2011年12月17日、SCEの携帯機・PSPの後継機として発売されたPS Vita。
3DS(2011年2月26日発売)から遅れること約10ヶ月。
3DSに対抗する形で発売された携帯機であったが
前世代のPSPの資産は全く活かされず、発売直後から苦戦。
ドコモと提携して3G通信を行えるプランを契約すれば
携帯機でありながら、どこでもオンラインにつなげると言ったサービスもあったが
時代が4Gに移り変わって行く真っ只中であったため、全くと言っていいほど
人気がなく、ドコモも早々にプランの提供を打ち切ったほどである。
PSPはそれなりに売ったが、その原動力となったカプコンのモンハンが
最終的には本編が出ることがなく、3DS側に移ってしまった結果
更に関心は薄れ、任天堂のポケモンのような強力なソフトもなく
いつまでも3G対応の初回モデルが売れ残る事態となってしまった。
そして、発売から2年半後の2014年にSCEが俺の屍を越えてゆけ2を発売したが
それ以降、SCEがゲームを出すことがなくなり、Vitaから完全撤退となってしまった。
発売から2年半でファーストが完全撤退するという前代未聞のハードとなったが
その後はPS3や4のゲームの横マルチとしてゲームが細々とは出続け、マイクラが少しだけ
息を吹き返させる材料になり(携帯機では3DSにマイクラが来たのはずいぶんあとになったので)
延命は行われていたが、今では週販でも殆ど売れない状況がずっと続いていた。
最終的に日本以外ではほぼ空気だったVitaは、昨年ついに2019年で生産・出荷を完了することが公式で発表された。
そして、そのPS Vitaが近日出荷完了という公式サイトの表示になったのはつい先日の話である。
【ついに…】PS Vita、”近日出荷完了予定”の文字が公式ページに記載される。
この記事の更新日は先月の21日だが、近日とはいっても
すぐに終了ではなく、年度末と同時に出荷完了ぐらいかな?と
個人的に予想していたのだが、思いの外その時は早く訪れたようだ。
Sponsored Link
3月1日を以って、PS Vitaの全モデルが出荷完了に!7年2ヶ月半の歴史に幕。
近日出荷完了の文字で、近日がどれくらい直近を指すのかは明確なものではなかったが
先にも書いたとおり、告知から1ヶ月ぐらいはまだ出荷は行うものだと勝手に個人的に考えていた。
しかし、3月1日を以って、PS Vitaは全ての出荷完了を終えたことが明らかとなった。
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)の携帯ゲーム機「PSVita」の公式サイトが1日に更新され、商品概要の表示が「近日出荷完了予定」から「出荷完了」に切り替わった。名実ともに同機が約7年の歴史に幕を下ろした。
PSVitaは、2011年12月に発売された携帯ゲーム機で、液晶画面のサイズが5インチと大きく、Wi-Fi通信などを備えていた。日本市場では人気だったが、据え置き型が主力だった欧米では苦戦し、海外での出荷は終了。昨年に国内の出荷が19年で終了し、現段階で後継機がないことも明言されていた。終了後も専用ソフトの販売は継続する。
というわけで、出荷完了の表示になってから僅か1週間ほどで出荷完了となった。
引用記事にもある通り、これでSIEの携帯機の歴史は終了となる。
後継機は今の所話として全く出ていないし、出したところでスイッチに完全に需要を吸われるだけで
基本的にはSIEが次世代携帯機を出すことはないだろう。(逆に出したら別の意味で面白いが)
7年2ヶ月半の歴史を長いかあっけないと思うかは人それぞれだろうが、発売から2年半で
ファーストが撤退したのにここまでよくやったとは個人的には思う。マイクラが無かったら
もっと早く寿命を終えていたのは間違いないだろう。逆を言うと、マイクラが延命をしてしまったせいで
事業を畳もうにも畳めなくなった…という側面がもしかしたらあるかもしれない。
SIEの捉え方が表に出てくることは無いだろうが、結局日本でも600万台にもいかず
海外では死に体な状態であったPS Vita。結局の所、発売元のSIEから全く愛されなかった
ハードと言え、なんというか哀れみの情も少しばかり湧くのは気のせいではないだろう。
ソフトの販売はもう少し続くが、ソニーの携帯機完全終了という一つの時代が終わったことをしみじみと感じるのであった。
モンハン抜きにしたってそもそものソフト売上が悲惨だからなぁ
(ハマムライン超えたのは僅か3本)
マイクラは売れたけどそのマイクラはMSでしかもvitaの次に売れてるハードがswitchという
ハマムラインは、それぞれ最大の数字になっている各所の集計機関をひろうと
なんとか4本になるみたいです。22本予想の5分の1にも満たなかったですね…。
マイクラは今は完全にMSに利益が行ってしまう形ですし、なんというか完全に自前のソフトで売れたのが無かったですよね。
文字入力が「うそしし」て・・・(苦笑)
新たに記事があったので、こちらにも。
まあ、でも本当にSIEのソフト制作チームだけでなく、ハード側方も何をしたかったんだ?と思うようなハードだったような気がしますね。
PCH-1000の端子の1つは使われないままでモデルチェンジの時にはなくなりましたし、もう1つの端子もモデルチェンジの時に独自規格からmicroUSBに変更されてましたし、画面も有機ELから液晶に変更になりましたし・・・
最初からPCH-2000の仕様で良かったんじゃ?と思いましたね。モデルチェンジ前に買ってる私がいっても説得力が微妙ですけど。
まあ、ハードがどんな仕様であれ、出るソフトに魅力がなければただの箱というのを見事に証明してしまっただけに終わった印象ですね。
繰り返しになりますけど、私の場合は興味があったソフトがあったので買う切っ掛けにはなりましたけど。
ここの文字認証は結構変なことが出ますw
以前、『んららら』という言葉が出た時は思わず目を疑いました←
最初から最後までコンセプトに芯が通っていなかったような気がします。
なんというか、3DSに対抗する形で少しグレードアップした機能をつけましたが
どれもが宝の持ち腐れになってしまったなぁと。開発側も何をすればいいのかわからなかったのかも知れません。
有機ELも端子も、なんというかあとになって大きく変えてしまうのであれば
それはもともとのコンセプトがブレていたということになります。
ソフトについては、ほんと独占が少なかったですからねぇ…それこそ乙女ゲーぐらいが独占だったような気がします。
せめてロマサガ3でも出りゃやろうと思うが、死んだまま部屋にいる。
そして当のロマサガ3は延期。アヒャヒャヒャヒャ。
ロマサガ3の最初の発表って2017年ですからね…。
基本的にリマスター移植なのに、いつまでかかってるの!?って感じですから。
ファンとしては泣くしかないですよ。