元は1996年の、SFC晩期に発売されたRPGタイトルであり
当時かなりの人気を博したスターオーシャン。
エニックスをパブリッシャーとして発売されたトライエース開発の
RPGで、戦闘の時には仲間がバトルフィールドを動き回り敵を縦横無尽に蹴散らしていく
当時としては独特な戦闘システムと、SFCとしては最大容量の48Mb(メガビット)の
タイトルとなっており、戦闘中に仲間が喋ったり必殺技を叫んだりするのが特徴的であった。
トライエースはウルフチームというディベロッパーの一部が独立して
設立された会社であり、その前年にナムコから出ていたテイルズオブファンタジアと
似たような雰囲気があったゲームだったが、テイルズとはまた別のファンを獲得するに至った。
その後、2がPS、3がPS2、4がPS3とXbox360、そして5がPS3・4で発売されているが
残念ながらシリーズを重ねるごとにファンからの声は厳しくなっているタイトルで
現在はスマホゲーのアナムネシスが主力。そちらはそれなりのファンは獲得している模様。
IPが生まれてから23年目となる、JRPGの中では歴史の有る方のタイトルになっているが
5の酷評以降、新作がCSに出るなどの動きは今のところはない。
アナムネシスもスマホゲーなので、IPの認知に貢献しているとはいい難く
このままではIPの自然消滅もありえるような状況であるが
IPとしては、やはり存続したいのか、かつてのタイトルのリマスターの
リマスターがPS4とスイッチで発売されることが告知されている。
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『STAR OCEAN First Departure R』がPS4とスイッチで発売決定。
スターオーシャンシリーズだが、現在はPSがメインのプラットフォームとなっている。
だが、前述の通りシリーズが生まれたのはSFCであり、任天堂ハードであった。
しかし、現在は任天堂ハードには全く出ておらず2以降で任天堂ハードで発売されたのは
2のスピンオフ的なタイトルであるブルースフィアがGBで出ているぐらいである。
このスターオーシャンシリーズだが、リメイクや完全版が多く出ているのが特徴的なタイトルで
特に2などは2回、プラットフォームを変えてのリメイク版のものが発売されていたりする。
なので、このタイトルにおいては、その手の商法が当たり前になっているタイトルなのだが
SFCで出た初代のリマスターが、再度PS4とスイッチで発売されることが発表されている。
スクウェア・エニックスは本日(2019年5月25日),PlayStation 4およびNintendo Switch用ソフト「STAR OCEAN First Departure R」を発表した。
「スターオーシャン」シリーズの第一作として,1996年にスーパーファミコンで発売された「STAR OCEAN」。そのリメイク作として,2007年にPSPで「STAR OCEAN First Departure」が発売されているが,今回発表されたのは,PSP版をHD移植し,さらに新機能を追加したタイトルとなる。
発売時期や追加情報は,後日あらためて発表されるとのことだ。引用元: 初代「スターオーシャン」のリメイク版をHD移植し,新機能を追加したPS4/Switch用ソフト「STAR OCEAN First Departure R」が発表
2007年にPSPでリメイクされたスターオーシャンの初代の、HDリマスターが
PS4とスイッチに発売決定ということになる。前述の通り、スターオーシャンシリーズが
任天堂ハードに出るのはブルースフィア以来で実に18年ぶりとなる(今年発売の場合)
もっとも、PSPのリメイク版はそこまで評価が高くないのが現状では有るが…。
久々に任天堂ハードに発売されるスターオーシャン。とりあえず、IPを維持するためには
スイッチに出して新しいユーザーを獲得する必要があるという判断と考えるのが自然なのだろう。
となると、今後スターオーシャンシリーズがまたCSに新作?という可能性も?
もっとも、発売されるのは恐らくPS4だけだろうし、今のスターオーシャンは
あまりにもゲームとしての期待は出来ないIPとはなっているので、あまり個人的には嬉しいものではないが…。
SFC版をかつて、楽しんだ管理人としては今回のリマスターは値段次第で購入する可能性はある。
一体発売日と、価格はどうなるのだろうか?
おまけ
スターオーシャンシリーズの音楽は、ウルフチームの作曲家である桜庭統氏が主に担当。
初代の中で一番好きなのは以下の曲だったりする。
Calm Timeは名曲だぜぇ…
スーファミって95年末にピークを迎え、96年以降は32ビット機と64の影に隠れた印象がありますが、この時期にも名作がとても多いんですよね。(任天堂のマーヴェラスは良かったなあ・・)本作の第一弾は当時かなりインパクトがありました。
開発元のトライエースから派生したトライクレッシェンドは後にあのモノリスと共同でバテンカイトス2作を手がけました。バテンのあの斬新な戦闘システムや何度もリトライしたくなるバランス調整を見る限り、実力はあるチームだった思うのですが、今現在モノリスと比べてしまうと・・ 開発会社って本人たちの努力だけでなく、どのタイミングでどんなパブリッシャーと巡り合うとか、運の要素も大きいのかもしれません。(任天堂はその点も巧いですよね。各チームの個性をのびのびと発揮させつつ、クオリティの指導はしっかりやる感じで)
大体のハードは晩期に良いゲームが出ることが多かったりしますね。
95年は今見ても恐ろしいほどのJRPGの当たり年。そして1996年は
SFCの中では大容量のゲームが多く出ていて、演出面などでも
力の入ったゲームが多く出ていましたね。PSなどに客層を奪われ
下火になっていた時代でもありますが、ニンテンドウパワーなどのサービスもあって
SFCはかなり長く支持されていたハードでした。
トライエースも昔は技術力高かったですけれど
今はもう…CSでほとんどゲームを出さなくなって開発力は落ちているんでしょうね。
確か2ndのリメイクはボロクソな言われようでしたし、5も評価は非常に悪いですから…。
モノリスは本当任天堂に拾ってもらって、良かったと思います。開発力はあったけれど
そのやり方がまずくて、その辺りのノウハウを任天堂に教えてもらってから
劇的に開発効率などが上がったという話ですから。確かに運の要素が多分にあるのでしょうね。