(この記事はコメントで頂いた情報から作成しています。情報提供ありがとうございました。)
2015年7月に胆管腫瘍で、55歳という若さで生涯を終えた
任天堂の岩田聡元社長。
元々天才プログラマーとして名を馳せ、HAL研究所でプログラマーとして
任天堂のタイトルの多くに関わり、様々な逸話が残る人物である。
故・山内溥元任天堂社長から時期社長として指名された後は
任天堂の社長兼広報的な立ち位置で精力的に仕事をこなし
インターネット上での様々なメディアからのインタビューや、ニンテンドーダイレクトといった
プレゼンテーションを自らこなし、ゲーム業界に留まらない名物社長として多くのゲーマーから愛された。
日本国内…いや、むしろ海外の方が氏についての評価を非常に大きくしているところがあり
急逝された時は、海外の大手新聞が大きくその死を取り上げた。
その岩田社長が亡くなったのは2015年7月11日。つまり、そろそろ亡くなってから
丸4年が経過するわけだが、その丸4年となる7月11日にほぼ日刊イトイ新聞にて
かつてファミ通の編集者であり、その後任天堂の社長が訊くの編集に携わり
今はイトイ新聞の編集を行っている永田泰大氏が、生前の岩田社長の発言を集めた
『岩田さん 岩田聡はこんなことを話していた。』の
販売申込受付が開始されることになっている。岩田元社長とイトイ新聞の主宰である
糸井重里氏は、MOTHER2開発の縁から、宮本茂氏とともに昵懇の仲であった。
そのため、イトイ新聞には多くの岩田氏に関するコンテンツが残されており
また今回の書籍においても、一般の書店での販売より前に、この節目に合わせたであろう
先行販売が行われているということになる。
この書籍のほぼ日ストアでの販売申込が、あと僅かに迫ったわけだが
このタイミングで、著者の永田氏による本ができるまでの振り返りを
ほぼ日のサイト内で、販売申込開始までの期間更新されることが明らかになっている。
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著者の永田氏による『岩田さんの本をつくる。』が販売申込開始日までの期間、短期連載で更新されることが告知。
イトイ新聞全体に言えることだが、表現が硬くなく、やわらかな雰囲気が漂っている文章だなと
サイトを読むと思うことがあるが、今回の岩田社長の本の発売直前に当たって、編集者の
永田泰大氏が、『岩田さんの本をつくる。』という短期連載を、販売申込受付開始の11日まで…
計4回に渡って更新されることが告知される。その目次のページはこちら。
そして、第一回の本日更新された分は以下となる。
ここに引用を貼るのは控えたいと思う。そんなに長い文章ではないし
何より、イトイ新聞の一コンテンツとしての要素が重要だと思うからだ。
永田氏の文章は、何か不思議な気分にさせてくれる良い文だと思う。
岩田社長のかなり近くで仕事をしてきた、永田氏がどのようにあの日のことを思ったのか…
そんなことが短く平易な文で綴られている。岩田社長について特別な想いを持つ
ゲーマーであれば必読の内容となりそうなので、あと3回更新される分も読みたいと思う。
情報提供のつもりではなかったんですけどね・・・「余計なお節介だったかなぁ?」と思っていたのですが(苦笑)
というわけで、あちらでのコメントへの返答も兼ねてこちらで・・・
今日の更新で連載が終わりましたが、永田氏が、いい意味でファミ通の元編集者らしくないという感想もありましたが・・・本題はそうではないので(笑)
改めて思うのは、岩田氏のことを悪く言う人が本当にいないんだなぁ・・・ということでしたね。
以前の、川上量生氏の連載の特別編で石原恒和氏、三津原 敏氏、田中宏和氏が岩田氏のことを語っていらっしゃいましたが・・・涙が出そうな、鳥肌がたちそうな・・・そんな記事でしたね。
今回の永田氏の連載も、(今回のネタバレは極力避けるように書きますが)岩田氏の人となりがよくわかるようであるお話で、こちらも何故か涙が出そうで・・・
個人的には「岩田氏のために何かしたい」ではなく、「岩田 聡という存在を残したい」というのが本を作る動機になったと思いましたね。以前の糸井氏の山内氏の銅像を作ろう発言ではないですけど、そんなことを思い出すような連載だったなと。
当然、私も購入はします。ほぼ日ストアでなく、書店で買うことになりそうですが(笑)
個人でやっているサイトですので、どうしても情報の取得には限界があるのです。
なので、コメントや上のタレコミフォームからの情報は本当に大いに助かっております。
情報提供のつもりでなくても、こちらが勝手に拾うことがあるので、そちらはご勘弁いただきたいかなとw
岩田氏ももちろん人ですから、誰々が嫌いとか、快く思っていないとか
そんなことはあったはずです。ただ、それを表に決して出しませんでしたし
任天堂という世界でもトップクラスの娯楽に関する企業のトップということで
なんというか、そういった態度を表に出すことを自制していたのかな…なんて思うことがあります。
もちろん、本人の人柄もあるんでしょうけれど、それで無理をしすぎて、結局
早逝してしまったのかな…なんて思うこともあります。
永田氏の連載は、とても素朴で短いものですが、岩田氏の人となりを
十分に感じられる連載だなぁ…と。こういう文章が自分でも書けたらいいなって思います。
永田氏の想いを著書から受け取りたいと思います。
自分は先にも書きましたが、既にほぼ日ストアで予約済みです。
発送されてくるのが今から楽しみです。