去年の10月13日に、PS4の周辺機器として発売された
対応ゲームをVRで遊ぶことが出来るPSVR。
VR機器は、他にも多数、様々な会社から発売されているが
それなりのVR体験をしようとすると、現在は6桁近くの出費が
必要となるのが相場となっている。
その点、PSVRはそれらのVR機器に比べると、価格を抑えたのが特徴的で
他社主要VRの半分程度の5万円ほどの出費で、VR体験をすることが出来る。
ただし、日本国内では品薄で現在はプレミア価格を覚悟しなければならないが…。
昨年は、日本のマスコミもVR元年と称して、VR推しをする姿が見られたが
どうにも、VR元年と推した割には、イマイチ元気が無い市場のように見える。
個人的にも、HMD型(ヘッドマウントディスプレイ)のVRは、まだまだ
技術的に発展途上だと思っている。ゲームについても、目の前で激しい
映像が繰り広げられるので、合わない人にはとことん合わないようで
体験した人には、気持ち悪くなってしまい吐いてしまった…といった
感想も散見されるようである。
と、VR元年を推すには、あまりにも技術がまだまだ追いついていないと
思うわけだが、そのPSVRが全世界の販売台数が100万台突破とのことである。
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100万台到達も、売れ行き的には芳しくないのでは…?
昨年の10月13日に発売され、発売当初は国内外で結構話題になったPSVR。
発売当初は、世界各国で完売となったが、日本での販売台数は5万台ほどだった。
今年の2月19日時点でソニーは、PSVRの全世界の売り上げを91.5万台と発表していた。
そして、本日報道されたニュースで全世界の販売台数が100万台を突破したとの発表を行った。
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は、プレイステーション4向けVRヘッドセットPlayStatation VR(PSVR)の全世界への販売台数が100万台を突破していることを明らかにしました。
PSVRは2016年10月に発売、3月には全世界で91.5万台を出荷したことが明らかになっていました。6月時点で前回発表より3ヶ月が経過しており、100万台という数字は不思議ではありません。
前回は、発売4ヶ月経って91.5万台であったが
今回は、3ヶ月経って8.5万台という推移である。
幾ら発売日需要と、ホリデーシーズンがあったとは言え
この落差はあまり芳しくないのではないかと個人的に思う。
そもそも、販売が好調であれば、ソニーももっと増産するはずだが
未だに国内では、入手が難しいようであるし、逆に海外では簡単に買えてしまう
品余り状態になっているようである。
この数字の妥当性は、類似価格帯のVR商品が無いので、なんとも言えないのだが
少なくとも、VRが本格始動する前にSIEの日本プレジデントである盛田厚が
ファミ通に語った、PSVRは一家に一台PS4を普及させるだけのポテンシャルが
あると思っていると語っていた事からすれば、想像以上に売れていないと考えるのが妥当ではないだろうか。
SIEJA 盛田 厚プレジデントに訊く“プレイステーション4の戦略”【TGS 2016】
この数字が成功かどうかは、当のSIEしか知る由はないが
少なくとも、周りでPSVRのゲームの話を聴いたことは個人的に殆どないし
以前、このブログでも取り上げた、カイジの鉄骨渡りゲームが
わけの分からないことになっているなどの事実を見れば、やはり
PSVR市場は、大した市場ではないと推測できるかと思うが…。
今後のVRの売れ行きに注目したいと思う。