1987年に、当時CSゲーム市場を席巻していた

ファミコンに対抗する形で、NECホームエレクトロニクスとハドソンの共同開発で生み出された

ゲームハードであるPCエンジン



当時ファミコンブームの渦中にあって、発売されたハードであるが

接続時にファミコンのRFスイッチを流用できるなど、ファミコンを持っていると

その購入へのハードルはかなり低かったイメージがある。

しかし、複数台のハードを持つのが珍しかった時代に、このPCエンジンを

購入していた人は意外に少なく、逆にこのハードを持っている友人などは

ある意味憧れの目で見られていた…そんなハードである。


Huカードと呼ばれるカード型のソフトが、ファミコンには感じられない

未来的なイメージを感じさせ、個人的にかなり憧れのハードであったが

最終的にこのハードを管理人が購入することは無かった…。


と、自分の思い出は置いておいて←

ゲームとしては初期には多くのサードも参入しなかなか頑張っていたが

途中から様々な派生ハードが出ており、よくわからない状況になってしまったあと

凋落が進んでしまった。最終的に競争からは脱落してしまったがFCやSFCには出せないアダルトなゲームも

いくつか販売されており、ゲームハードの歴史を語る上では欠かせない名機…と個人的には認識している。


そのPCエンジンが、昨今の往年のゲームハードのミニ化の波に乗っかることが発表された。

そう。コナミから『PCエンジン mini』が発売されることが正式に発表されたのである。


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コナミより『PCエンジン mini』が発売されることが正式にアナウンス!

前述の通り、PCエンジンはNECホームエレクトロニクスとハドソンが共同開発したハードである。

しかし、NECホームエレクトロニクスもハドソンも現在は存在しない会社となっている。

ハドソンは、コナミに吸収合併される形で、IP自体はある程度存続している。

記憶に新しいところでは、スイッチのロンチで発売され、その後他機種にもマルチされた

スーパーボンバーマンRや、アーケードで展開されているボンバーガールなどの

もととなっているボンバーマンは元ハドソンのIPである。


最近のコナミはCSハードに若干その力を戻してきており

最近では、アーケード、悪魔城ドラキュラ、魂斗羅のコレクションなどが

マルチで発売されている。魂斗羅コレクションに至っては本日より配信となっている。


そのコナミが、E3でゲーム業界が盛り上がっている今の期間…ということを

恐らく考慮してであると思われるが、PCエンジン miniを発売することを、本日電撃的に発表している!



収録タイトルのうち、ごく一部を紹介したPVも公開されている。



最初に発表されているのは、PCエンジンを代表するソフトばかりとなっていて

ある意味面白みに欠けるところがあるが、逆を言えば無難なラインナップとも言える。

もっとも、これから多くのタイトルが公開されていくのは間違いない。

PCエンジンといえば、例えば桃太郎伝説シリーズが多く展開されてもいたが

産みの親のさくまあきら氏がコナミとほぼ喧嘩別れ状態にあるので、収録が難しそうなのがネックか。

桃太郎シリーズが多く収録されれば、それだけでかなりの魅力となるのだが…。

個人的にはカトちゃんケンちゃんを希望したいところだが、権利関係が難しそうだ…。

カトちゃんケンちゃんごきげんテレビという番組内の、ミニドラマがゲームの元となっていたりするので



TBSにも権利があったりすると、収録は難しいかもしれない…音楽は最高に良いのだが。



PCEにはナムコのタイトルで良いゲームが多い。

例えばベラボーマンや、ワンダーモモや、源平討魔伝など。

後は名移植と言われたR-TYPEI・II辺りも面白いかもしれない。

ちなみに、R-TYPEI・IIは普通の意味での続編というものではなく

初代R-TYPEを前後編という形で発売されたもので

恐らくSTG史上唯一の、分作タイトルではないか?と思われる。

容量の問題でこうなってしまったのだが、移植度は素晴らしいと絶賛されているタイトルである。

管理人は残念ながら、PCエンジンの初期の方しか知らず、中期以降は殆ど知らないが

それでもいくつかやりたいタイトルを思い浮かべることが出来る。

今後ラインナップも次々と明かされていくだろうが、ミニシリーズでも最高の出来と思われる

メガドライブミニに追いつく…まではいかなくとも、それに並ぶぐらいの気概を

見せてくれる商品になってくれることを切に願いたい。


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