどで復刻されたタクティクスオウガは、評判がイマイチでしたし。
スクウェアという企業がだめにした人材は相当多いなぁ…と今になって思う次第です。
FEも一時期はシリーズ打ち切りの危機に立たされましたが
覚醒で復活して以降は、どんどんそのIPの存在価値を高めていますね!
風花雪月は、過去タイトルにこだわりを持つ人が多いエムブレマーの間でも
シリーズ最高傑作と言った声も多く出ていますので、本当任天堂のIPとして
他のIPが担えない部分の客層を取り込む、重要なIPになったと思いますね。