現地時間の、3月20日に配信が行われた、ニンテンドースイッチにおいて
注目のインディーズタイトルを紹介する「Nindies Showcase Spring 2019」
据え置き機にも携帯機にもなれるニンテンドースイッチが、現状どのプラットフォームよりも
インディーズとの相性が良いタイトルになっているのは、誰の目からも明らかになっている事実であり
当ブログでも、ニンテンドースイッチでリリースしたインディーズタイトルが開発者も満足するほどの
売上を上げているという例を多数紹介している。その結果、任天堂としてもWiiの時代の
Wii Wareから独自に力を入れてきたインディーズタイトルの誘致で蒔いてきた種が今実っていると実感していると思われる。
その結果が、日本でも海外でも定期的に配信が行われるインディーズタイトルの
新作発表配信となるわけだが、今回の「Nindies Showcase Spring 2019」においては
任天堂ファンとしても驚きのコラボが、本家のニンテンドーダイレクトを彷彿とさせるかのごとく
最後の最後のサプライズ枠として発表が行われた!
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任天堂の看板IPがインディーズとのまさかのコラボ!『ケイデンス・オブ・ハイラル:クリプト・オブ・ネクロダンサー feat. ゼルダの伝説』の配信が決定!
本家のニンテンドーダイレクトが行われる際に、もはや恒例となった
視聴者を驚かす最新のサプライズ情報。2月のサプライズは夢をみる島リメイクだったわけだが
今回の「Nindies Showcase Spring 2019」でも、その本家を彷彿とさせる驚きの発表があった。
それが、インディーズディベロッパーであるBrace Yourself Gamesが
開発し、ニンテンドースイッチにも配信が既に行われている、リズムゲームとローグライクを合体したゲームである
『クリプト・オブ・ネクロダンサー』と
任天堂の看板IPであるゼルダの伝説がコラボした
『ケイデンス・オブ・ハイラル:クリプト・オブ・ネクロダンサー feat. ゼルダの伝説』である!
これは…いやはや驚いた…。インディーズタイトルであっても、任天堂のIPを利用できるものなんだ…と。
よくよく考えれば、同じくインディーズタイトルになるショベルナイトのamiiboを快諾したり
挙げ句スマブラSPに登場させるなどの措置も行っている任天堂である。ちゃんと真摯にゲームを
作るメーカーであれば、交渉次第で色よい返事がもらえるのかもしれない。
実はその辺りの経緯が、既に開発者から明かされているようだ。以下引用。
Brace Yourself GamesのCEOであるRyan Clark氏はIGNのインタビューに答え、今回のコラボレーションがどのように実現したかを語っている。Clark氏によると、まずスタジオはDLCのような形で『ゼルダの伝説』のキャラクターを使えないか任天堂に尋ねたところ、任天堂は“DLC以上”のレベルでプロジェクトに興味を示したそうだ。もともと同氏もNintendo Switch向けにゲームを作りたいと考えており、お互いに関心が一致したことから新作を作ることに至った。本作については、『ネクロダンサー』としても『ゼルダの伝説』としても成り立つように心がけているともコメントしている。
引用元: 『ゼルダの伝説』の世界で、リズム・ダンジョン探索する『ケイデンス・オブ・ハイラル』Nintendo Switch向けに発表
これには開発者もびっくりしただろうな…と。ゲームのいちDLCで使わせてもらえないかとの提案自体も
なかなか大胆な提案だと思うが、DLC以上ならという、更に一歩進んだ形での提案が任天堂側からされたということである。
既に世界最強のソフトメーカーでもありながら、こういったところの良い意味での気さくさは
インディーズディベロッパーにとっても、心強いものであると思われる。
ちなみに、日本でのローカライズもすでに決定している本作だが
ローカライズを行うのは任天堂ではなく『クリプト・オブ・ネクロダンサー』を
ローカライズしたスパイク・チュンソフトになるとのこと。
『ケイデンス・オブ・ハイラル:クリプト・オブ・ネクロダンサー feat. ゼルダの伝説』が発表されました!こちら日本ではスパイク・チュンソフトより発売いたします。詳細は続報をお待ちください。 https://t.co/xjO9PZEAaa
— スパイク・チュンソフト (@spikechunsoft) 2019年3月20日
チュンソフトといえば、日本でのローグライクを広める立役者となった
不思議のダンジョンシリーズの生みの親のメーカーとなるが、この『クリプト・オブ・ネクロダンサー』は
従来のローグライクのようなターン制ではなく、1ビート1ターン制…さしずめ
RTS(リアルタイムストラテジー)ローグライクと言ったジャンルになっている面白いソフトである。
正直、スパイク・チュンソフトの最近のゲームリリース内容を見るに不安が残ることは
正直否めないが、任天堂がその分きっちりと管理したローカライズになることを期待したい。
配信は今春ということで、早ければ来月、遅くとも5月内といったところだろうか。
配信されたら即DLしたいと思うので続報を待ちたい。
余談だが、最近夢をみる島の前にe-Shop配信のタイトルで、2Dゼルダの小粒な新作が出るという
噂があったが、果たしてこれがそうだったのだろうか…?
曲が夢島じゃないか
そうなんすよねw夢をみる島の前のウォーミングアップでしょうか?←
驚きましたね
任天堂を代表するIPがインディーズゲームに登場するとは。
インディーズゲームに対して、任天堂の姿勢がどういったものなのか良く理解出来ました。
インディーズ市場に対して門戸を広げている事は素晴らしいと感じています。
大作ソフトの存在も1ゲーマーとして大変楽しませて貰っていますが、アイデアに情熱を注ぐソフトへの評価も大切にしなければなりませんし、実際面白いソフトも多くありますからね。
……時間が欲しい…(社会人としての切実な想い…)
こういう良い意味でのフットワークの軽さが任天堂の強さと人気の秘訣なんだろうなぁと。
普通、今年で発売から33年になる超人気IPをコラボさせるなんて、やらないと思いますからね。
最終的には門戸を広げるという狙いがあったとしてもです。しかも任天堂側の提案で、DLCレベルではなくて
製品レベルでと持ちかけているのですから凄いとしか言いようがないです。
やはり、人を楽しませる娯楽という観点第一で考えてきた
任天堂は他の会社とは考え方の根本が違っているのだろうなと思います。
時間とお金は私もほしいですw