(この記事は頂いたコメントから作成しています。情報提供ありがとうございました。)

このブログでも記事にした、任天堂がスイッチに於いて

VRを今年の早い段階で出す…と言った話を少し前に紹介した。


【噂】ニンテンドースイッチ、VRに対応か?


2016年がPSVR発売で、『VR元年』ともてはやされたが、結局のところ

VRは未だに市民権を得ているわけではない。かなり高価なHMD型のデバイスを

利用してプレイするスタイルは特に改善されたわけでもなく、またそのデバイスも

良いものは基本的に高い。PSVRは値段としてはかなり抑えている(もっとも定価から割引状態だが)

部類に入るが、やはりまだまだハードルは高く、またソフト不足という最大の問題もある。

技術としては凄いことがわかりつつも、数々のハードルがありまだまだ一般化するには時間がかかりそうなVRである。


任天堂はVRにおいては、今から24年前の1995年に家庭用のVRハードとして

バーチャルボーイを発売している。



横井軍平氏が携わったハードだが、売れ行きはさっぱりで、専用ソフトも20本程度出ただけで

その短いハード寿命を終えた。ただ、最終的には黒字であったらしいが。

そのリベンジとなるハードが3DSだったが、VRという域にまでは達していない。


しかし、だからといって任天堂がVRに興味が全く無いかというとそんなわけではなくて

宮本氏が、今のVRの遊び方には疑問を呈しているというのはあるが、先にも書いたとおり

海外からVR対応に対して、近々行われると言った話題も出てきていたということになる。

そして、その一つの回答と思われるものが昨日電撃的に発表された!


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ニンテンドーラボ第四弾キットとして『Nintendo Labo: VR Kit』が4月12日に発売することが決定!

正直言うと、冒頭に引用したリンクの記事については、個人的には海外のとばしかと思っていた。

VRについては、可能性は探ってはいるものの、まだ時期的に早いと判断しているように見えていたので

まだまだ任天堂がVR機器を出すのは先になると個人的には踏んでいた。


しかし、その個人的な予想は外れることとなった。VRがニンテンドーラボ

第四弾として『Nintendo Labo: VR Kit』をおよそ一ヶ月後の

4月12日に発売することを電撃的に発表している!

 任天堂株式会社(本社:京都市南区、代表取締役社長:古川俊太郎)は、2019年4月12日(金)に『Nintendo Labo』シリーズの新作『Nintendo Labo: VR Kit(ニンテンドー ラボ VRキット)』を発売いたします。

VRをつくる、VRであそぶ、VRがわかる。
段ボール製の工作キット「Toy-Con(トイコン)」を組み立て、Nintendo Switchと組み合わせればNintendo Switchでお手軽なVR(バーチャルリアリティ)のゲームを遊ぶことができます。
VRゴーグルToy-Conは手で持って操作しますので、頭への着脱の手間なく、素早く取り扱える点が特徴です。

VRゴーグルToy-Conを、バズーカ、カメラ、トリなど5種類のToy-Conと合体させることで、VR空間で実際に体を動かしゲームの世界と連動するユニークな体験をお楽しみいただけます。

VRゴーグルと5種類のToy-Conがセットになった標準パッケージと、VRゴーグルとバズーカToy-Conだけがセットになった「ちょびっと版」の2種類のパッケージでの発売を予定しています。

出典:https://www.nintendo.co.jp/labo/kit/vr.html


いやはや…これは全くもって予想外であった。まさかニンテンドーラボの一環としてVRキットを出してくるとは…。

当然ながら、このVRキットで体験できるのは、そこまで本格的なVRではないだろう。

それでも、まずは導入までの敷居が値段や環境などと言ったところで、ハードルが高い

VRが、このお手頃な値段で出来るのは、本格的なVRを体験させる取っ掛かりとしては非常に良いものだと思う。

特にお手軽版なら、4000円程度で体験出来ることになるので、VRに興味があっても、値段が…と

思っている人も、気軽に試せるところは評価に値するだろう。うまくすればPSVRも含めて

他のVR機器の購入の導線にもなるかもしれない。他のVR機器を出している会社としても

この任天堂の試みは歓迎すべきものであるかもしれない。


なお、VR視聴における目に対する影響などについてが、その辺りは3DSでさんざんネガキャンされた

任天堂らしく、今回のVRは専門家監修の元、7歳以上であれば問題なく使えるものに仕上げていることを

明言していることも併せて追記させていただく。

対象年齢について
VRモードの対象年齢は【7歳以上】です。6歳以下のお子様がゲームをプレイする場合は、VRモードの使用をお控えください。

小さなお子様の視覚の発達に与える3D映像の影響について、眼科学・視覚研究の専門家に監修いただいたうえで、VRモードの対象年齢を設定しています。
なお、お子様がVRモードでゲームをプレイされる場合、体調の変化に気付きにくいことがあります。このため、VRモードでは、一定のプレイ時間ごとに休憩をとることをゲーム内で案内しています。お子様がVRモードでゲームをプレイされる際には、適宜お子様に休憩を促していただきますようお願い致します。
『VR Kit』のソフト内で設定することで、VRモードを制限することができます。必要に応じてご利用ください。

7歳以上であれば、基本は小学生なので、子供の知育としての価値も当然あるタイトルになる。

この新たなお手軽VRが、停滞気味のVR市場に新たな風を吹かせることが出来るか?発売後の評判や売上に注目したい。


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